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【"Faint Lights" 田中慎太郎 with Phidias Trio】 曲目紹介その1

2022年12月10日に作曲家の田中慎太郎さんとPhidias Trioのコンサートを企画しております。田中さんとの出会いはヴァイオリンの松岡麻衣子さんが演奏する録音(以下にURLを貼っておきます)を聞いたのがきっかけです。田中さんの曲の持つ、優しくて温かく、祈りのような世界に心を奪われ、コンタクトをとりました。田中さんご本人も、まさしく彼自身の音楽そのままのような人柄で、魅力はさらに深まりました。

彼の音楽からは、冬の真っ白い雪景色に太陽が差し、春の訪れを感じるような
生命の神秘を感じることができます。それは奇を衒うこともなく、ただ自然の声が聞こえてきます。

音で描いた詩を、是非聴いて、感じに来てくだされば幸いです。(岩瀬龍太)

演奏曲について、田中さんからコメントをいただきました。
まず、“永遠と一日”より「春は馬車に乗って」「落葉の踊り」「灯火」の3曲についてです。

私は2020年よりwinter light ensembleという室内楽アンサンブルを組織して活動しています。COVID‑19と共にスタートしたプロジェクトなので、まだ演奏会は無観客ライブ配信(※)という形式でしかできていないのですが、今年の秋にアルバムをリリースしました。今回はそのアルバム「永遠と一日」より「春は馬車に乗って」「落葉の踊り」「灯火」の3曲をPhidias Trioの皆さんと一緒に演奏します。元々Phidias Trioとのご縁も、松岡麻衣子さんにwinter light ensembleでバイオリンを弾いていただいたことがきっかけでした。(ちなみにCDには岩瀬龍太さんにも数曲ゲストでご参加いただいています)自分のアンサンブルのために書いた楽曲が個人としての活動に閉じず、こうしてPhidias Trioの皆さんと一緒に演奏できることを大変嬉しく思います。オリジナルはピアノと弦楽三重奏に笙とギターを加えた編成ですが、クラリネット三重奏とギターにより生まれ変わった透明な響きをお楽しみいただければ幸いです。

※無観客ライブは以下のリンクよりご覧いただけます
https://www.youtube.com/watch?v=iI8b0GckrcQhttps://www.youtube.com/watch?v=hdodgI_VKzk

田中慎太郎

公演詳細

"Faint Lights" 田中慎太郎 with Phidias Trio
2022年12月10日(土) 15:00開演(14:30開場)
KMアートホール(東京都渋谷区幡ヶ谷1-23-20 京王新線幡ヶ谷駅より徒歩6分)

Program
アルヴォ・ペルト
・鏡の中の鏡
・Variations for the Healing of Arinushka

田中慎太郎
 アルバム "永遠と一日" より
 ・春は馬車に乗って
 ・落葉の踊り
 ・灯火
・月は窓辺で夢を見守る #
・音の火影 #
・重なり合った時間 #
・ほのかな明かり #

田中慎太郎
音の肌触り・静けさをテーマに、モダンクラシカルからアンビエント、映像作品への楽曲提供など多様な形式での制作活動を展開。2018年、堀坂有紀とのユニット「静かの基地」としてアルバム「つきのふね」をリリースする。以降、バイオリニスト新村隆慶とのデュオ「詩音李」によるアルバム「夢は真冬の追憶のうちに凍る」のリリース(2021年)、踊りと演奏によるグループ「満月カルテット」による2日間公演「明月の夜」(2022年)など、コラボレーションによる活動も多数。2022年、室内楽アンサンブルによるソロアルバム「永遠と一日」をリリース。


チケット
一般 3,000円 / 学生 1,500円 (当日券は各500円増し)
こちら↓のリンクからご購入いただけます。

お問合せ phidias.trio@gmail.com
主催: Phidias Trio
文化庁「ARTS for the furure! 2」 補助対象事業

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