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メンタルヘルスと経済。

 498回目です。φです。

 スーパーマーケットに寄ったのですが、すごいことになっていました!インスタント食品は棚から姿を消し、ビニールテープ(?)も姿を消し…あ、あと水もご不在。

 備えることは素晴らしいけれど、なんというか殺到具合がすごい。店員さんたち、お疲れだろうなぁ…働いてくださってありがとうございます。

 働くってストレスになるよね、と店員たちを見ていて、先日BBCで見た内容を思い出しました。メンタルヘルスと仕事のこと。


 メンタルヘルスに関する問題を放置しておくのは、あまりにもロスが大きい。というスタート。すごく経済から見た「メンタルヘルス」の問題に、新しいメンタルヘルスの考え方を私は学びました。

 メンタルヘルスによって失われるものは、有能な人材。新人教育にかかるコスト。埋め合わせることによって負荷がかかり生産性が低下する。…などなど。

 メンタルヘルスは個人に目を向けたものが多いように私は思っていました。メンタルヘルスが考慮されなければ、人は仕事をやめないといけない状態に陥るし、その後も結構引き摺る。その会社全体で埋め合わせをしないといけなくて、結果全員のメンタルヘルスが崩壊し始める。…と私は思っていました。人材は余るほどはないのが今の会社です。ぎりぎりの人数で、たくさんの仕事を回している。

 しかしながら、メンタルヘルスを経済の面から見ると冷静に「仕事や職場でのメンタルヘルスの問題を解決しなければ、国全体に経済的なロスが発生する」と意見を持つことができると私は思いました。結構深刻なロスです。BBCなのでイギリスの統計が述べられていたけれど、billionの単位。億ですよ億。

 日本はメンタルヘルスの問題を深刻に受け止め、毎年改善している…とはお世辞にも言えない状況だと私は思います。先進国の中での自殺率の高さもすごいものです。…ううむ、日本が何かしら職場の環境で世界に誇れたことってあったっけ…「赴任したくない国」では南米とかに並んでいたような。安全だけど赴任したくない国、で選ばれていました。不名誉ですね、まぁ当然かもしれないけれども。今の状況を考慮すると。

 日本人は優秀な人材が多いと私は思います。仕事は結構な割合で真面目に遂行する人が多いし、横領も少ない。…表面上は、かもしれませんが!

 サービスだって、「こんなに安い賃金で働いているのに…なんて親切な…」と正直私は引いてしまう程丁寧。サービスが正しく評価されるのなら、もっと高収入の人は増えると思う。

 そんな人がいる国で、メンタルヘルスの問題は解決されていません。もちろん給料の問題も解決されていないけどね。年々収入は減っている。それもまた、メンタルヘルスが崩れる要因でもあると私は思います。収入が少ないと、人は心に支障が出ます。どんなに一生懸命に働いても生きるのに必死だったら、嫌にもなる。疲れ果てます。

 そんな諸々のメンタルヘルスが整わない環境の仕事がたくさんある。その結果、経済はどのくらいロスがあるのだろう。

 仕事の環境を整える。適切な給料を支払う。税金も適切に再考する。色々な環境を整えて、誰もがベストやベターな能力を発揮できるようになったら、経済は今までマイナスになっていた部分がプラスになるんじゃないかな、とBBCを聴いていて思いました。人材を活用する、合理的に。ただ「みんなで頑張ろう!」と叫ぶのではなく。

 なんというか、ロスが多いなぁと思う。日本は仕事の時間は長いし、色々な拘束が多い。よく分からない規則も多い。それ故に効率が悪くなって、一人当たりの生産性も低くなるのだと思う。無駄なことって挙げたらキリがないんじゃないかな、と思ったり。まぁ私が「無駄」だと思うことを言ったら「優しさが足りない」とか言われますが。プライベートと仕事はきっちり分けていいじゃない、あと給料分は働きますがそれ以上はチップね!の姿勢でいいじゃない(笑)

 仕事に対する考え方の違いが、そういったメンタルヘルスをどう考えるかにも違いが出てくるのかもしれない。海外ニュースは新しい視点を与えてくれます。「あ、確かに」みたいな。

 効率、生産性、持続性。それらをメインに考えて、「人は何をすれば良い状態で働けるか?」と合理的に考えれば、変わるものもあるかもしれない。メンタルヘルスを整えずして生産性が上がることはないのかもしれませんね。

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