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「カーネギー 人を動かす」を読んで。

662回目です。φです。

昨日はとあるセミナーでおすすめされた本を読みました~図書館にあってよかった!

デール・カーネギーは結構有名だと思います。彼の著書、他にもあったので次回は別の本を読もうかな。こちら「カーネギー 人を動かす」を読みました。

人を動かす、と書かれてあるように、人の心を動かすための考え方というか、手法と言うか…まぁあれそれが書いてあります。心理学でも習ったなぁと思う内容があって、とても興味深いものでした。

ビジネスのセミナーでおすすめ、と私はこの本に出合ったけれど、人間関係がある場所にはどこでも使える考え方だと思う。友人、色々なコミュニティ、家族…とにかく、人間に対しての態度として学ぶべきことが書かれてある。

「なるほど!」と思うよりは、「知っているし分かっているけれど、実行できていないこと」という印象が私にはありましたこの本の内容。心理学で習ったから、だろうけれども。

例えば、「人の自尊心を傷つけない」や「誉める」などなど。「〇〇するな!」に対して「なんだとー!」ってなるような、人間怒りをぶつけると反発してしまうことなども書かれています。社会心理学で覚えた気がする、このこと。

読み進めていると、意外に私やってる~と嬉しくなる点もありました。まぁ自己判断なので、誰かから見ると「やってないでしょ!」かもですが(笑)

”議論をして負かせても、それが完全な勝利になるとは限らない。穏便に勝ちを譲ることだって、友好な人間関係には必要だ。”

”批判する際も、最初から頭ごなしに相手に言うのはよろしくない。まず相手の優れている点を評価し、そして自分のアイディアとして意見を伝える。怒りの感情を含ませる意味はない。”

さくっとまとめましたが、まぁこんな具合。いかがでしょう。「知ってるけど難しいよね」と思う方も多いかと思います。

人間感情を持つ動物です。イラッてなったらその感情に振り回されてしまうこともあるし、沈めることもできないときもある。感情が悪いわけじゃないけどね。

だからこそ、感情をぶつけると相手も人間、感情が波のように伝わる。火に油を注ぐように、感情は高ぶり続けることでしょう。落ち着いて考えれば簡単なことでも、感情がどうも上手くそうさせないことだってある。

その後に友好的な関係を築くことは難しい。「はー怒った。満足。もういいや!」になることができるのなら、簡単でしょうけれども。人間複雑だからね。なかなかそうはいかない。

お互いに思いやって、敬意を払って、態度に示していこう。これができれば、人間関係に困ることはないよ、ということが終始書かれているかな、と私はまとめます。

自分が相手の立場だったら、とか考えると、それなりに行動は違ってくる。それを心に刻み込むようにして、生きていけば良い社会になるのだと私は思います。カーネギーはアメリカ出身ですが、なんとなく日本やアジアの思想っぽいなぁと感じました私。孔子の言葉とかもあったしね。主張せず相手を思いやって…という具合が、おそらくそう感じさせたのだと思います。

アンガーマネジメントとかにも使える本かなぁ、この本。怒りと言うか、感情のコントロールみたいなもののアプローチも学ぶことができる本だと思う。読むだけでコントロールできるようになるよ、とは私は言えませんが(笑)

書かれていることは基本的で当然なこと。けれど、それゆえに実行が難しい。だからこそ本で売れるのでしょう。こんなことを書きましたが、おすすめな本には変わりがありません。ぜひぜひ読んでみてください~分厚いわりに口語的なので、読みやすいかと思います。

余談ですが、心理学を勉強した私的におすすめの考え方。「人の上に立とうとしない」と思うことは大切かな、と思う。人間、優位に立ちたいものです。頂上から見た景色の方が見晴らしいいでしょ?

そんな感じに、人間上から自分以外の人を見て、見上げられることに優越感を覚えて、自分は上にいる人間なのだーって思うことが好きなのです。人によるけど。それが本能的に備わっている可能性がゼロではない、ということは覚えておくに越したことはないと思う。「あ、私”ふふーん私の方が上!”って思ってる!」と思ったら、すごすごと降りればいい。意識って大事。

人間関係の黄金律として80年を超えて読み継がれ、全世界で1000万部以上が売れている傑作を超訳しました。
忙しい人でもすぐに読めて、公私にわたり役に立ち、人生が劇的に変わる本です。

と紹介されているので、さらっとでも読んでほしいな、と思います。劇的に変わるか否かは人によりますが(笑)

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