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辛いときこそ。

 308回目です。φです。

 暗いニュースが続くのなら、楽しいことをいつもより張り切って見つけよう。そう思い、よし!と気合を入れたところ、紅茶こぼして悲しくなりました。紅茶…私の圧に耐えられなかったのかな…(笑)

 今日私はフィンランドのサーミ・ブレスレットを作りに行きました。私はフィンランドに行った時に何も買わなかったのですが、日本以外の伝統的なものを体験してみたかったなぁ…という思いはあったので、発表されたその日に予約しました。

 開催されて本当に良かった…これで中止になったら私ウォーキング・デッドになってた。観たことないけど。今度観ようかなぁ。

 手芸っていいなぁ、と思いました。私は手先を使うことが好きなのですが、編んで作るものは実はあまり体験したことがなくて。

 黙々と作業して、時々参加者の方々と談笑して、短い時間だったけれど充実。すごく良い思い出をもらいました。

 手芸が苦手な人もいるかもしれないけれど、私は手芸は良いな、と思います。気軽にできる精神統一みたいな(笑)

 「編む」という動作に集中して、他のことを考えない。頭にあるのは「次はここに針を通して、」という手順。

 「最近〇〇だなぁ」「すっきりしないなぁ」そういう心がちょっと飛んで行ってしまう感じがなくなって、薄くなって、自分の心に集中できる感じがします。

 心って常に一緒にあるものだから、忙しいと置いてけぼりにしちゃうし、ちょっと無視してしまうこともある。けれど、いつも心は近くにあって、どんなときでも心がどう動いているかは知っておいた方がいいよね、と私は思います。

 心との対話、とでも表現しようかなぁ。もしもーし私の心、と言う一言を大切にした方がいいのかも。

 そんなこんなを作り終わって考えていました。作品って出来上がるとすごく嬉しいよね!私は嬉しかった!

 さて、今日の私の話はここまで。本題に入ります~。

 昨日は素敵な言葉を教えてもらえました。

 「When one door of happiness closes, another opens; but often we look so long at the closed door that we do not see the one which has been opened for us.」

 ヘレン・ケラーの言葉です。

 これを生み出すことができたヘレン・ケラーは、心に何を思い描いて生きてきたのだろう。そう思うと、もっと彼女の言葉が知りたくなります。

 そういえば名言って、とふと思って考えました。名言を残せる人と、歴史を残せる人。何か違いがあるのでしょうか。

 歴史を残したからと言って、名言を残せる、ってわけではないのかなぁ。どうなのだろう。逆も然り。名言を残したからと言って、歴史に残れるというわけではないのかなぁ。

 私は名言を調べていると、しばしば「Unknown」「Unknown Soldier」、とか。「Anonymous」とか。名前が残らず、言葉だけ残った人たちがいることに気づく。

 こんなに素晴らしい世界を持った言葉を、残したのは誰なのだろう。そう思って、どんなに調べても彼らは名前がないのです。

 ひとりの名言なのか、ひとり以上が残したものが伝わった名言なのか。それすら、分からないんだろうなぁ。何も残っていないということは。

 しかしながら、言葉って本当にすごい。言葉を残す、とは言っても、実際に残っているのは「文書」であり、紙や石、木という媒体によって現在に伝わったものです。ふよふよ~って感じに言葉は残らないからね!(笑)

 媒体はあるにしても、それが残されて、誰かの記憶に残って、ずっと続いている。文化もそうなのだろうけれど、言葉は明確に伝わる。雰囲気とかじゃなくて。

 言葉って不思議で、素敵で、どうしようもなく私の関心を集めます。言語学、手を出すかなぁ…(笑)

 さてさて、今日私が書いて残したい言葉はこちら!

 「Although the world is full of suffering, it is also of the overcoming of it.」

 これもヘレン・ケラーの言葉。

 不安で暗くなる日が続くときこそ、こういった言葉を見つめ直して、明日に向かって動くことが大切なのかも。

 どんなに辛いことがあっても、打ち勝つ。そうやってたくさんの歴史が作られてきて、今があるのだと私は思います。

 打ち勝てないよ無理無理、って思うことだってあると思います。目の前にある壁って、目の前にあるからこそすごく高くて、大きくて、壊せないし登れない、って思う。

 けれど、一歩下がって見てみると意外に「あ、できるかも!」と思ったり、友だちと一緒に「ようし肩車ー!」と楽しくチャレンジできたり。やってみたら「できちゃいました!」だってあります。

 きっかけは予想もしないことだったりする。あっさり解決できちゃうことも、考えまくったら思い浮かぶことも。何度も挑戦して、何万回目でついに!ってことも。

 プロセスはたくさんある。その結果打ち勝っています。打ち勝つ、をどう捉えるかにもよるけれどね。

 辛いこと、打ち勝つこと。人間どうしても失敗に目を向けやすいから、「辛いこと」の方が多い気がするかもしれない。失敗を覚えるのは生存本能らしいから、コントロール難しいらしいです(笑)

 辛かった、の後には打ち勝っているものです。辛い経験に目を向けてしまうけれど、私は辛い経験の後の喜びこそ覚えてほしいと思う。世の中色々あるけれど、打ち勝ったことによって成り立って、あふれているのだから。

 まぁ、「打ち勝ってなくて逃げ出したことがほとんどです…」って思う人もいるとは思います。考え方によっては、「逃げるという手段こそ打ち勝っているのかもよ!」だと私は思っています。勝ち方なんて自由です。逃げるという手段こそ勝つために必要だったかもしれないし。

 ヘレン・ケラー、素敵な言葉をありがとう。…彼女から、「そういう意味じゃないけど」なんて言われるかもしれないけれど、解釈は自由ってことにしておきます(笑)

 不安なときこそ、力強くて、優しくて、しなやかな言葉を取り入れる。言葉をたくさん残してくれた方々がいて、それが今なお残っているのだから。

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