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痛覚と味覚の関係について考察してみた

りあです。どうやら私は味覚が本格的にずれているらしいので、今日はそれについて考えながら食事をしたり、ティータイムをしたりした。

私は痛覚が働くのをさぼっているらしく、さまざまな点で「痛みに関連する味覚」が欠如している。

例えば、味覚の「辛さ」。辛さは痛みに関連があるらしい。あんまりにも辛いものは「痛い!」になるのだとか。

痛いって嫌だろうに、なんで人間食べちゃうんでしょうね。あれでしょうか、「やや痛いのが…いい…!」みたいな。痛気持ちいいという表現もありますし。そういうことでしょうか。

私は小学生低学年頃から、すでに辛口カレーを何事も無く食べていたそうです。2歳年上の兄は、私が辛口カレーを食べるのに対し、甘口カレーだったそう。

余談ですが、私はカレーが苦手。カレーに憧れはあるんですけどね。スパイスたっぷりで、本場仕込みで作られたカレーはなんだかヘルシーそうだし、なんか楽しそう。

しかしながら、においとか見た目とかがどうも苦手。何が潜んでいるか分からない感が特に。「何?何がいるの??」と、無性に警戒してしまうわけです。

カレーに対する私の疑問を書くと論文レベルになりそうなので、ここら辺でカットしましょう。

あんまりにも辛いという味覚がおサボりな私は、しょっちゅう辛いものを食べて胃を壊します。胃を壊してようやく「あ、あれ辛かったのか…!だから口が腫れたのか!」と、体からの事後報告によって理解します。

ジョロキアが入ったソースをかけても、ハバネロ入りサルサを食べても、無反応な私。ちなみにわさびは食べながら涙が出ます。とっても素早い反応なのが嬉しい(?)

辛いは痛覚。人間が生きるうえで、辛さの限度を体を張って理解するのは大切なことなのでしょうね。

続いて、”苦味”という味覚。苦味を理解できるということは、毒となる食べものを判断するため、毒から身を守るために発達したのだとか。人体は賢い。えらい人体。

そう考えると、私の人体ってサボり過ぎでは。生きる気あるんでしょうかこの人体。カピバラ並みに危機管理ができていないようにも思えます。

苦味を感じないらしい私は、コーヒーを水のように飲み干す。ちなみに温度感覚がおバグりなので(「バグっている」というと世俗的すぎるため、丁寧語っぽく仕上げてみました。いかがでしょう)、めちゃくちゃ口の中を火傷する。ただれているし、なんか剥げて出てくるし。

カカオ100%のチョコレートから甘みを感じる。ゴーヤからも、さんまの内臓からも、ピーマンからも、セロリからも、ミョウガからも甘みを感じる。

実験がてらにアルコールも試した。ビールもワインも焼酎も日本酒もウォッカも飲みましたが、全部甘かった。

甘いというか、よく分からないというか。「甘いんじゃない?分からないけど」みたいな。なんてテキトーなんでしょう私の味覚。そして感覚。

とってもかわいくないことに、私は小学生頃からさんまの内臓を「面白いと言って食べ。ホップのかおりを「なんか良い感じ」と言って嗅ぎまくり。当時、結構な酒飲みになることを予想されていたそうです。

私の担当医に「なんか味覚が変みたいなんですよね」という話をした結果、かなり私はずれていたようなのです。それで、味覚もいまいち発達できていない模様…ということが判明。多分痛覚が由来しているんだろうね、とのこと。

痛覚って優秀ですね、そう考えると。あらゆる部門で「ちょっと待て!」と警察チックに止めてくるという…なんてえらいの痛覚。人間が生きるために、あらゆることで顔を出してくる。まぁ神経と脳の電波信号的なものなので、顔面はお持ちではないのですが。

ティーバッグを入れっぱなしの紅茶。カカオ100%のチョコレート。間違えて3倍量を入れてしまったけれど水分量はそのままにしたインスタントコーヒー。未加熱のピーマン。

それらを私はじっくり味わいながら食べたけれど、どれも「苦い!」と感じることはなく。

「よく分からない味だけど、まぁおいしい?」と、(一般的な味覚をお持ちの人または美食家が味わったら発狂しそうな)劇薬寄りの劇物を楽しんでいたわけです。

コーヒーマイスターの資格取ってみようかな。紅茶でもいいかも。そんなことを考えていた私、踏みとどまってよかった。お客さんを無邪気に昏睡させるかもしれなかった。

味覚そのものはあまり問題ではないだろうけれど、痛覚が機能しない状態で味覚が機能しないのなら、なんだかんだで生存率低くしそう。味覚も痛覚も、とにかく感覚って素晴らしい。人体をより長く健康に生かす。

えらいなぁ人体。そんなこんななので、ご自身の感覚、そして五感をたくさん使って、癒して、人生楽しんでくださいね。

Have a sweet day.

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