洋書とシリーズ。
830回目です。φです。
私が自分でも分からないってくらいにハマった本のシリーズがあります。A Very Short Introductionというもので、大学の頃に出会ったものです。
このシリーズ。大学の英語で心理学を学ぶ講義のときに、初めて手に取ったものです。洋書にしては薄くて持ち運びがしやすくて、内容もすっきりとして専門用語もサクサク学べる。以来、私はこれを求める時代がやってきたのです(笑)
心理学の本と、もうひとつは近代哲学の本。哲学の本は随分と前に買ったのですが、自分の思っていた分野とは異なっていて少々手が…遠のいています。ありますよね、俗にいう”積読”かもしれません。
個人的に、積読って夢が膨らむと思うのです。いつか読もう、今は”そのとき”じゃなくて適切な時期がやってくるはずだから、読んだら面白いんだろうなぁ、とわくわくする。旅行前のどきどきに近いのかも。
この本は、なにかと新しいことに出会います。もちろんVery Shortと書かれているだけあって、扱っているのは表面上のことにすぎません。初めてその分野を知る人、なんとなく興味を持っている人、にはベスト。最初の入り口、ナビゲーターとしての役割を果たしてくれる本だと思います。
英語で読むのも、専門用語をひとつひとつ丁寧に扱っている、という意味で優れているんじゃないかなぁ。ぽんぽん知らない用語が飛び交うよりも、丁寧に内容を紹介されると「これってあのことかなぁ」とイメージが湧くようになる。日本語を介さない英語習得にもなるかと。
まぁ日本語で説明しようとしたとき、「あれって日本語ではなんて言うの?」となることはあります!その単語の和訳が浮かばず、説明に説明を重ねるってことにもなることはありますが…それも楽しいかな、と私は思う。
このシリーズ、本当に扱っている幅が広い。食、というカジュアルなものから、現代アート、さらには哲学に心理学に言語学…人権を扱ったものもあります。全部専門家が書いているので、どれもこれも読みたくなります(笑)
好きな本のシリーズがあるって幸せだ。このシリーズで、私はそれを知りました。
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