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【年末の「SAW」シリーズ一周】六日目 第6作:「SAW6」

年末の「SAW」シリーズ一周 六日目です。
今回は「SAW6」です。

辛すぎる命の方程式の末路

保険会社に勤めるウィリアムはジルの薬物依存更生施設のパーティーでジョン・クレイマーに「命の方程式」の話をするのですが、ジョンから反感を買われます。
そりゃ、命の価値を方程式で決めるような事を言ったら怒る人も居るだろうと思いますが。

そんなこともあって、ウィリアムはゲームの対象になることになります。

最初の試練は健康なウィリアムと病気を患ってるハンクが呼吸を我慢する内容のゲームで、解放されるには片方の死が条件になります。
そこで、私は後で語る違和感を感じます。

さすがに健康な人と病気な人を争わせるのはどうかと思うけどね。

第二の試練は中年で家族が居るアディと独身のアレンのどっちかを生かせるか選ぶゲーム。
ウィリアムは二人とも殺したくはなかった。
しかし、選ばないといけない。

そのシーンで家族と過ごすアディの写真と孤独なアレンの写真が映る演出があります。
アディが死んだら家族が悲しむ事が強調されて辛いですね。

同じように「SAW3」のジェフが息子の遺品を焼こうとするシーンでも、ジェフの息子の写真が一瞬写って、精神的な辛さを感じてしまいました。

第三の試練では、法務担当者が道で炎が吹き出してる迷路に閉じ込められます。

吹き出してる炎はウィリアムがレバーを引けば止まるのですが、変わりに炎をウィリアムが食らう事になります。キツすぎですね。

第四の試練ではウィリアムの6人の部下が回転木馬に縛られ、ショットガンを向けられてます。
しかし、部下は2人しか救えず、救おうとすると、痛みを伴います。

部下達は生き延びようと、「家族が居る」「こいつは会社の金を横領している」など命乞いをしたり、罵ったりしてました。

ショットガンで一人撃たれて死んだときの悲鳴もリアルで残酷性も感じます。

最後にショットガンで撃たれた男性は「お前はクズだ」と罵り、ウィリアムの方程式を批判しました。

信頼していた部下にやってきた事を批判され、グズとか言われるのも辛いですね。

すべての試練を終わらせたウィリアムは監禁されていた妹のパメラに会えたのですが、隣に監禁されたウィリアムが保険金の支払いを却下された男の子供がウィリアムの生死を握るレバーを下ろし、ウィリアムは身体から劇薬を入れられ、溶けて死亡しました。
死に方はSAWシリーズでトップクラスにグロいです。

ウィリアムが保険金の支払いを却下した男の妻の「あなたが私たちを苦しめたことが許せないのではない、あなたがこれからも人を殺すのが許せない」という言葉で男の妻がどれだけウィリアムを恨んでるのが分かります。

愛する人の命の価値を方程式なんかで決められたら、恨みたくなるのも分かります。

しかし、ウィリアム辛すぎでしょ。

上手くいかないホフマン

私はホフマンが仕掛けたゲームに違和感を感じるのです。
ホフマンが後継者になってからのゲームは、生き延びる事ができるが、必ず誰かが死ぬ作りになってるからです。それは、ホフマンの解釈違いにあると思います。

ホフマンはジョンの事を「人を苦しめるのが好きなんだろう」と言いました。
そこから、解釈違いを起こしていたと思います。

話は変わりますが、ホフマンが「SAW3」の歯車の準備をするシーンでのホフマンとアマンダの会話が仲が良さそうで好きです。

殺したはずのペレーズ捜査官が生き延びたことをFBIに隠されたり、挙げ句の果てには自分の犯行がセスを殺害したときのテープが見つかって、ホフマンはピンチに陥ります。

ホフマンは腕時計で時間を計っているのがペレーズ捜査官にバレしまう所はジグソウになろうとしているのに完全になれないという所があって、苦労してる感じがありますね。
そういうのもあって、ホフマンも私の好きな悪役の一人に入るんですよ。

ホフマンは最後、ジルにジョンが遺した箱に入っていた逆トラバサミを仕掛けられたが、なんとか生き延びました。

長くなってしまいました。
まだ、語りたいところはあるのですが、そこは「ファイナル」の感想に入れたいと思います。

次は「ファイナル」です。
ホフマンはどこへ行くのか。

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