【年末の「SAW」シリーズ一周】三日目 第3作:「SAW3」
年末の「SAW」シリーズ一周3日目。
今日は「SAW3」です。
「SAW」シリーズ美術チーム恐るべし。
冒頭のトロイの鎖のゲームのシーンは皮膚に繋がれた鎖が外れる瞬間がまるで本物みたいに肉が千切れます。
リアルすぎでしょ。エグい。
ゲームの残酷さを際立たせる表現はスゴい。
ケリーに仕掛けられたエンゼルトラップのシーンで酸の中の鍵を取ろうと手を入れて、酸に血が混ざる生々しさ。
他にも、ジェフの顔が凍ったパイプに付いて剥がすシーンやミンチにされた腐った豚の死体の液体の汚さ、腕や足をひねられ折れて露出する骨。
美術チームが生み出すグロ表現は一周回って芸術的。
人を真似できても、再現はできない。
「SAW3」でアマンダはジョン・クレイマーの仕事を継ぐ後継者である事が判明します。
アマンダはトロイとケリーにゲームを仕掛けますが、ジョンが仕掛けていたゲームとは違い脱出できない作りでした。
アマンダはジグソウの仕事を「人を苦しめて殺すこと」「人は変われない」と解釈してました。
ジョン・クレイマーと考えが行き違いしてました。
続編でアマンダの他に後継者が出てくるのですが、考え方やゲームの作りを完全に再現は出来ませんでした。
やっぱり、人を真似できても、再現はできないと思いました。
ジョン・クレイマーと仕事
ジョン・クレイマーは病院ではなくゲームの現場で治療することを望んでいたことを思うと、最後までゲームを見届けたかったんだなと思いました。
ジョンは最後、ジェフの最後のテストでゲームの駒として殺されることになります。
ジョンは殺される事を想定していていた事を考えると、ゲームの駒としての死も視野にあったんだなと思います。
死因になっても良いと思うくらいジグソウとしての仕事を大切にしていたんだなと思います。
まさにプロフェッショナルとはそういうことだなと思います。
「SAW1」のバスルームのゲームを準備するシーンでは死体を演じるために筋肉を萎縮する薬物を注入するくらいですからホントにスゴいです。
やっぱり、ジョン・クレイマーは後継者が出てくるくらいだからすごいですね。
私にとってはジョン・クレイマーは記憶に残る最高の悪役です。
なぜか、悪役なのに尊敬できるところがあります。
不思議ですね。
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