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やっぱり、ヤバい。「エスター ファーストキル」感想

最近、「エスター」という映画を観たんですよ。
面白いストーリーでした。

今年の春に、エスターの過去が描かれた続編が公開されたんですよ。
前作が面白かったので、気にならないわけがないので、観に行きました。

今回もエスターちゃんはヤバい

今回もエスターちゃんがヤバかったので、個人的にヤバいとおもったシーンを語っていきます。

最初の精神病院のシーンなんですけど、警備員の男の頭をガンガン壁にぶつけて殺害するところからヤバいです。

警備員の服やICカードを奪って脱走。
出入口の警備員は掃除をしていた患者に指示をして襲わせ、殺害させて脱走。

エスターは体は子供のままなのに、強いなと思ってしまいました。

なかなかやるな。
賢い。

この映画の話を簡単に説明すると、行方不明者のサイトにリーナ(エスターの正体)にそっくりな少女になりすましたという話です。

リーナはエスターになりすまそうと試行錯誤します。
リーナはエスターの日記を見つけて、演技の練習をしてるシーンは不気味というか、何かを感じてしまいます。

また、セラピストに通わされるのですが、病院の鳥でトラブルを起こして、カウセリングを中断させて帰らせるという巧みなことをします。

また、リーナはエスターが別人だと気づいたエスターの母を駅の線路に突き落とそうとするシーンはリーナの狂気が凄いです。

劇中ではなんと、車も運転します。
また、酒を飲んだり、たばこを吸ったり、大人と分かる行動からも狂気が感じられます。

エスターの他にもヤバいやつが居た

エスターに違和感を感じた人物も現れます。

エスターに違和感を感じドナン刑事は家の物を調べて、リーナの指紋が付いたレコードを取り押さえるのですが、リーナは気づいて、ドナン刑事の家に侵入して殺害しようとしますが、ドナン刑事は何者かに銃で撃たれるのですが、撃ったのはなんと、エスターの母でした。

さらに、エスターの母はドナン刑事殺害の隠蔽を手伝いました。
この展開は衝撃的でした。

エスターの母はエスターが行方不明になってから、夫の様子がおかしくなったと語ります。
しかし、リーナが来たことによって、夫は元に戻った事を話します。夫婦の仲を保つため、リーナに演技をするように言います。

刑事を殺したにも関わらず、リーナを匿おうとしてるので、私はこの奥さんは戦犯だと思いました。

奥さんが警察にリーナの身柄を引き渡したら、前作の惨劇なんて起こらなったはずなのに。

奥さんもイカれてますね。

そして、自業自得の展開になります。
奥さんはリーナに手が付けられなくなり、リーナを自殺に見せかけて殺害を試みます。

しかし、殺害は失敗し、キッチンの火を消し忘れ火事になります。

家が燃えるのですが、そこで私は気づいてしまったんです。
燃えていたこの家こそ前作でリーナが絵に描いていた火事になった家だったのです。

前作の内容を知ってるので、これは奥さんの敗北確定同然です。

敗北確定してるのに、なぜか奥さんがエスターを倒せるという希望が湧いてしまったんですけどね。

エスターはなぜこんな行動をするのか

ちょっとした、考察なのですが、気になった所があったんです。

リーナは前作では義父を誘惑しようとしてました。

今作でも、エスターの父エレンを誘惑しようとしてました。

今までリーナは父親を誘惑してました。

今作では、スポーツマンなグンナーというイケメンな兄さんがいるじゃないか。
女性だったら、おっさんより若い男を選んでも良いような気もするんですけど、リーナは父親ばっかり誘惑してきます。

今作を観てさらに確信したんですけど、シンプルにリーナは父親が欲しかったのではないのかと思います。
あと、恋愛したかったというものあるのかもしれません。

前作との繋がり

前作を見てたら、気づきがあるシーンもあるんです。

リーナがリボンを精神病院の職員から受け取るシーンなんですけど、ここからリーナのリボンを傷を隠すように着用し始めたのかを感じれるシーンになっていました。

リーナは蛍光塗料を使った絵を描き始めたのかというのも描かれていて、画家のアレンから学んだというシーンがあって、なんかこの作品が奥深く感じられました。

また、家が燃えるシーンでは前作の絵を思い出させるような構図で撮られていて、凄くて、なんて言うか、言葉が出ません。
鳥肌が立った。

イザベル・ファーマンの演技が凄い

今作でも、リーナをイザベル・ファーマンが演じていました。
前作では12歳だったのですが、今作では成長を感じました。

現在、イザベル・ファーマンは26歳ですが、外見が9歳の登場人物を違和感なく演じています。
違和感なさ過ぎて、凄い。
本当に前作から14年経った後に作られた作品なのか疑ってしまうレベルです。

イザベル・ファーマンが見た目が9歳の登場人物を違和感なく演じてる時点で凄いのですが、中身が31歳という感じが前作の時より強いです。
さすが、14年経ったからこそできたんじゃないかと思います。

前作を見てたら、成長が感じられてすごいなと思いました。

本当におもしろかったです。
凄い続編でした。

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