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【ネタバレあり】「ドラえもん のび太と空の理想郷」について語りまくった感想記事

今日、映画館で「ドラえもん のび太と空の理想郷」を観てきました。

「ドラえもん」は私に影響を与えた作品で、初めて沼というものに入った作品で、沼の浸かり方をドラえもんで知りました。

私は小学生の頃から「ドラえもん」が好きで、毎週アニメを見て、週末は過去の映画作品のDVDをレンタルしたり、グッズを集めたりしてました。

ドラえもんの映画作品では特に「新 のび太と鉄人兵団」が好きで、めちゃくちゃかわいい女の子のリルルが実はロボットだった衝撃は今でも忘れられないです。

いろいろ語りたかったので、結構長い記事になってます。
そのため、目次を使って読むことを推奨します。
また、小学生の頃からドラえもんが大好きなオタクが書いてるので文章がキモイかもしれません。
結構、グダグダかもしれませんが、温かい目で読んでいただけると嬉しいです。

子供の頃の「ワクワク」が楽しめる世界観

のび太が出木杉から聞いた「ユートピア」という話に影響されて、理想郷に憧れる所から始まります。
のび太は空を見てたら、「ユートピア」の話に出てきた島に似た空に浮かぶ三日月型の島を見つけ、冒険に出ます。

この展開は「のび太の大魔境」のヘビースモーカーズフォレストや「のび太と雲の王国」の雲の上の天国のような展開をリスペクトしてると思いました。

タイムワープ機能を持つ飛行船タイムチェッペリンが初めて出てきたシーンでは「ドラえもん」に登場するひみつ道具とは思えないレトロなデザインの内装が新鮮という感じでした。

タイムチェッペリンには四次元空間があり、エレベーターで昇ると、そこにはドイツをイメージした街のような広すぎる空間がありました。
また、展望台もあります。
なんか、空を飛ぶキャンピングカプセルみたいでした。

タイムチェッペリンを購入したおまけでついてきたインスタント飛行機で空を飛ぶシーンがあるのですが、そのシーンでなんか懐かしさを感じてしまいました。
「鉄人兵団」の巨大ロボットのザンダクロスを操縦するみたいな感じのワクワクというか。

理想郷パラダピアの秘密

のび太達は理想郷とみられる三日月型の島を見つけ、攻撃されるも運ばれてたどり着いた。
そこは今回の舞台であるパラダピアという場所で、三賢人により作られた争いのない平和な世界だった。
誰でもパーフェクトになれる世界で、のび太達はパラダピアの学校でパーフェクト小学生を目指すことになりました。

しかし、のび太はある夜怪しい影を発見する。
その怪しい影は三賢人を襲おうとします。

そこにドラえもんとのび太は向かった。
三賢人を襲おうとした人物は警備ロボットとの戦闘で武器の銃を落とし、落とした銃を拾ったのび太に撃たれ、銃の効果で虫になった。

今回ものび太は射撃で活躍します。
射撃シーンはカッコよかったです。

そして、戻るとパラダピアの学校の学級委員長のハンナが居た。
ハンナは「三賢人に騙された」と話し、パラダピアの真実を話した。

パラダピアの人工太陽は実は三賢人が研究してる人を操る光線で、ハンナは22世紀から「理想の自分になれる」と言われ、連れてこられたこと。
虫にしてしまった三賢人を襲撃した人物はハンナを助けに来たマリンバという賞金稼ぎだったこと。
また、パラダピアの住民の証の月のバッチのメーターはパーフェクトになったかを示すものではなく、三賢人の言いなりになったかを示すものだったことを話した。

そのシーンでゾッとしたんです。
パラダピアの学校のシーンで、しずかやジャイアンとスネ夫のバッチが点灯してたのを思い出したんです。
後でコントロールされて、ドラえもんとのび太を襲いそうという予感がしました。
それは当たってしまったんですけど。

ドラえもん映画史上最凶の悪役登場と悲しい最後

パラダピアの真実が明らかになって、私は「のび太と空の理想郷」のCMとかで思った印象とは違いすぎて驚いたんです。
まさか、予告編で見た、良い人そうな三賢人がヤバいやつらだったとは思わなかったよ。

のび太とドラえもんとマリンバは脱出を試みますが、捕まります。
そこには三賢人が居た。
のび太も洗脳され、マリンバの人や物を虫に変える銃を手に握らせられ、ドラえもんに撃つように命じます。

しかし、のび太の意思は強く、撃ちませんでした。
のび太は洗脳が解けたが、洗脳されたしずかがドラえもんに撃ち、ドラえもんは虫になります。

冒頭のシーンに出てくるテントウムシは実はドラえもんだったことが判明。
でも、子供にトラウマを与えそうでした。

そして、のび太も洗脳されたしずか達に虫にされそうになるが
のび太は「ジャイアンは乱暴で」「スネ夫はいじわるで」「しずかちゃんは強情ぱりで」とみんなの個性を話し、説得します。

しずか達の洗脳が解け、しずか、ジャイアン、スネ夫も三賢人に立ち向かいます。

洗脳が解けたときのしずか、ジャイアン、スネ夫のセリフはかっこよくて、友情を感じました。

でも実は、三賢人のほかに黒幕が居たんです。
22世紀で人を操る光線を開発していたが、行方不明になったレイ博士だった。
レイ博士の声優が中尾隆聖さんだったので、「ドラえもんズ」のエル・マタドーラが浮かんでしまったのは内緒。

レイ博士は人を操る光線のパラダピアンライトの改良版ネオパラダピアンライトを世界中に放射する計画「世界パラダピア計画」を実施し、最初に現代ののび太の街に放射しようとしたが、装置が破壊され失敗。

レイ博士はのび太を見て、「子供の頃の自分に似てる」と話した。
「自分は化学の才能があるのに馬鹿にされてた」「過去も今も人類は争いばかり」と語った。

その後、レイ博士はパラダピアの自爆装置を起動し、パラダピアの住民ごと破壊しようとした。

そして、パラダピアはのび太の街に落下していく。
パラダピアから脱出したのび太達はタイムチェッペリンで冒頭のシーンと同じ時間帯に虫になったドラえもんを見つけ戻します。

ドラえもん達とソーニャは落下するパラダピアをスモールライトで止めようとしますが全く効果が無く、ビックライトで大きくした四次元ゴミ袋のい入れることができたが、パラダピアは空中で爆発しそうになる。
ソーニャはドラえもん達を引き離し、爆発に巻き込まれ死亡した。

ソーニャの最後、「鉄人兵団」のリルルのような最後でした。
なんか悲しい。

過去作のリスペクトが凄かった

最初ののび太が出木杉の「ユートピア」の話に影響されるシーンのように、「ドラえもん」の過去作品へのリスペクトともとれる展開がいろいろあって、ちょっとニヤニヤしてしまうシーンとかあったんです。

三賢人は「のび太の日本誕生」のギガゾンビに通じる物があったり、最初の展開は「のび太の大魔境」や「のび太と雲の王国」みたいに伝説が題材だったり、過去作のリスペクトを感じるシーンがあって、完全新作なのに懐かしさを感じる作品でした。

「空の理想郷」では「大長編ドラえもん」シリーズの面白い要素をまとめた集大成的な作品だとおもいました。

最後にゲストキャラクターについて語らせてください

語りたい事が多すぎて、グダグダした記事になりましたが、最後にゲストキャラクターについて語らせてください。

マリンバ

どこにいても悪を逃さない賞金稼ぎという設定やボディスーツを着用した大人っぽい姿がカッコいい。
また、公式サイトではてんとう虫をイメージした子供みたいな姿で紹介されてるので、第一印象とのギャップが凄かった。
いわゆるギャップ萌えというやつです。

最後の「君たちに手柄を奪われたのが悔しいから、別の悪人を捕まえに行く」というセリフはかっこよくて惚れました。

私的にもっとマリンバの活躍が見たい。
マリンバが主人公のスピンオフを作ってほしいくらいだ。

ハンナ

ハンナは公式サイトで見たとき、キャラクターデザインがめっちゃ好みで可愛くて好きになった。

映画ではマリンバが救出に来て洗脳が解けたが、「他のみんなを置いていけない」と言い、パラダピアの住民を助けるために、マリンバと協力して奮闘する勇気がある女の子でした。
エンドロールの笑顔がかわいい。

ソーニャ

最初はイケメンな黒猫という印象でした。

映画観る前は、パラダピア生まれパラダピア育ちだと思ってたんですけど、実は22世紀で生まれたドラえもんのようなネコ型ロボットで22世紀で捨てられた所を三賢人に拾われたという過去があったのです。
三賢人から「もう一度、ガラクタになるのか。」と言われ、ドラえもんを攻撃したシーンがある。
このことから、心に深い傷を負っているようだった。

最後は、パラダピアの爆発に巻き込まれて亡くなったと思ったが、メモリーチップが残ってたため、新しい体で復活をした。
エンドロールでは子供たちに抱き着かれる場面があったので、幸せになってよかったなと思います。

三賢人

CMや予告編では良い人そうに見えたが、実はかなりヤバかった。
ドラえもんに「改造してあげましょうか?」という発言は怖い。

三賢人の二人は女性で神秘的で美人だった。

考察になるのですが、実は三賢人はパラダピアの象徴として作られたアンドロイドだったのではないか疑惑が個人的にあるんですけど。
そう思ったのは、レイ博士が初めて出てきたとき、三賢人はパラダピアンライトで洗脳されたように見えますが、パラダピアンライトで洗脳されたしずか達とは目が違う感じで、レイ博士が喋るのに合わせて三賢人が喋るようなシーンがあることからそう思いました。

レイ博士

悪い科学者に見えるが、辛い過去があった人物だった。
しずかの「レイ博士は本当は悪い人ではないのかも」という発言から、元々は善良な科学者だったが、「理想郷」を作ろうとした過程で道を間違えたのではないか思う。

「のび太と鉄人兵団」のメカトピアが争いばかりの人間に呆れた科学者がロボットによる楽園を作ったというエピソードに通じる物を感じます。
そういう点では個人的にパラダピアはメカトピアに似てるなと思います。

「争いのない楽園」を作ろうとした結果がパラダピアンライトと宗教的な三賢人だったのかもしれないと思うと、なんか悲しいです。

総括

「のび太と空の理想郷」は過去作の良い所を詰めた、集大成的な作品でした。
懐かしい気分になる良い作品でした。

子供の頃、ドラえもんの映画を観たことがあれば、大人でも楽しめる作品だと思います。

もちろん、ドラえもんらしく、笑えるシーンや泣けるシーンもある。
ドラえもんは今も昔も子供たちに人気なのは、変わらない本質があると思った。

改めて、「ドラえもん」はすごい作品だと感じました。

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