ジグソウは伝説へ「スパイラル:ソウ オールリセット」ブルーレイ感想(本編)
2021年9月に日本で劇場公開された「スパイラル:ソウ オールリセット」
今回の「スパイラル」もSAWらしい衝撃展開な作品でした。
劇場で観て、ブルーレイでもう一度みました。
今回はブルーレイで観たときの感想です。
ジグソウ殺人を超える新たな残虐悪夢劇場の始まり
今回のSAWは今までのSAWを越える残酷なゲームが行われる。
「スパイラル」はSAWシリーズ最凶のゲームだと思いました。
また、シリーズ名物のトラップもパワーアップし、シリーズ最悪の悪夢を演出した。
また、ゲームに負けた者の指や舌をわざわざ渡してくる所もヤバかったと思いました。
だが、今回の犯人の動機と「渦巻き」の意味もすごかった。
ウィリアムの復讐と「渦巻き」の意味
今回の犯人ウィリアムは12才の頃に、警官だったピートに父親を殺害されました。
ピートは捕まり、ゲームの被験者になった。
ピートのゲームはジークが飛んでくるガラス片をどうにかしながら、ピートの鍵を外すゲームでした。
しかし、鍵は外せたものの、結局ピートは死亡しました。
私は、このゲームはピートが助かりにくく計算され、設計されたと思います。
また、ピートのゲームはジークのテストでした。
しかし、ピートを助けようとしたので、このテストは失格となった
そういう事を考えると、ピートの殺害は絶対だったと思いました。
劇場で観たときの感想でも、ウィリアムは父親が警官に殺されたので、復讐のために警官になり、警察署の不祥事が他にもいろいろあったことを知ったと書いたと思います。
ウィリアム曰く、「渦巻きは変化の象徴 人だけではなくシステムにも通用する」と言ってた。
なぜ、例えに「渦巻き」を選んだのか?
私は、渦巻きに警察署の「悪いシステム」だけ飲み込まれて消滅し、消えた所に「新しいシステム」が造られて、警察署が改革されていくという意味だと解釈しています。
ちなみに、ジョンもビリー人形やトラップなどに「渦巻き」を描いていた。
ジョンも命を粗末にする者に対して、「古い自分」から「新しい自分」に導くため、変化の象徴として「渦巻き」を使っていたと考えると、なんかジョンのカリスマ性を感じますね。
ジグソウ殺人のレガシーは永遠に
今回の事件は「ジグソウ殺人」の模擬犯であった。
犯人のウィリアムも自ら「模擬犯」というほど、正真正銘の「模擬犯」だった。
もし、「スパイラル」の時系列が2020年くらいだとすれば、「ファイナル」までの時系列であろう2004年から10年以上経っても模擬犯が現れるほど、「ジグソウ殺人」の影響は凄いものだと感じさせます。
だから、ウィリアムは「ジグソウ殺人」のジグソウの名を借りて、警察署の不祥事を世間に広めたかったのかなと思います。
今作ではジグソウ本人は登場せず、会話に出てくる程度でした。
寂しいですが、これからの「SAW」シリーズはジグソウ本人を出さなくても、模擬犯の物語として続き、ジグソウ殺人の悪夢は人々からジグソウ殺人の記憶が消えるまで続くでしょう。
余談
今回の「スパイラル」も面白かったです。
私は、ジグソウ模擬犯によるSAW新章に期待してます。
ジグソウ殺人は人々から忘れ去られるまで何かしらの形で続くと思うと、ジョン・クレイマーはまだ死なないというか、死ねないのでしょう。
そう考えると、ジョンがまだ生きてると思うほどの生命力を感じてしまいます。
なんか、深いですね。
やっぱり、人は死んでも、忘れ去られるまで生きるんですね。
元々は特典映像の感想もこの記事で書く予定でしたが、いろいろ忙しくて書けませんでした。
いつか、特典映像の感想も書きたいと思います。
劇場公開時に書いた感想もあるので、そちらも読んでいただけるとうれしいです!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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