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【年末の「SAW」シリーズ一周】7日目 第7作:「SAW ザ・ファイナル」
年末の「SAW」シリーズ一周。
7日目は「SAWファイナル」です。
3D製作だから本気を出してきたスタッフ陣
「SAW ファイナル」は最後(のつもり)だったから、本気を出して3Dで製作されたらしいです。
スタッフ陣は3D製作だからこそ、ジグソウのトラップの凶悪さをより一層引き立てたと思います。
冒頭のガラスケースのゲームのノコギリやホフマンがジルを殺害しようとしてる夢のシーンではレールを通る刃物、ホビーの弁護士の女性の目を突き刺すパイプなど先端の表現に力が入ってます。
3Dで観たら、結構迫力あるんだろうなぁ。
先端の表現以外にも、今までの「SAW」シリーズ史上エグいシーンがいろいろあります。
ホビーが歯を抜くシーンもエグいですね。
暴走するホフマン
ホフマンはジルを殺害しようとしてきます。
ジルの夢に出てくるほど、ジルを怖がらせてます。
凶悪すぎますね。
ファイナルはホフマンVSジル(警察)という感じでした。
ホフマンはジルに近づくために、ビデオを送って誘導したり、爆破したりして、警察を署から離れさせます。
戦略的ですねぇ。
警察署に人が少なくなってから、ジルを拉致しました。
ホフマンはジルを逆トラバサミで殺害するのですが、逆トラバサミが作動する瞬間はスゴかったです。
肉が飛び散り、ジルの顔は跡形も無く、無惨に殺されました。
殺害した後、ホフマンが建物から立ち去る時に豚マスクに襲われます。
ゴードン医師再登場
「ファイナル」で最も嬉しいサプライズは、やはりゴードン医師の再登場でしょう。
とにかく、被害者の会でのゴードンの紳士みたいなオーラがすごい。
ラストシーンの老朽化したバスルームにホフマンを閉じ込める所では、杖でノコギリを取り、ホフマンから遠い所に投げてドアを閉める所のカッコ良さはスゴイ。
もう、杖持ってるし、紳士にしか見えない。
ゴードンはジョンの仕掛けたいろんなゲームに協力してて、「SAW2」でマイケルの目の下に鍵を入れる手術をしたり、「SAW3」でリン医師をジョンの手術に推薦してたりしました。
実はゴードンはジルに何かあった時に動くようにジョン・クレイマーに言われてました。
協力してくれたので、ジョンはゴードン医師を信頼してたのでしょうか。
本人登場
今回のゲームの被験者であるホビー・デイゲンは嘘の体験談で儲けています。
さらに、書籍化しちゃってます。
実はホビーの本のサイン会にジョン・クレイマーは来てたのです。ジグソウ本人登場じゃないですか。
しかも、嘘であることを見抜いているような発言もしてます。
「カバーは要らない、良い写真だが君とは会った」というジョンのセリフは震えます。
要するに「お前の顔は覚えた」ということですね。
しかし、ホビーはテレビのインタビューなどで「命に感謝してる」と言ってるので、ジョンが伝えたかったメッセージはしっかり世間に伝わってることが分かりますね。
バスルームで始まり、バスルームで終わる。
第一作「SAW」ではアダムとゴードンが老朽化したバスルームで目覚めるところから始まります。
「SAW」シリーズにとって、アダムとゴードンが監禁されていたバスルームは始まりの場所なのだ。
「ファイナル」はシリーズ最終作のつもりでした。
「ファイナル」はホフマンはゴードンにバスルームに閉じ込められるシーンで終わります。
その場所に監禁されていた男が最後、犯人をその場所に閉じ込めて終わるという終わり方は盛り上がりました。
バスルームで終わって、バスルームで終わる展開は熱かったです。
すごいファンサービスですよね。
ゲームはこれからも続く
これからも「SAW」シリーズは「レガシー」「スパイラル」、2023年公開予定の「SAW X(仮)」と続くわけなのですが、ジョン・クレイマーの死後が舞台の「レガシー」「スパイラル」でもジョンの影響はスゴイです。
ジョン・クレイマーは印象に残る登場人物で、亡くなった後の作品でも回想シーンで出てくる度にまだ生きていると思うほど存在感が強いです。
ジョン・クレイマーは「SAW」の世界にメッセージを残し、誰かの記憶に残り続ける、そうすることで誰かの心に生き続ける。
ジョン・クレイマーは簡単に死ねないのだ。
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