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「エンジニアリングの力」で患者満足度世界一の医療機関を創る

株式会社YOJO Technologies」から「PharmaX株式会社」へ社名変更いたしました。この記事は社名変更前にリリースしたものになります。

はじめまして。
YOJO Technologies共同創業者・エンジニアリング責任者の上野です。

この度、私たちはベンチャーキャピタルのグロービス・キャピタル・パートナーズ、ANRIを引受先とする第三者割当増資により、2.5億円の資金調達を実施しました。当社のこれまでの累計調達額は融資を含めて約3.9億円となります。
(詳しくは下記もご参考にください!)

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『かかりつけオンライン薬局を運営する株式会社YOJO Technologiesが2.5億円調達 処方薬市場へ本格参入』


今日は、YOJOのエンジニアリングチームの責任者という立場から、
ぼく個人がYOJOのエンジニアリングチームと一緒に成し遂げたいことをお話したいと思います!

共同創業者で代表の辻が、なぜYOJOが「患者満足度世界一の医療機関を創る」ことを目指しているのかについて書いているので、こちらも是非読んでいただきたいです!


許せないのは「才能が無駄になること」

ぼく個人が、この世で最も許せないのは、非効率なシステムや仕組みのせいで、素晴らしい才能や能力が無駄になってしまうことです。

才能はあるのに、環境に恵まれず教育が満足に受けられない。
素晴らしい能力を持った人たちが、必要のない仕事のために貴重な人生の時間を浪費している。
なぜか物心ついた頃から、こういった「誰かの才能が無駄になってしまう」ことが許せませんでした。

ぼく自身は、親や周りの人々のおかげで、非常に豊かな教育を受けることができました。
大人になってからも、素晴らしい先人や仲間たちに囲まれました。
おかげさまで、自由に楽しく、いかんなく自分の才能を発揮して働くことができていると胸を張って言えます。

ですが、世の中全部がそうではない。
人々が本来持っている能力や価値をもっと発揮できれば、世界はもっと豊かになるはずです。
非効率な仕組みや無駄なしがらみのせいで、本来持っている価値を提供できていない人々がたくさん存在する。

エンジニアリングの力で、そういった負を解消したい。
それがぼくの夢であり想いです。

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(創業初期の共同創業者の辻(左)とぼく(右))

医療者の可能性を解放したい

完全に個人的な意見ですが、その業界で働く人々の「本来発揮できる価値」と、「実際に提供できている価値のギャップ」が特に大きいのが、医療業界だと思っています。

今の日本の医療者は、まだまだ本来持っている能力や価値を提供できていません。

今の医療では、患者と医療者の間に、非常に大きな"距離"が存在します。
ここで言っているのは、コミュニケーションの距離です。
患者・医者間では、ろくに情報が共有されず、知識の差も大きく、対等な関係ではなく、頻繁なコミュニケーションは行われてはいない。

これでは、医療者も本来持っている価値のうちほんの一部しか提供できません。
もちろん、患者さんは心身ともに健康になることは出来ず、心の底から医療に満足しているとは言えない。
それが、今の医療の状況だと思っています。

この負を解決するために、自信が医師でありながら、同じような疑問を強く持っていた友人の辻裕介と2年半前にこの会社を立ち上げました。

YOJOを始めて感じた新たな医療体験の可能性

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(薬剤師チーム = PS (patient success) チームの様子)

YOJOは、患者さんが薬剤師や登録販売者とチャットをして、医薬品を購入できるというサービスを提供しています。
薬剤師や登録販売者は法律の範囲内で、医薬品の情報提供を行います。

ですが、それだけではありません。

ぼくらがこのYOJOというサービスをはじめて一番驚いたことは、患者さんから非常に深い悩みを相談していただけることです。
例えば、「生理痛がひどく、会社に行くのも辛いのですが、上司に言えなくて困っています」というような、症状だけではなく、精神的で日常的なお悩みを打ち明けてくださる方が非常に多くいらっしゃいます。

そして、ぼくらのPSチームが、親身になって相談に乗り、アドバイスをすれば、
「〇〇さんのおかげで辛い症状がよくなりました」「心が楽になった」「こんなに親身に相談に乗ってもらえて嬉しい」
と言ったような声をいただくことができています。

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(PSチームが患者さんと対話する画面)

正直ぼくは、薬局で薬剤師の方に健康や日々の悩みをぶつけたことはありませんし、しようと考えたこともありません。(薬剤師のみなさんごめんなさい!!)

価値提供の方法を変えるだけで、これほどまでに医療者が提供できる価値の「大きさ」や「方向性」は変わるのかと驚き、非常に可能性を感じたことを覚えています。
ITの力を駆使すれば、医療者の価値をもっと高め、医療者と患者の関係性をもっと滑らかで親密なものにできる可能性がある。
その結果、患者さんを健康で幸せにすることができる。

そういったサービスを自分たちなら作ることができるかもしれないということに喜びとワクワクを感じました。

「エンジニアリングの力」で、患者と医療者を滑らかにつなげる

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(エンジニアチームMTGの様子)

いつだってコミュニケーションは、相手のことを「よく知る」ことから始まります。
今の医療システムでは、医者も看護師も薬剤師も、その他医療者も、患者さんのことを深く知っているとは言えません。

もっと医療者が患者のことを知ることが必要です。
私たちが、相手のことを知ろうとする熱意は必ず通じ、患者さんも心を開いてくれます。
そこからが真に「満足度の高い医療」の始まりです。
まず人間関係を構築しなければ、患者さんに医療者の声は届きませんし、患者さんを本当に健康な状態に導くことはできません。


ぼくらが目指す医療の未来では、様々な健康情報が医療者と患者の間で共有されます。
そして、もっと医療者が患者さんに寄り添い、患者さんのことをよく知った状態で、個別丁寧なアドバイスをすることができます。
患者さんはいつでも相談でき、医療者の方からも積極的なフォロー アップが行われます。

患者と医療者が、必ずしも物理的に近くにいる必要はありません。
動画はもちろん、VRなどを使えば、相手のことを「見ながら」お話をすることは可能でしょう。
さらには、視覚だけではなく、お互いの肌触りも感じられるような世界が必ず来ます。

これらはすべて、エンジニアリングの力がなければ実現できません。

我々YOJOのエンジニアリングチームの使命は、
エンジニアリングの力で、「徹底的に患者と医療者の距離をなくし、世界一患者満足度が高い医療体験を創る」
ことです。

それが実現できた時、ぼくらの医療者チームは、「世界最高の医療者チーム」です。
ぼくらが技術で、必ず彼らを世界最高にします。

仲間キョーレツ募集中!

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ぼくらは、まだ何も成し遂げられないような小さなチームです。
自分たちが、少しでも「世の中をよくした」なんて、まだ到底言えません。

ですが、世の中をよくするための仮説と、その仮説に賭ける熱意を持ったチームです。
是非、ぼくらと一緒に「世界一患者満足度が高い医療体験を創る」という実験を行っていただける方を募集しています。

特にエンジニアの方は、『Careers at YOJO Engineering Team』もご覧ください!
私のTwitterにご連絡いただいても大丈夫です!

その他職種含め、下記のリンクからもご応募いただけます!


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