見出し画像

薬局の生き残り戦略③門前薬局(大人気門前or二診以上の門前)

薬局の生き残り戦略第3弾というわけで記載を進めていこうと思う。

語弊が無いように改めて伝えておくが、薬局としての生き残り戦略だ。薬剤師としての生き残り戦略とは違った角度となるのでご理解いただきたい。

先日、記載した内容と重複するが私が思う生き残る薬局とは下記いずれかを担う薬局である。

1.在宅薬局
2.オンライン薬局
3.門前薬局(大人気門前or二診以上の門前)

1.在宅薬局について

2.オンライン薬局について

さて。本題へと移っていこうと思う。

3.門前薬局(大人気門前or二診以上の門前)というのは、単純明快で少しテーマとしてはチープな印象をお受けになられる方も居られるだろう。

それもそのはず。これ以上に完成されたビジネスモデルは無いと、私が感じているからだ。人気のクリニックの横を陣取るだけであるが、金魚の糞と言われんばかりの出店形態には、それほどビジネスとしても優位性を見出すことが出来る。

二診以上というのは、言葉を選ばずに言うとリスクヘッジの一つである。片方が何かトラブルで事業が傾いたとしても、片方で支えられることも可能だ。

この門前薬局と対を為す?というわけではないが、面薬局と呼ばれる、いわゆる門前を持たないビジネスモデルを提唱される方も居られるが、個人的には些かではない。

地域に根差したコミュニティがあるか、事業の立ち上がりを支え続けられるだけの資金力があるか。一個人がマーケティングの力だけで立ち向かっていくには少々骨が折れる。

今も昔も、開業医の先生と仲良くなったり、繋がりを持って二人三脚で進んでいく薬局の事業モデルというのは、昔ほどではないがとても堅実なモデルとも言えるだろう。

ただ、国もそれほどバカではないのだろう。どこを圧縮すれば医療費を下げられるかを常々考えている。我々はその判断に常々怯えている。

調剤報酬点数表(令和6年6月1日施行)

医療機関と同一敷地内、建物内の薬局。門前が3つまでの薬局など、“儲けるため”のビジネスモデルは少しずつ切り込まれている。しかし、それを上回るほどの儲けが生まれるから、このモデルはまだまだ無くならない。

開業医の先生は一つの医院に依存することが多いが、薬局経営者の多くは一つの薬局のみならず複数店舗の経営を考える。

医療とビジネス、今に始まったことではないが、とても相反した且つ矛盾したテーマの一つである。患者の絶対数は変わらないという前提ではあるが、儲けのためにマーケティング思考で集客をし、医療的な知識が希薄な薬局へ足を運ぶ方が増えるのはどうなんだろう、と思う。

マーケットイン・カスタマーイン的な思考で言えば、顧客が満足していればそれで問題ないのだろうが…。




あぁ薬剤師を辞めたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?