ブラック企業で頑張る日本人。
とある、先輩会社員の話をしよう。
まさに18禁レベルの話だ。
恐怖の洗脳に掛かってしまった人の末路。
朝から晩までテレコールをする仕事。疲弊するまで同じことを繰り返しやらせ、思考を奪う。そして自由を奪う。
労基にいけば一発でアウトだろう。
ワンマン社長は昭和の証券会社で働き独立した人だ。朝から怒号の嵐で社員のケツを叩きちらすマネジメント手法。全員がビビっている。都心の雑居ビルに事務所を構えている。箱詰め状態で、先輩社員らは完全に洗脳されていた。
そんな糞仕事でもたまに訪問時に外出しなければならない時がある。
ある時、先輩社員が指名されてお出かけの準備をする。当然、外出するのも一苦労。自由はない。ガチガチに設定されたスケジュールを遂行しなければ社長の破壊光線を喰らうことになる。軍隊のような感じだ。刑務所のほうが楽なのではないかと思ったりもしたくらいだ。
現金を持ち運んでくるという、ミッションは
かなり高度な仕事になっている。
社長は一ミリも社員を信用していない。逃げられると思っている。それはいいとして、事件が起きたのは、先輩社員が会社に戻ってくる時に起きた…。
片足を引きずりながら、帰ってきた。
明らかに、足に力が入っていない。
大丈夫か??
ど、どうしたのだろう。
静まり返る社内。
ただごとじゃないだろう。
現金をお持ち帰りしましたと言わんばかりの表情をし、なんとか社内に帰ってきた。
交通事故に遭ってまでとはその時は誰も知らない。
そのまま、社長室に行き怒号でヒアリングをされている。
どうやら、近くでタクシーと接触をしたが、何事もなく帰ってきてしまったのだ。
恐らく彼は、交通事故に遭っても時間通りに戻らなければ怒られると思ったのだろう。
必ず現金をお届けしなければ、キレられると強く思い、片足を引きずりながら帰ってきたのだ。これで大丈夫と思ったのだろう。
よく頑張ったと言われると思ったのだろう。
しかし、それとは裏腹にその後死ぬほど社長にキレられていた。
労災認定だの、病院通ってるあいだ仕事出来ねーじゃねーかだの、散々な言われようであった。しまいには、そんなことに時間とコストを奪われんじゃねーかと言ってのけたのだ。
知恵を与え、儲けさせれば良いではないかと思った。これに尽きる。しかしこれはやらない。
金を支払っているから社員はむかつく対象なのだろう。
未上場の会社の方こそ、取締強化をすべきなのかもと思った。もっとすごい話あると思うな〜。隠れ未上場のシャッチョさん達は意外と遊んでいたり、ブラック企業を生む天才であったり、愛人作ったりとぬくぬくと生きているよね。
とにかく、逃げよう。
思考しよう、そして実践しよう!