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環境教育のプレゼンって退屈!?僕がプレゼンにこだわる事。

ここ最近は仕事にも慣れてきて、コンポストの事など順調に進んでいましたが、少し物足りなさを感じていました。

早く人前でプレゼンや講習などをしたい!!

毎日いつ来るか分からないプレゼンや講習の内容をパワーポイントで作成していました。いつでもかかってこいっと思えるほど準備万端でした。

そんなある日いきなりカウンターパートから

明後日、市内の高校でプレゼンよろしくな!

きたーーーーーーーーーーーーーーーー!

待ちに待ったチャンス到来!!

専門的な用語をスペイン語で伝える難しさはありますが、僕はプレゼンは失敗してなんぼだと思っています。上手くやろうとか、かっこよく決めたいなんて思うと絶対にプレゼンはうまく行きません。

持論ですが僕がプレゼンや講習で大事にしている事は個性を出し、自分という存在に興味を持ってもらう事が大事だと思っています。

僕は長い間、ダイビングインストラクターとして働いてきて、毎日たくさんのお客さんを相手に何時間も話してきました。自分が行うツアーで退屈されないよう、常にお客さんのリアクションや言動を気にしていました。

特に難しい理論チックな話になると、一気に退屈が聞き手側に襲い掛かります。

これは言語の違う国でも共通で、一生懸命真面目な話をひたすらしても、途中で退屈してしまう人が必ず出ます。

いかに理論的な難しい話に興味を持ってもらうのか?

それは理論的な話に入る前に、自分という存在をしっかりアピールする必要があります。変な事言っておかしな人だなぁって思われていいので、必ず笑いを取りにいって、スベる事など気にしない。特にコスタリカは教育熱心な国なので僕のような変わり者のプレゼンターは珍しいだろう。興味を持たせたら、その時点でプレゼンは成功です。たとえ難しい理論が伝わらなくても、聞き手側に「なんだこの人」っと思ってもらえればいいのです。

オロティナの高校は12歳から18歳の子供たちが通っています。1500人くらいの生徒がいます。中に入るなり、日本人の僕を見る視線をとても感じました。

いい感じに注目される中、教室に招かれ、ドシドシと高校生達が教室に入ってきました。なんだあのアジア人(Chino)はっと言ったような目線を感じましたが、僕はやってやろうとしか思っていませんでした。

カウンターパートが司会を行い、いきなり僕の出番でした。僕は勢いよく出て行き、最初の自己紹介からぶっ飛ばしました。

結果は最後まで暇そうな人はおらず、拍手喝采を頂きました。自分の中ではまだまだだなと思いましたが、色々とここで試せて良かったと思っています。

カウンターパートに「Buen trabajo(良かったよ)」と言われ、硬い握手をしました。

これからもこの街で沢山、プレゼンや講習をして沢山失敗して沢山学んでいきます。




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