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気持ちいいけど、【耳垢そうじの落とし穴】

ご購読ありがとうございます。

突然ですが、皆さんは耳垢そうじに対してどの様に思われていますか?

『耳垢そうじってたまにやると、とても気持ち良くて癖になるんだよなぁ』

『耳垢があると不潔だから常に綺麗な状態にしないと』

『耳垢そうじをしたら音の聞こえが良くなった』

っと思われている方に僕は、、、、

『ちょっと待ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

っと言いたい。

何故ならそこには

『大きな落とし穴』

が潜んでいるからです。

今回の記事を最後まで読んでいただけるとあなたはこれまでの

『耳垢そうじ』

の常識が覆ってしまう事間違いなしでしょう。

是非、最後まで読んで頂いてもし勉強になったと思われた方は

『スキ❤️』

なんてして頂けるとただただ嬉しいです。笑

私の実体験

私がダイビングインストラクターとしてガイドの仕事をしていた時の話です。

ある日、ふと耳垢そうじをしようと思い、お決まりの綿棒で耳垢そうじをしてスッキリしました。

そして、次の日に通常通りダイビングのガイドの仕事をしました。

しかし、その日の夜。

耳に若干の痛みを感じました。

その時は、

『まぁこれくらい大丈夫だろう』

とそこまで気に留めませんでした。

しかし、日に日にその痛みは増していき最終的には音が上手く聞こえなくなってしまいました。

ダイビングの仕事で耳はとても重要で、耳抜きができないと仕事になりません。

そこで私は限界を感じ、病院に行く事にしました。

病院にいって診察をした結果

『外耳炎』

になってしまっていました。

何故、この様な事が起きてしまったのか?

その時は分かりませんでしたが、気になったのでネットで調べていくと、その要因は

『耳垢そうじ』

にある事が分かったのです。

誰もが陥る可能性がある外耳炎

外耳炎とは!?

♦️外耳炎は“外耳道炎”とも呼ばれ、耳の穴から鼓膜の手前までの外耳道に炎症が起こり、耳のかゆみ・耳の痛みが現れ、さらに外耳道が腫れると、耳が聞こえづらくなる(難聴)、耳が詰まった感じ(閉そく感)を伴います。

外耳炎になる原因

毎日お風呂上りに耳かきをする人、耳栓をして泳いでいる人やよく耳を触る癖がある人に多く、比較的若い女性に多い傾向があります。

耳かきを習慣化してしまう原因は、外耳道にある神経が原因と言われています。

外耳道の奥には、迷走神経という体がリラックスする神経が走っています。

耳かきをしてすこし気持ちよくなる場所です。

その部位を刺激することで、体がリラックスして、気持ちが落ち着くので日常的に触ってしまうことがあると考えられています。

外耳炎の原因の多くは、指の爪などで耳の中をかいたり、綿棒で耳かきをしたりするときに外耳道を傷つけてしまい、細菌が入ることです。

なので、気持ちいいからといって耳かきをし過ぎるのは良くありません。

私の場合はダイビング前に耳かきをしたことにより、外耳道に軽い傷ができてそこに水中にいる細菌が感染して炎症を起こしたと思われます。

なので、ダイビング前などに過剰な耳かきは絶対にやめましょう。

耳そうじしなくていい?

耳垢そうじについては様々な意見がございます。

アメリカでは

アメリカの耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は、2017年1月に耳掃除に関する新たなガイドラインを発表しました。それによると、耳には自浄作用があるため、通常ならば耳掃除は不要と伝えています。わざわざ耳かきや綿棒などでほじったりしなくても、耳垢は咀嚼やおしゃべりなどの振動で、自然に体外に排出されると説明しています。さらに耳垢自体にも、ホコリや虫などの侵入を防ぎ、雑菌の繁殖を抑えるといった働きがあるといいます。これによると、過度な耳掃除は却って害になる可能性すら示唆しているわけです。特に綿棒のような細いものを耳に入れると、耳垢を奥に押し込む結果になったり、耳の中を傷つけたりすることもあるので、絶対にしないよう強く訴えています。

という様にそもそも耳垢そうじに対して批判的で必要ないと言っています。

耳垢の役割と言われていることとして

1) 酸性であり、細菌や真菌の発生を抑える

2) たんぱく分解酵素を含み、殺菌作用がある

3) 皮膚の乾燥を防ぎ、表面を保護する

という根拠から耳垢そうじの必要はないと言われています。

しかし日本では

『目に見える範囲の掃除を推奨』

をしています。

アメリカ人の方との体質の違いなどもありますので、一概に耳掃除をしなくていいわけではありません。

湿った耳垢をほって置くことは耳垢栓塞 (じこうせんそく)になる可能性もあるからです。

耳垢栓塞 (じこうせんそく)とは

♦️耳垢が大量に溜まってしまって固まりとなり、耳の穴を狭くしたり詰まらせる病気です。耳垢栓塞の症状は、耳の閉塞感、難聴、耳鳴り、自声強聴(自分の声が大きく響く)といった耳の症状のほか、まれに喉の違和感、胃の不快感・吐き気などを感じる方もいらっしゃいます。

日本人の約7割がこの乾性耳垢の持ち主と言われていますが、

湿性耳垢の方、代謝の早いお子さん、高齢者の方、外耳道が狭い方などは耳垢が溜まりやすく、このような方の場合は、定期的な耳掃除が必要です。

対処法

健康な方では、耳垢はもともと自然に耳の外に排出する性質をもっているのですから、乾性耳垢の方なら耳掃除の必要はほとんどありません。

むやみに耳掃除を行うことで、外耳道に傷をつけたり、かえって耳垢を奥に押し込んでしまうことにもなり得ます。

ご自分で耳掃除している方が多いと思いますが、まず、ご自分で耳掃除するときには入り口付近をそっと綿棒でぬぐうだけにし、耳の奥は触らないようにしましょう。

いかがでしたでしょうか?

ついつい気持ちいいからといってやってしまいがちですが、やり過ぎると色々な耳の障害につながってしまいます。

外耳の炎症は基本的に自然治療で治りますが2日くらい痛みが引かない方は耳鼻科に受診する事をお勧めします。

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