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読書感想文が苦手な私が、どうしても読んだ本の感想を残したい話。

文章を書くのは好きでしたが、昔から読書感想文は苦手な私。
「主人公の○○がかっこよかったです」「××がすごいと思いました」とか、ありきたりな感想しか書けなかったので、夏休みの課題は読書感想文を避けがちでした。

それでもやっぱり、この本の感動は、語彙力のなさをさらけ出してでもお伝えしたいと思い、今回noteを書いています。


三浦しをんさんの名作「風が強く吹いている」。
この作品が、私は昔から大好きです。

箱根駅伝を走りたい――そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。「駅伝」って何? 走るってどういうことなんだ? 十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がっていく……風を感じて、走れ! 「速く」ではなく「強く」――純度100パーセントの疾走青春小説。

作品紹介より

この作品と出会ったのは、確か私が中学2年生の頃。
当時好きだった芸能人が、この作品のラジオドラマに主演するということで、予め原作を読んでおこうと思い購入したのがきっかけだったと記憶しています。
(結局、そのラジオドラマは放送地域外だったので聞けなかったのですが……)

舞台は竹青ちくせい荘という大学の学生寮。
そこに住む学生たちがたった10人だけで、お正月の風物詩・箱根駅伝に挑むという内容。
しかもほとんどが駅伝に関してど素人という状況の中で、試行錯誤を重ねて箱根の山を目指していきます。

つい最近10年以上ぶりに読んだのですが、やっぱり面白いです。
私の語彙力が追いつかないのが惜しい・・・

生まれた場所も、育った環境も、今生きている状況も違う10人の学生たち。
時にはぶつかってバラバラになりながらも、「箱根駅伝」という同じ目標に向けて10人が駆け抜けていく姿に、青春的な爽快感と感動を覚えました。

毎日10分読書」の一環で読んでいたのですが、10分やそこらで読み進める手を止められるわけがありません。
それだけのめり込める作品だと私は思います。

特に私が好きなのは、箱根駅伝本番の2日間を描写していく最後の2章。
出走〜各区でのリレー〜ゴールまで、10人それぞれの心情や状況が細かく綴られており、一人ひとりに自分を重ねることができます。

ん〜、もっと言いたいことはあるんだけど、私の語彙力や表現が追いつかず・・・
この感動をうまくお伝えすることができないので、ぜひみなさんまずは読んでください!笑

おしまい。

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