真夏の不思議(毎日note144日目)
よく母と話している。
「世の中の人は、こんなに暑いのになんでそんな涼しそうな顔で歩けるの?」
8月も下旬に差し掛かるところだが、この異例な暑さはまだまだ続くらしい。
いくらリモートができるとはいえ、週2~3の頻度で出社をしている私は、そのたびにこの暑さと立ち向かいながら職場へ向かわなければならない。
家から~最寄り駅まで、天気がいい日は自転車で行く。
歩くと15分ほどかかる距離だが、自転車で行くと10分もかからない。
だが、その10分が私の中で一番地獄だと思っている。
自転車だと日傘をさせないので、この夏から帽子を被ることにした。
ところが、この帽子が厄介である。
せっかくセットした前髪がぐしょぐしょになるではないか。
前髪が伸びてきたので、邪魔にならないようにセットをするのだが、10分ちょっとの間に「お風呂でも入りましたか?」と言わんばかりのぐしょぐしょの前髪に。全く意味がなくなってしまう。
そんなぐしょぐしょな前髪を晒しながら電車に乗り込む。
電車→地下鉄→バスと、ありとあらゆる交通機関を駆使して出社をすると、前髪だけでなく全体的に髪が乱れる。
肩あたりまで髪も伸びてきて、芸がない私はいつもポニーテールかおだんごにしてまとめておく。
母お手製のシュシュを使ってまとめているのだが、トイレで改めてまとめ直そうとすると、まあびっくり、シュシュがすぶ濡れ。
「着衣水泳でもしましたか?」と言わんばかり。
こんな猛暑の中、どうして周りの人は涼しそうな顔で歩けるのだろう……
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