読書感想 難テーマを入門書から攻略したい件② (トマ・ピケティ 21世紀の資本)
前々回の入門書
前回の入門書
今回の入門書!
前回の「ピケティ入門『21世紀の資本』の読み方」から、入門書をもう1冊ハシゴすることにしました(笑)
ちなみに原書は700ページもあるそうです。。。
カバー無し、A5サイズ、イラスト無しの77ページにまとめられています。
前回よりも更にコンパクトな入門書!
構成
※筆者の選定で訳語は資本論
第1章 5分で理解する『21世紀の資本論』
第2章 『21世紀の資本論』を論評する
第3章 なぜ『21世紀の資本論』はアメリカでベストセラーになったのか
本文より
アメリカでベストセラーとなった経済書『21世紀の資本論』は「問題」だらけの内容だった
机上の空論に振り回されないための必須の知識を示しつつ、同書の正しい読み方を伝授する
というわけで筆者は、経済格差は是正すべき、そのために民主的な議論をすべき、としつつピケティ氏の主張をほとんど否定しています。
ここまで読んで資本(利益を生み出すもの)の有効性はわかりましたが、格差是正には時間がかかりますし、政策が望んだ通りになるとも限りません。
一方、資本家は富を代々引き継ぎ、その時代の様々な優遇策や財テクを駆使して次の代へ継承していきます。
ならば、私達は、私達のできる事をやるしかないではないでしょうか。
いきなり資本家にはなれないですし、資本(預金、株式、土地など)もいきなり倍増しません。気長に20年、30年を目標にするのです。
そして、最大のポイントは、無理なくコツコツ続けて『時間を味方につける』です。
・お金の知識を少しずつ学ぶ
・金融商品は必須ではない
・まず少額で積立をはじめる
・自分が本当に大事な物だけを持つ
などなど
もし宜しければサポートを頂けるとうれしいです☆