諦めの悪い男

12歳  ヴィッセル神戸U-15のセレクションに落ちました。当時ヴィッセル神戸のサッカースクールに通っていたのですがスクールの帰りにスカウトの方に不合格を告げらました。兵庫県トレセンや関西トレセンに選ばれていた自分にとって初めての挫折。送り迎えをしてくれていたじいちゃんの車の中で泣きわめきました。たぶん人生で1番泣いた。

16歳   ヴィッセル神戸U-18に入団することができたもののチームが日本一になる中僕はスタンドの上からビデオを撮っていました。チームの優勝を心から喜べませんでした。

18歳   プロに昇格することはできず当時関西2部リーグの降格争いをしていた大学に入学しました。トップチームからcチームまで落ちたこともありました。

22歳  大きな怪我を経験しました。大事な時期に半年近くサッカーができませんでした。そして目標であったJリーグのチームからプロ契約の話ももらえることができませんでした。

今振り返ればうまくいかない事、悔しい事の方が圧倒的に多いサッカー人生。諦めるタイミングなんていくらでもありました。ほとんどの人がどこかのタイミングで自分の才能に見切りをつけ諦めて新しい人生を歩みだします。サッカーとはまったく関係のない世界で頑張っている。もちろん諦める事も大切で新しいことに挑戦している人もカッコイイ。でも自分にはまだプロになることを諦めることはできなかった。諦めないという選択肢があるということを伝えたい。
今好きなことに取り組んでいて辞めるか辞めないかで迷っている人。諦めないっていう選択肢があってもいいと思います。
僕はこれからも挑戦を続ける人生を歩みたい。色んな人に勇気を与えられるような選手に。