水のスペシャリスト→観賞魚スタッフのスゴさ!!No.15
ペットショップというと「わんちゃん」「ねこちゃん」のイメージが強いと思いますが、オールペットのショップですと「鳥小動物」「観賞魚」「昆虫・爬虫類」コーナーがあります。
以前、昆虫・爬虫類コーナーのスゴさについては、お伝えしましたが
今回は観賞魚コーナーについてお伝えできればと思います。
前置きとして
観賞魚コーナーには様々な種類の魚がいます。魚が住む水質には、「淡水」「汽水」「海水」の大きく分けて3つに分かれます。細かく分けるとpHという話になってきますがそこは、今回割愛させて頂きます。
簡単にお伝えすると「川に住む魚」「川と海の間に住む魚」「海に住む魚」とイメージしてください。
魚の種類によって、最適な水質というものがあります。水道水だけでは、体調を崩す魚が大半です。
水質管理について
それぞれの住む環境で、水質を変える必要があります。また同じ海水であっても元々生息する地域によって微調整が必要になります。
加えてペットショップなので、お客様から見て見て綺麗な水槽を保たないといけません。
水槽の見た目と水質の管理。
言葉にすると簡単ですが、非常に難しい部分でもあります。
実際に考えてみてください。
川は透き通るように綺麗でしょうか?
どの海もオーシャンブルーでしょうか??
お客様から見られる意識と魚の体調を考えた水槽づくりをしないといけません。
温度の管理について
どの魚種でも温度管理が重要です。魚たちにとって水の中が生活拠点になります。寒すぎても暑すぎてもどちらでもいけません。
人と同じで体調を崩し、病気になることもあります。代表的な病気で言うと「白点病」という病気があります。体全体に白い斑点が出る病気です。
水温の急激な低下、水温の上下の変化、水質の悪化など魚の抵抗力が落ちた時に白点虫が寄生し症状が出るものです。
よくご自宅で金魚などを飼われている方ならご経験があると思います。
一匹で飼い始めたけど、可哀そうだからもう一匹増やそうとペットショップで購入し、家の水槽に入れると数日後に元々いた子が体調を崩し、気が付くと白点病を発症しているなんてことありませんか?
ペットショップでは常にこの病気のリスクを考えながら管理をしていかないといけません。
病気のリスクを最小限に抑える
先程お伝えしたように「水温の急激な低下」「水温の上下の変化」「水質の悪化」が主な原因とされています。
ですがペットショップでは、定期的に新しい魚を入荷して、水槽に展示しなければいけません。最低でも週一回は既存の水槽の環境を大きく変えないといけないタイミングが来ます。
気を点はいくつもありますが、大切な事が「水合わせ」という作業です。
※「水合わせ」については、別の記事でお話します。
作業としては「入荷、もしくは購入した時に入っている袋の水」を「魚を入れる水槽の水」に合わせる事が必要です。
合わせる内容としては、
・水質
・温度
この二点です。
入荷した時に「入荷、もしくは購入した時に入っている袋の水」と「魚を入れる水槽の水」は同じ水でも質も温度も違います。この水合わせをしないまま、水槽に入れると、最悪の場合、数日後に水槽の魚は病気になるか、死んでしまいます。そうならない為に、ペットショップのスタッフは、入荷の時の最善の注意、日頃の水槽のメンテナンスを日々行っています。
水のスペシャリスト→観賞魚スタッフのスゴさ!!
魚スタッフは普段、水槽ばかり眺めている、水槽の掃除をずっとしている、何かノートにメモを取っている、何をしているんだろう?と思う事があると思います。もちろん魚が好きなスタッフが集まっているので、中には観賞して楽しんでいるスタッフもいます。
ですが実は、魚たちが体調を崩さない為の準備や工夫、常に気を配っているスタッフばかりなんです。そういった事を考えているスタッフのお店の水槽は常に綺麗で魚も元気にしています。
少し声がかけずらい雰囲気のお店もありますが、観賞魚の事で困ったらすぐに質問してみると良いです。スタッフによって得意分野が異なっているので色んな答えが返ってくると思います。
観賞魚はペットの中でも比較的に飼いやすく、入門編的な扱いをされます。ただ飼うにあたって、覚えておくべきポイントはいくつもあります。
簡単そうに見えて、実は奥が深い観賞魚。
飼う前には、思い切ってスタッフに相談してみてください。
今まで知らかった飼うにあたって必要なポイントが学べるかもしれませんよ。
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