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『暮らしリズムノート』を使って、暮らしのしまい方を考えるコミュニティー運営をはじめたい

2022年7月、サイトに無料でダウンロードできる『暮らしリズムノート』をローンチしました。これから、色々なテーマを決めて、自分の暮らしも見直しながら、ユーザーと暮らしのしまい方について考えるコミュニティーをつくりたいと考えています。


暮らしリズムノートはじめたいと思ったきっかけ

私は、桑沢デザイン研究所でデザインを学び、独身時代はインテリアデザインの仕事、その後出産を機に子育てと両立しやすいwebコーダーの仕事を縁あってさせていただきました。
これまでの経験もあり

家 づくり× 暮らし+IT

について、深く考える機会を得ました。
Webコーダーとして働いているここ数年は、医療系のサイトを多く手掛けてきました。その中で、晩年に在宅医療を受けながら暮らす老夫婦の映像をみたり、医師のインタビューを文章化する仕事なども経験しました。

そこには、私がかつて真剣に取り組んだインテリアデザインの世界とはかけ離れた、雑多な暮らしの情景や、年を重ねたことで、自分が自分でなくなる現実があり、かなりの衝撃を受けました。その時、人の暮らしのしまい方をもっと自分の意志あるものに、またしまう過程でお世話になる方々の心も、健やかで風通しのよい世界観へ、そしてなにより子孫の残すフィールドにプラスをもたらすしくみを生み出したい、自分が自分でなくなる前に、私の意志を反映できるように準備ができるステップをつくりたい、ITの力が、その一助となればと強く願いました。

美しい空間、楽しい空間にしようと目指すことや、豊かな暮らしを送るためのノウハウは、今たくさんあちこちに溢れています。
しかし暮らしをしまうこと、そして最後はなにひとつ持たずに、どんな立場にある人も旅立っていく道すがらについて、暮らしや生き方を主体にフォーカスした道筋を、明確に取り上げているケースは少ないように感じます。

『死生観』を語ることが、一般的にはなんとなく開きにくいブラックボックスになっているのも一因ではないかと思います。

今ニュースで取り上げられている中では、街には多くの空き家が溢れ、しまい残した暮らしの足跡の痕跡がそのままとなっているケースが見受けられます。また、遺品整理は片付けを主体とした作業となっているケースが考えられ、そこに故人の考えがどの位反映しているのか、それがどの程度、子孫に残すフィールドに影響を及ぼすのか、非常に不透明です。

フランスでは、新しくビジネスで作った洋服の廃棄に規制がかかっているそうです。これは、循環型経済のための廃棄物対策法の一環だそうです。

世界に類をみない高齢化の進む日本では、子孫に残すフィールドについて考えた時、捨てるという行為自体に、なんらかの制約が起こっても不思議ではありません。なぜなら、途上国に日本のゴミが廃棄されている現実があるからです。

今、はっきりと意思表示出来る世代で、暮らしの循環を促すために出来ること、自分の命の扱いについて意思表示しておくことはできないのかと、これまでの経験もあり、深く考えさせられました。
家や暮らしを見直し、自分の終末期に関する意思表示をして、意志あるうちに暮らしのしまい方をまとめておくことが出来れば、今のこの不均衡な世代人口比の社会が、多少なりともスムーズに流れ出すのではないかと思うのです。

『暮らしリズムノート』に共感してくださる仲間をみつけたい

現在のところ、このコミュニティーの参加者はいません。自分の中だけでテーマを決めながら、自分の暮らしのしまい方を少しづつサイトにアップしていくことになると思います。
しかし、ひとりでは大きな潮目にはならないので、同じテーマを多くの方とディスカッションしつつ、私では足りないことや、気がつかないことなどを教えていただき、この『暮らしのしまい方』を考えるコミュニティーを大きく育てていきたいと考えています。

また色々な分野の専門家にアドバイスをいただけば、『暮らしのしまい方』に新しい概念、自分の経験では思い至らないことを知ることが出来て、後悔のない選択が出来るのではないかと考えます。
たとえばサイトでも書いている『意思表示』については、法律的な問題や、医師のアドバイスなども必要だと思いますし、また人によって考えも違うので、出来るだけ振り幅を理解することで、多くの人にとって価値あるコミュニティーになるにちがいありません。

『暮らしリズムノート』を使って、暮らしのしまい方を考えるトークカフェをオープンしたい

現在はサイトでテーマを決めて自分の暮らしのしまい方を綴っていく活動を考えて少しづつコンテンツをアップしています。

その活動と連動して、トークカフェをオープン出来ないかと模索しています。

トークカフェを開く意味

Webサイトは今多くあり、たとえweb業界で働いている経験を活かしてSEO対策をし、ある程度狙ったキーワードで上位に表示されたとしても、大手のサイトと並んだところであまりクリックされません。
今の状態では、正直独り言でしかありません。
双方向性を生み出すには、地道に直接人と対話することも組み合わせていく必要があるのではないかと考えています。

トークカフェ「暮らししまい方を考える」コミュニティーの概要

■ビジョン
暮らしのしまい方を、自分のこれまでの想いや経験を振り返りつつ、現在の暮らしリズムを整えることで、想像していくこと

■コース概要
こちらから投げかける質問に対して、参加者の方にお答えいただきながら、みんなでノートをまとめていくスタイルを考えています。
その中で、取り入れられる企業からの提案なども紹介していけるようにして、出来るだけ参加者の方が具体性を持って暮らしにフィードバックしていける試みとなるようなしかけにしたいです。

■テーマ例
・「住まい編」
・「収納内部編」
・「思い出編」
・「クローゼット編」
・「終末期の医療編」
・「ファイリング編」
・「私の情報整理編」
・「暮らしの伝承編」

■現在の進捗
1. 現在は、イメージ動画でこのノートについて垣間みてくださった方が905人。その後、実際にノートをローンチした後、インスタグラム等SNSでこのノートプロジェクトを目にしてくださった方が300人程度、その中で、サイトにまで入ってきてくださった方は20人程度です。
6%という確率で、分母がもっと増えれば、関心を持ち、やがて共感する人も増えていく可能性を秘めていると考えられます。

https://www.youtube.com/shorts/biLwWZDLxhw


2. プロジェクトの内容については、私のサイトに詳しく書いております。

noteクリエイターサポートプログラムに応募した理由

現在の状態は、私がwebサイトでローンチしたところです。9月から3ヶ月間本業がお休みなので、この間に具体的に始動する準備をしていきたいと考えています。この『暮らしリズムノート』をより多くの人に知ってもらうため、また共感してくださる仲間を増やすことや、トークカフェを開く場所の提供をサポートをしていただきたく、プログラムに応募しました。

■希望するサポート時期
2022年11月〜2024年9月

■支援してほしい内容
・暮らしリズムノートの活動に共感してくださる仲間の募集
・暮らしリズムノート企画イベント、ワークショップ実施の方法についてのアドバイス
・トークカフェや、オンラインイベント、ワークショップなど、コミュニティーの告知サポート

     活動資金の支援(100万円)

 ・暮らしリズムノートイベント経費(350,000円)
     計7回開催×50,000円
    ・表紙カバーキット等の企画・制作費用(500,000円)
 ・wordpressで制作したサイトのアプリ化開発環境構築(140,000円)
・コミュニティー活動の告知サポート

■実現のための道筋としてやっていきたいこと
1.  今秋から準備をはじめて、11月に第1回目のトークカフェの開催
2.  ノートを実際に書くワークショップの開催
3.  暮らしをしまう時に、一般ユーザーが希望した社会の仕組みを、商品、サービスとして紹介してくださる企業の募集
4.  ご本人が希望した命のしまい方を実際に法律に則して実現できるようにするための道筋を、アドバイスしてくださる医師や法律家等とパートナーシップが組めるよう、告知サポート
5.  暮らしをしまうことになった際に、家族の同意を得て故人から離れていく家具、モノの『未来フリーマーケットプレイス』への企業参加募集の告知サポート

私について

インテリア、住宅設計、不動産業界にて10年ほど従事。二級建築士。妊娠した時から独学でweb制作を学び、出産後からwebコーダーとして働きました。webメディア、webショップ、医療系サイト制作、web制作会社のスタートアップ企業で、不動産系のサービス開発を経験。一女の母、子供は今年で成人。主婦として、母として、約30年近く暮らしをみつめて家庭生活を送ってきました。
→続きは、以下の記事をご覧ください。

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私が運営するサイト「petit maison」

その他詳しくは、私の運営するwebサイトをご覧ください

私の暮らしリズムノート

終わりに


最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
現在、私ひとりで企画を立て、写真撮影をし、プログラムを書き、ライティングをし、運営分析を行っています。
『暮らしリズムノート』が、たくさんの人と共に育ち、子孫に残すフィールドが、よりよくなるためのコミュニティーがつくられるよう、応援よろしくお願いします!
〜私のおうちの外のフィールドも、私の家〜
Nono