見出し画像

ビーズとは

オートクチュール刺繍のお店【 小さな手芸屋さん 】です。ご覧頂きありがとうございます。

このnoteでは、オートクチュール刺繍、リュネビル刺繍の魅力や、手芸の楽しさを、より多くの皆様にお伝え出来ればと思っております。


さて、オートクチュール刺繍に欠かせない材料のひとつに【ビーズ】があります。
ただ、【ビーズ】と一言で言っても数え切れないほど多くの種類が存在します。
原材料、原産国、サイズや色など種類の表記も様々。
実際にビーズを探す時、素材や色から探したり、大きさから探したり、形から探したりしますが、ビーズにはどのような種類があるのでしょうか。

ビーズとは

ビーズ(英語複数形 beads)は、装飾や手芸などに用いる穴の開いた小さな玉。
素材はガラスやプラスチックに加えて、古来の石(天然石や宝石)、貝殻、真珠、珊瑚、動物の角・骨など多岐にわたる。

ビーズの語源について
ヨーロッパのキリスト教圏でロザリオに使用される数珠玉について、アングロサクソン語のbiddan(祈る)、bede(祈る人)から変化して呼ばれるようになったのが語源という説がある。

引用元:Wikipedia

古代から装身や祈りの為に使われていたビーズは、現代でも私たちの身近であり、暮らしを彩る欠かせない材料です。
オートクチュール刺繍、リュネビル刺繍では、ガラス製のシードビーズ (種:seed のように小さなビーズ)がよく使われます。

画像10

チェコビーズ

長い歴史と共に、高いガラス加工技術が培われたチェコビーズ産業。
現在チェコは、世界で最も大きなガラス製品の産地のひとつです。

元々はヴェネツィアから伝わったガラスの製造技術ですが、高度なカット技術や加工技術は、チェコで開発されていったと言われています。
同じ色合い、あるいは同じサイズでも、カットによって全く別物のように見えるチェコビーズには、奥深い魅力を感じます。
では、チェコシードビーズにはどのような種類(形)があるのでしょうか。

チェコ製シードビーズの種類

画像13

シャーロット

ビーズ丸いビーズの表面に、1箇所だけカットが入っているビーズです。
星の瞬きのようにキラリと控えめに輝きます。本来は、13/0サイズだけを「シャーロット」と呼ぶのが正しく、他のサイズは「1 cut」もしくは「トゥルーカット」と分類されます。
一般的には、サイズ区別なく「シャーロット」とひとくくりに通称することも多いです。

2cut (六角)

ビーズの断面が六角形に見える種類をいいます。
全体的には短い六角柱のようなフォルムです。
シャープでアクセントのある輝き方をし、見た目もスマートで凛とした印象を与えてくれます。

画像6

3cut

ミラーボールのように表面に複数のカットが入った、多面体のシードビーズです。
光を良く反射し、華やかで動きのある輝きかたをします。
普通の丸いビーズと比べ、よりゴージャスに、手が込んだような作品に見せることができます。
3cutビーズは世界でチェコでしか製造ができない、熟練の職人技を要する貴重なビーズです。
日本のメーカーにも3cutビーズはありますが、チェコビーズをもとに着色・加工して販売しているものがほとんどです。

画像7

内角

糸通し用の穴が四角い形をしたビーズです。
表面にカットが入っていないビーズでも、まるでカットが入っているかのような輝き方をします。
チェコ製の銀引きタイプのビーズによく見られる種類です。
内角(うちかく)と呼ばれるほか、スクエアホールとも言います。
カットビーズと比べて刺繍しやすいのに、同じくらい良い輝きなのがオススメのポイントです。

画像8

極細竹

ミクロでびっくりするほど華奢な竹ビーズです。
直径は1mmちょっとという細さ、とても繊細です。
より小さくて完成度の高い作品作りができるようになります。

画像11

ツイスト竹

ねじれたようなフォルムをしている竹ビーズです。
普通のまっすぐな竹ビーズと比べると、その輝きの良さは段違い。
光をよく反射して華やかに輝きます。

画像12


チェコビーズは多くの工場で生産され、上記の種類意外にも、カラー、サイズ、フォルムのバリエーションは多種多様です。
一粒一粒のビーズに表情があり、デザインをより豊かに表現してくれます。

ビーズはこちらから

画像9

日本製のビーズ

世界的なビーズの産地である日本。
ビーズを生産している世界の国の中でも、日本はとても大きなシェアを持っています。

国内で有名なのは、TOHO(トーホー)、MIYUKI、そして今はなき広島ビーズです。
みな広島県で生産されています。
国内生産にもかかわらず海外での方が認知度の高いマツノビーズ(宮崎県)というメーカーもあります。

とりわけTOHOのシードビーズは特小や丸小の糸通しが多く、シルバーやゴールドなどの定番色のサイズバリエーションが豊富で、リュネビル刺繍をするときにとても重宝します。

日本製シードビーズの種類

画像14

丸いビーズはサイズによって、「特小」「丸小」「丸中」「丸大」、、、と呼ばれます。
特小は、チェコビーズの「12/0」から「13/0」サイズと大きさが合います。
丸小だと、「11/0」と同じくらいです。

六角

六角ビーズとは、六角柱にカットされた形のビーズのことです。
普通の丸いビーズよりも輝きが大きく、シャープな見た目になります。
サイズによって、「六角特小」「六角小「六角大」、、、と呼ばれます。
アウトラインを描いたり、帯状に敷き詰めたり、背景をモザイクのように埋めたりと、オールマイティに使えます。

画像2


竹ビーズは細長い筒状の形をしたビーズです。
長さによって、「五厘竹(約1.5-2mm)」「一分竹(約3mm)」「二分竹(約6mm)」と呼ばれます。
シャープなラインを描くのが得意な竹ビーズ。
丸いビーズと一緒に使って、形の違いでアクセントを効かせるのがおすすめです。
ブローチの花芯などに、雄しべのように立たせて刺繍するのも素敵な使い道です。

画像3

3cut

実は、日本のメーカーの3cutビーズは、もともとはチェコで作られた3cutビーズを使って、オリジナルの染色をしているものがほとんどです。
3cutの技術はチェコにしかないとのこと、大変貴重な職人技です。

画像4


日本製のビーズはこちらから


画像15

「小さな手芸屋さん」では、ビーズ刺繍やリュネビル刺繍に最適なチェコ製シードビーズ、日本製シードビーズを数多く取り揃えております。
刺繍の材料にぴったりなとっておきのビーズたちです。

種類が多くて迷ってしまった時は、少量ずつのアソートビーズをご用意しております。
気になる色やサイズを、ぜひお試しくださいませ。
色合わせまで出来ているので、セットで刺してもバランス良く仕上がります。

アソートビーズはこちらから


また、お気に入りのビーズが見つかれば、お得な大入りがオススメです。
魅力的な色合いと、その煌めきに、ついついコレクションしたくなるビーズ、ぜひ当店でお探しください。


●【 小さな手芸屋さん 】オンラインショップ
https://petitemercerie.com/

●【 小さな手芸屋さん 】 instagaram
https://www.instagram.com/petitemercerie/

●【 小さな手芸屋さん 】 twitter
https://twitter.com/petitemercerie

●【 小さな手芸屋さん 】 facebook
https://www.facebook.com/petitemercerie.jp/






この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?