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黒い犬との付き合いかた
2019年はつらい1年だった。
春休みが始まったばかりの2月。初めて行った心療内科でうつ病と強迫性障害の診断が下りた。その後は症状がぐんぐん悪化し、新学期が始まるとレポートを書くことも本を読むこともできなくなった。カウンセラーと担当教員との面談を経て、5月には大学に休学届を出した。荷物をまとめて実家へ帰った直後は、倦怠感でベッドから起きあがることすらできなかった。「夢に向かってこれからというときに」「大学にも行かず働きもせず、親に申し訳ない」情けなくって涙がぽろぽろこぼれた。
休学から8ヵ月。今は本も読めるし散歩にも行ける。通院と服薬はあいかわらず続けているけれど、ずいぶん回復したと思う。
ところで、タイトルの黒い犬とはうつ病のことだ。世界保健機関(WHO)が作った動画がある。
https://m.youtube.com/watch?v=XiCrniLQGYc
ここではうつ病を黒い犬にたとえて、うつ病のつらさと病気との向き合いかたを紹介している。
4月の復学が視野に入り、これからどうやって自分の黒い犬と付き合っていくのかを考えなくてはならない時期にきている。うつ病になってから、一本道を脇目もふらずに爆走するようなこれまでの生き方を正さないといけないと学んだ。完璧さを求めたり、周囲の期待に応えたり、はたまた自分の弱みを隠したりすることも、うつ病にとっては格好のエサになることにも気づいた。なにより、今まで自分の心とからだをどんなに痛めつけてきたのかを思い知らされた。
2020年は黒い犬と向き合いながら、ゆっくり、休み休み、そして淡々と日々を過ごしたい。
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