ロワン

写真を撮ることと文章を書くことが好きです。 ここではエッセイやふだん考えていることのま…

ロワン

写真を撮ることと文章を書くことが好きです。 ここではエッセイやふだん考えていることのまとめなどを書き留めています。

最近の記事

猫にとっての幸せとは

実家の猫ココは、2021年7月にふらりと実家の庭に現れた迷い猫。そのまま庭に居ついて、家に入りたがったことから家猫となった。 知人の飼い猫は、もともと地域猫だった猫が、猫たちのナワバリ争いから逃れるように彼女の自宅庭にやって来てそのまま居ついた。家に入りたがったから、そのまま彼女んちの猫となった。 地域猫ボランティアをしている知人が、生後4ヶ月で保護した1匹の猫はすぐに譲渡先が決まった。でも、あまりに警戒心が強く怯えた状態だからと戻されてきた。 その猫は、5年経っても警戒

    • 日本の美しい島へ

      「当機は着陸態勢に入ったのでシートベルトをお締めください」 機内にアナウンスが流れ、シートベルト着用ボタンが点灯した。 着陸まであと10分。 隣に座っているフランス人青年とのお喋りをやめて、私は背筋をぴんと伸ばして座り直した。 窓から外をのぞくと、目に入るのは一面に広がる青い海。目が覚めるほどに蒼いブルーは透明感のあるグラデーションが美しく思わず見入ってしまう。時々白く見えるさざ波が風に揺られてリズミカルに動いている。その中にぽつりぽつりと見えるのは珊瑚礁だろうか。 飛

      • いつもココにいるよ 〜迷い猫Cocoと家族の物語〜

        実家には猫がいる。 メスのキジトラだ。 その猫がふとしたときに見せる表情はまるでジブリ映画に出てくるシシガミ様のようで、時々心の中を見透かされているのではないかと思うような、ちょっと不思議な雰囲気をまとった猫である。 その猫は2021年7月のある日、ふらりと実家の庭に現れた。 それは父が原因不明の出血で検査入院することになって2ヶ月が過ぎた頃である。推定6ヶ月だろうか、庭先に現れたときはガリガリに痩せた状態の仔猫だった。 猫は私が中学生の頃にも実家にいた。父が、友人

        • 「ほろ苦いチュチュ」

          エッセイのテーマ:人生最大の失敗 タイトル:「ほろ苦いチュチュ」 幼少の頃の一枚の記念写真。 小さな舞台の上で淡いピンクのオーガンジーの衣装を身につけて、 ふわっと広がったチュチュのはしっこに手を広げて、 少しはにかんだ表情でバレリーナになりきってポーズをしている私。 幼稚園の学芸会で、始めのあいさつを終えた直後の写真である。 うちは決して裕福ではなかったから、 こんな可愛い衣装を着ることは滅多になかった。 それが嬉しかったのか、他の子たちはそれぞれあさっての方向を向

        猫にとっての幸せとは

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          はじめまして。 ロワンと申します。 写真を撮ることと、文章を書くことが好きです。 ここでは自分自身の成長の記録として、エッセイや考えていることのまとめなどを書き綴っていきたいと思っています。

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