電車広告に煽られる庶民
電車に乗ると嫌でも目につく広告の数々。
「転職しろ」
「家を建てろ」
「女は毛を抜け」
「男もヒゲを抜け」
「恋愛(結婚)しろ」
「塾に行って受験に勝て」
「それで疲れたら酒を飲もう」
広告費用は1週間で800万円
こんな広告を打って意味があるのか?
毎度、疑問に思う。
気になって調べてみた。
首都圏のJRで中吊り広告を出すには1週間で800万円かかるらしい。
1週間で800万円!!!
それでも広告を打つということは、それに見合った売上が立つのだろう。
広告はコンプレックスを利用する
広告の多くはコンプレックスを煽ってくる。
例1:転職系
誰しも一定の割合で抱えているであろう会社への不満を拡張させて煽る。
そして「ハイクラス」や「年収アップ」など耳障りのいい文句で誘う。
自分の仕事に100%満足している人なんてごく僅かだろう。
一時的に会社への不満を抱くときもあるかもしれない。
そんな隙に付け入って手数料をもぎ取るための広告。
なんと危険だろうか。
例2:脱毛・美容系
「脱毛しないと恥ずかしい」
これは脱毛や美容で金を儲けたい人が掲げたプロパガンダだ。
生物にとって「毛が生える」ことは自然かつ無害。
そんな「毛」を「ムダ毛」と称して抜かせまくる。
私はそんなコンプレックス商法のカモにはなりたくない。
髪の毛すら家で妻に切ってもらっている。
例3:婚活系
「結婚しないとダメ」
「恋人がいないのは寂しい」
こんな世間の風潮を味方につけて煽ってくる。
婚活サービスを活かせるのは恋愛強者(高年収・高学歴・美男美女)だけ。
私のような無職は見向きもされないだろう。
婚活ビジネスは恋愛弱者を塩漬けして金を搾り取る。
弱者に寄り添っている風で、実は単なるカモとしか思っていないだろう。
電車に乗る庶民を餌食にする金持ち
電車に乗っている人は(私を含め)99%が庶民だろう。
一方、1週間で800万円の広告費を払う企業のトップはタワマンの最上階から満員電車を見下ろす(偏見)。
そんな金持ちが、我々庶民から金を巻き上げようと躍起になっているのだ。
残念ながら庶民の経済事情は悪化している。
そんな最中、電車広告に煽られて金持ちに金を献上するのは賢明とは言えない。
かく言う私もブログで広告収益を得ている。
広告に踊らされる庶民ではなく、広告の恩恵(広告収益)を受ける庶民で居続けたいものだ。
*特定の企業を非難する意図はない。
ブログのサーバ費に充てさせていただきます。