がまくん専業主夫

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新卒1年目で上場企業を辞め、専業主夫になった話

私は大学院を修了し、大手メーカーに就職した。しかし、半年ほどで退職。今は専業主夫として暮らしている。今回は私の紆余曲折を語ってみる。 卒業したら就職するのがフツー?普通は大学を卒業したら就職する。ここに違和感を抱く人は少ないだろう。しかし、私は「なぜ就職するのか」という疑問を解消せねば気持ちが悪くて先に進めなくなってしまった。 出た答えは「幸せに生きるための資金を調達するために働く」だった。そして、さらに深掘りをした。 自分にとっての幸せはなにか? いくらあれば幸せか

    • 「休み=旅行」という自動思考

      趣味のひとつだった旅行への熱が冷めてしまった。 ガチモンの旅行好きには敵わない。それでも、年2〜5回は旅行をしていた。貧乏海外旅行でパリに行ったり、青春18切符で東北を一周したり、それなりに大掛かりな旅もしてきた。 そんな旅行に対して、急に冷めてしまった理由を考える。 旅行に対する違和感「休み=旅行」という自動思考 「休みがある→旅行に行く」と自動思考に陥っている自分に気づいた。私は日頃から旅行を渇望し、あらゆる資源を旅行に投ずる「旅行大好き人間」ではない。時間があっ

      • アイコン変えました。フォロワーに不審者と誤解されたくないので報告しておきます。 元々は「がまくん」のぬいぐるみの写真でしたが、著作権的にグレーな気がしてきたので、妻にオリジナルキャラを書いてもらいました。 引き続きよろしくお願いします。

        • 「人生の価値」に関するアレコレ

          人生の価値は何で決まるのか。 哲学的な興味から幸福や死を考えたとき。自分が悩んでいるとき。悩んでいる他者を目にしたとき。さまざまな局面で「人生の価値は何で決まるのか」との問いに出会う。 以下、凡人の戯言に過ぎないが「人生の価値は何で決まるのか」を考える。 人生の「客観的な」価値客観的な価値は「客観」の位置によって変わる。 自然から考える価値 「自然(地球、ひいては宇宙)」からすると人間の人生なんて単なる現象だ。その価値は「どれだけ反自然的な行為(有害物質の排出など)

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        • アイコン変えました。フォロワーに不審者と誤解されたくないので報告しておきます。 元々は「がまくん」のぬいぐるみの写真でしたが、著作権的にグレーな気がしてきたので、妻にオリジナルキャラを書いてもらいました。 引き続きよろしくお願いします。

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          その人は偽物かもしれない

          目の前にいる母親は「本物」ではないかもしれない。 目の前にいる母親が「偽物」でないことを証明できるか。 これは私が小学生の頃に本気で悩み、恐怖していたこと。最近、この現象に「カプグラ症候群」と名前が付いていることを知った。 「偽物」の母親私は小学生の頃、突如にして母親が「本物」ではないと思い込み恐怖した。まさにカプグラ症候群と同じ現象である。 「本物」の母親はどこにいるのか なぜ「偽物」の母親は「本物」の母親を装っているのか 「偽物」の母親と暮らしていて大丈夫なのか

          その人は偽物かもしれない

          専業主婦・主夫は家事を全てすべきか

          答えは「No」だ。 家事の分担は各家庭で勝手に決めれば良い。「主婦は全ての家事をすべき」と一般化はできないし、する必要もない。 しかも、全ての家事を主婦が担うとかえって効率が悪くなる。コップが足りない時に主婦を呼んで洗わせるよりも、自分でサッと洗う方が楽だし早い。 主婦と主夫では見られ方が違う?私は世にも珍しい「子なし専業主夫」だ。少数派は好奇の目を向けられる。妻は女友達から「主夫なら家事を全部やってくれるの?」と聞かれたことがあるらしい。 男性が「主婦なら家事を全部

          専業主婦・主夫は家事を全てすべきか

          どうも、妻に稼いでもらえてる夫です【読書感想文】

          最近読んで面白かった本を紹介する。 今回は小西一禎『妻に稼がれる夫のジレンマ』 きっかけ&動機日経新聞の書評にて知った。 妻に稼がれる夫の一人として読んでみたかった。 どんな本?妻の海外転勤に同行すべく会社を退職 or 休職し、家事と育児に専念する主夫へと転身した男性たちの話。妻を支えるために仕事を離れた男性の葛藤や悩みが赤裸々に綴られている。 駐在員の夫として暮らす「駐夫」や妻よりも年収が低い「稼がれる夫」たちへのインタビューを通して、性別役割意識やキャリア形成を考え

          どうも、妻に稼いでもらえてる夫です【読書感想文】

          チームワークが嫌いだし怖い

          働きたくない。心底そう思う。 「働かざるもの、食うべからず」「そんなの甘え」とかはもう聞き飽きた。ニート。暇人。穀潰し。怠け者。社会のお荷物。ゴミ人間。クズ。寄生虫。なんと呼ばれてもいいから、働きたくない。 正確に言うと、お金のための労働(賃金労働)をしたくない。 より正確に言うと、チームワークが発生する賃金労働をしたくない。 どこからがチームワーク?過去に経験してきた出来事を「個人ワーク」「時限的チームワーク」「恒久的チームワーク」に分類してみる。 個人ワークは大好

          チームワークが嫌いだし怖い

          【noteの数式記法】分数表記が見切れる時の対処法(強引)

          数式記法を用いた分数表記が見切れた時の対処について、試行錯誤の過程を共有する。 【結論】分数式の上下に空白コマンドを挿入「分数表記が見切れる」とは、以下のような状態である。 下式で言うと「距離」の上と「時間」の下が見切れている。 $$ 速さ=\frac{距離}{時間} $$ 入力コマンド↓ $$速さ=\frac{距離}{時間}$$ 修正後の出力結果と入力コマンドは以下の通り。 見切れは解消されている。 $$ \,\\ 速さ=\frac{距離}{時間} \\ \,

          【noteの数式記法】分数表記が見切れる時の対処法(強引)

          気持ちよくお金を使えない

          「ここで1000円を使ったら、もう1時間働かなければならない」 学生時代、バイト帰りにラーメン屋の前で考えていたことだ。60分働いて手にした1000円を、たった15分で食べ終えるラーメンに費やすのか。ラーメンを食べるのは時給マイナス4000円の贅沢だ(15分でマイナス1000円なら60分に換算するとマイナス4000円)。こんなことをよく考えていた。 お金を使ったら、将来的にその分だけ働く必要が出てくる。この考えがいまだに抜けず、気持ちよくお金を使えない。 病的な節約「強

          気持ちよくお金を使えない

          なぜ暇を恐れるのか?非生産な日々でもいいじゃないか。

          専業主夫を名乗っていると「暇」について聞かれることが多い。フルタイム労働をする友人から「暇すぎて辛くないの?」と心配されがちだ。 たしかに私は暇だが、辛くなったことはない。フルタイム労働者(友人)と主夫(私)では暇に対する感性が違うようだ。 暇を恐れる現役世代私の友人たちはバリバリ現役世代。私は彼らから「暇じゃないの?」と質問されることが多い。その口調からは「この暇人め!」といった批判の気配は感じられない。純粋に疑問を抱いているように感じる。 「主夫になりたい?」と聞い

          なぜ暇を恐れるのか?非生産な日々でもいいじゃないか。

          ダサい格好で出歩くと幸せになれる

          3年前から自身の幸福のために「ダサい格好で出歩く実験」をしている。今回はその実験目的(と成果)について書く。 慣れが不幸を生む以前読んだ本↓で「幸福の要件」と「幸福を感じる力」は別物と指摘されていた。驚きなのは幸福の要件が充実し過ぎると、逆に幸福を感じづらくなること。社会が発展すると幸福を感じる力が鈍るのだ。 幸福の要件はインフラや社会保障など、自分の外側にある環境や制度を指す。現代の日本は幸福の要件がかなり整っている。雨風を凌げる家に住み、餓死の心配もない。義務教育があ

          ダサい格好で出歩くと幸せになれる

          アナログな感情、デジタルな言語

          突然だが、今読んでいる本の一節を紹介する。 まだ読んでいる途中だが、この一節を読んで色々な考えが湧き出てきた。書きながら整理してみる。 人間はバラバラが苦手例えば「次の数字を3秒で覚えろ」と言われたら混乱する。 では、これならどうだろうか。 最後に、これならどうか。 登場する数字は全く同じだが、覚えやすさは全然違う。散らばった数字を横一列に並べるだけで覚えやすくなる。小さい順に並べ替えると、さらに覚えやすくなる。 「なに当たり前のこと言ってるの?」と思われるかもし

          アナログな感情、デジタルな言語

          なぜ死は悪いのか【読書感想文】

          最近読んで面白かった本を紹介する。 今回の本はこちら↓ きっかけ強烈なタイトルと、教壇で胡坐をかくオッサン。 どんな本?死とは何か? 死は悪いのか? 死んだらどうなるのか? 不死は素晴らしいことか? など「死」について様々な角度から考える本。著者は哲学教授なので「死んだら天国にいく」「魂は残り続ける」といった宗教的な思想には頼らず、あくまで論理で切り込む本。 大学の講義をもとにした本なので「明確な答え」は書かれていない。読者には「考える切り口」と「いくつかの回答

          なぜ死は悪いのか【読書感想文】

          私がnoteを書く理由:自分を守るため

          noteを書いていると、なぜかスッキリしてくる。最近、ある記事の影響を受けて「謎のスッキリ感」の正体がわかった。 なぜ、noteを書くのか?私はなぜnoteを書くのか。初めはサブのブログ感覚だった。しかし、最近はWordPressで運営するブログよりも更新頻度が高い。 ブログは検索流入を期待している。実際、訪問者の95%は検索流入。ブログでは検索需要のないネタは記事にしづらいのだ。 一方、noteはnoteの中で読んでもらえる。ブログのように需要を気にせず「書きたいこと

          私がnoteを書く理由:自分を守るため

          1%の愛情しか感じられない

          またまた珈琲次郎さんの企画に参加させていただく。 今回のテーマは、パートナーから愛情を感じる瞬間。 愛情と非合理の関係愛情を感じる瞬間を列挙しようとしたが、どうも思い浮かばない。おそらく常日頃から愛情には触れている。しかし、意識していないので簡単には思い出せない。 改めて考えると「愛情」が何かわからなくなってくる。ただ、愛情の本質を考えるには時間も知識も足りない。「愛情の定義」はさておき「愛情の性質」については、それらしき仮説を考えついた。 あらゆる「愛情」がこの仮説を

          1%の愛情しか感じられない