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恋をしてるから寂しいってありませんか?

「時々、急に寂しくなったりしませんか?」

これは、2008年12月24日に自宅マンションで死亡しているのが発見された元タレント飯島愛さんのブログに書かれた言葉です。

ブログはこう綴られている。

理由は、恋をしているからとか、男に振られたからとか、
忙しない毎日に身を委ね、ふと気がついた瞬間とか
なんか空虚感が突然襲ってきたり・・・。
大好きな曲を懐かしく感じた時、思い出に縛られちゃって動けない事とか・・ない?

非日常でなく日常の中にポカンと穴が開いちゃっている感じ・・ない?

『しがみつかない生き方〜香山りか著』によると、飯島愛さんだけではなく、世の女性の中には、自身を『恋愛体質』と呼び、男性へ依存し、男性がいないと生きている意味がないとまでいう女性が多く存在すると書かれています。

本日は、男女の恋愛で行われているエネルギーの奪い合いを、『聖なる予言〜ジェームズ・レッド・フィールド著』より、解説していこうと思います。

恋愛間での権力闘争

本書の主人公が、第八の写本を手に入れる際に、マージョリーという女性に恋をして、2人は強烈に惹かれあい、情熱的なキスをするシーンがあります。

〈本書より一部抜粋〉
私はマージョリーを両腕に引き寄せた。私の体は早鐘のように脈打っていた。
主人公:「エネルギーを感じる?」
マージョリー:「信じられないくらいよ」

彼女が私に触れた時に感じるエネルギーの量は、信じられないほどだった。

でも、この後、マージョリーと離れて写本を探すたびに出ようとすると、マージョリーは主人公に怒りだし

「いやよ!そんなの耐えられないわ!どうか一緒に帰ってちょうだい」

と大声で、主人公に言い放ちます。

主人公が横を向くと、マージョリーは怒って寝室に帰ってしまいます。

主人公は、マージョリーが出ていくのを見て、心が痛み、彼女と一緒にいた時に発生したエネルギーが急に萎んだのを感じるのですが、

このような瞬間を、多くの男女は日常で行い、エネルギーの奪い合いをしているのです。

友人のカーラが、2人の様子を第8の写本に書かれている内容の解説とともに伝えます。

カーラ:「なぜ、愛の喜びや陶酔感が終わり、急に争いになるのか。まず、恋が芽生えると、2人は無意識のうちに愛を与え合います。2人の気持ちは高まり、気持ちよくなります。恋に落ちた状態というのは、信じられないほど、気持ちが高ぶるものです。

ところが、残念なことに、こうした気持ちが恋した相手から得られるものだと期待すると宇宙のエネルギーから切り離されてしまいます。

そして、ますますエネルギーを相手から得ようとします。ただ、そうなると、お互いエネルギーが十分ないような気がして、エネルギーを与えあうのをやめてしまい、自分のコントロールドラマに逆戻りしてしまうのです。」

これは恋愛だけに限らず、多くのコントロールドラマを演じる理由にも繋がってきます。

人は、1人でいる時、常に自分でエネルギーを生み出しています。コツコツと行う仕事が終わると、「やっと終わった!いい出来だ!」と充足感に満たされる。

ただ、これだけで自分でエネルギーを生み出しているのです。

自分でエネルギーを生み出すには、自分1人で、嬉しい、楽しいなどの喜びに溢れる感情を得なければいけません。

でも、多くの人たちは、自分で自分の機嫌をとることができません。

だから、他人にマウントしたり、優秀だと見せつけたり、被害者のように泣き叫ぶことで、他人が生み出したエネルギーを奪う、コントロールドラマを演じるのです。

と、いうことは、人のそばにいて、相手からエネルギーを奪う方が手っ取り早いと潜在意識(無意識の自分)は考えているということなのです。

相手がいないとエネルギーを生み出せない状態は、他者への依存を作り出します。

そして、恋愛は強烈すぎるほどの『依存』を生み出すのです。

恋愛は中毒になりやすい

男女の恋愛に限らず、恋愛は、2人だけの間で行われます。

カーラが伝えているように、恋をした瞬間の初めの高揚感は、相手に愛を示し、その愛のエネルギーが循環することで、今まで感じたことのない愛情を体験します。

ここに恋愛の罠があります。

日常生活で、満たされない気持ちを持っている人の多くが、恋愛にハマる理由は、この恋愛初期に相手から得られる愛情を感じることにあるのです。

なぜなら、1人では得ることのできない充足感を、恋をし、体験したことで、脳内でドーパミンが分泌され、幸福感がまし、それを再び、感じたいと思うからです。

でも、これは、相手ありきの愛であり、恋愛初期の気持ちをいつまでも持ち続けられるカップルなんて存在しません。

でも、脳はその快楽を記憶してしまっているので、再度、なんとしてもそれを体験したいと望みます。

それが相手への『期待』です。

よく女性が
「最初の頃は、あんなにマメに連絡してくれたのに、なんで連絡してこないの!」と男性を責めると聞きますが、

これは、恋愛初期の2人が昂って最高潮に盛り上がるあの愛のエネルギーを再び感じたくて、相手にその愛を与えることを強要しているだけにすぎません。

日常生活で、満たされず、人に依存し、エネルギーを奪うことでしか、エネルギーを発生できない女性は、男性からの愛情を常に感じることを期待し、恋愛中毒に陥ってしまうのです。

2人で丸円になろうとする恋愛中毒

本書で、主人公の友人カーラはこう伝えています

「この状況をどう避ければいいか、学ぶまで私たちは、半円のような形で歩き回っていると言います。つまり、私たちはCという字のように見えます。

そして、異性、つまり別のCに非常に惹かれやすくなっています。その人がやってきて一緒に円を完成し、私たちに溢れるような幸福感とエネルギーを与えてくれるからです。でも実際は、ただ、自分の半身を外部に求めているもう1人の人間と、一緒になっただけなのです」

コントロールドラマを演じ、人からエネルギーを奪う人は、半円の状態で、常に自分で丸円になって、エネルギーを循環させることができません。

だから、同じ半円の人に惹かれ、その人とエネルギーを共有することで幸福感を得ようとします。

でも、これは、2人で丸円になろうとする行為であり、完全な円ではありません。

なぜなら、お互い違う人間で、自分が与える愛の量と同じだけの愛をくれるとは限らないからです。

しかも、Cの形をしたもの同士が持つエゴ(健在意識)は、自分を満たすことにしか興味がありません。

そのため、相手に依存し、相手をコントロールすることで、いつでも自分を満たそうとします。

例えば、女性が連絡をしない男性を責めることで、男性は、女性からエネルギーを奪われます。

そのエネルギーを取り返そうと、女性を煙たがると、女性は男性を失う恐怖を感じ、常に相手の顔を伺い、嫌われないようにします。

こうなると、男性がこの恋愛権力闘争の勝者となり、自分が満たされたい時だけ、彼女を使うようになります。

飯島愛さんのブログに書かれていた『恋愛するから寂しい』は、男性から愛を奪うことができず、一緒にいても、エネルギーを奪われる女性が多く感じる心の傷の活性です。

飯島愛さんは、アロマ心理学でいう見捨ての傷『依存する人の仮面』が強い外見をしています。

目が大きく悲しげで、弱々しく猫背で細い。

私の母は、この心の傷が深かったため、父が亡くなると、その後、うつ病を発症し、11ヶ月間精神病院で、治療しないといけない状態まで、落ち込みました。

『あなたは誰?〜リズ・ブルボー著』によると、うつ病は、霊感の強い人がかかりやすい病気です。見捨ての傷『依存する人の仮面』という心の傷を強く持った人は、空気に敏感で、物音や気配にビクビクする傾向があります。

自分の身の回りに起こっていることをすべて受信してしまい、身が持たなくなって、生きる意欲を失い、自己無価値感に苛まれてしまうのです。

特に、誰かとの別れがあった時、うつ状態の中に逃げ込んで、人生に直面しなくてすむようにします。

目が大きくて彫りが深く、悲しげな目で『見捨てないで』と異性を見つめる目をした女性に多く、人からもらいたい、与えられたい、奪いたいと求めるばかりの人にこの恋愛中毒からのうつ病の発症が多く見られるのです。

1人で完全な円になるためには

カーラはこう伝えています。

「まず最初に、自分自身で完全な円にならなければいけません。それには時間がかかります。

まず、しばらくの間、一目惚れに抵抗してください。
それに、異性とのプラトニックな関係を築くことを学ぶのです。そのプロセスを覚え、自分自身を完全に明らかにする人としか、こういう関係を持ってはいけません」

つまり、自分がコントロールドラマを演じていることを意識し、まずは、1人で幸せだと感じられるようになるのです。

一目惚れや恋に落ちそうな瞬間があっても、相手を得ようとせず、自分を完全な丸円にするのです。

そして、そのプロセスを、同じようにやっている異性を見つけ、恋をすると、私たちは、完全な円が交わるため、お互いを補うために相互依存する関係ではなく、高めあう恋愛ができるようになる。

カーラはそう伝えているのです。

コントロールドラマを演じ、人からエネルギーを奪うことは簡単です。

でも、この世には、因果応報という言葉があるように、人から奪った愛のエネルギーは、また奪われる。

つまり、枯渇しやすいのです。

見捨ての傷が強い女性は、恋愛をすると衰弱し、うつ病などの精神疾患を発症しやすくなります。

寂しいのは、あなたが相手に依存し、相手からエネルギーを奪い、奪われてしまうから。

まずは、日々の日常でコツコツと、喜びや幸せを感じる習慣によって、自分を満たし、コントロールドラマを演じない完全な円を目指しましょうね。

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