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相手を操らないことで目の前の人を変える方法

私は、昔からとてもせっかちで、相手にいつも『今すぐ行動すること』を促す人でした。

とにかく人一倍、行動力があり、基本的には、失敗を恐れず、『思いついたらすぐ行動』の人でした。

自分がそういう行動力のあるタイプだからでしょう。

学生時代から仲の良い友達が、恋の相談をしてきた時も、悩んでいないですぐに行動すれば、恋人ができるよと、ついその場で、相手が自分のいうことを聞いて、行動し、うまくいくように期待してしまうのです。

でも、大抵、目の前の人にアドバイスをしても、私のいうことを聞いて、実践する人は、一握りで、ほとんどの人はただ、アドバイスを聞くだけの状態になってしまい、

その度に、

「結局、いつも真剣に考えても、エネルギーを使うだけ」と、相手が行動しないことで、裏切られたという感覚を持つのです。

なぜ、私は、そこまで相手に自分の考えた提案を実行して欲しいのか。

それは、私の中にある心の傷(カルマ)の影響が大きく関係しているのです。

裏切りの傷『操作する人の仮面』

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それは、アロマ心理学でいう5つの心の傷のうち、A型:裏切りの傷『操作する人の仮面』という心の傷が強いからです。

この傷の人は、無意識に相手に、自分に相談する状況を作り出し、そこに対してアドバイスをして、相手を自分の思い通りに動かすことで、自分の優秀さをアピールし、エネルギーを奪おうとするコントロールドラマを作り出します。

昨年2020年までの私は、この傷の『話し上手で説得力がある』という特徴によって、友人関係を形成していたと感じます。

基本的に、アドバイスをして欲しいというのに、アドバイスに従わないの人は、同じ裏切りの傷がある人です。

高校の同級生で、大人になってからも、定期的に会っていたフルーティー/ブラックペッパーの彼女がまさにそうでした。

私以上に体に刻まれた裏切りの傷の特徴は深く、手足がバラバラな印象の拒絶の傷『逃避する人の仮面』でありながら、ウエストからお尻が異様に大きく発達しています。

裏切りの傷は、異性の親が理想、もしくは理想通りにならなかったことで、裏切られたと感じ、活性する心の傷です。

彼女は、裏切りの傷がとても強く、異性に対しての理想が高すぎて、恋人を作ることができない人でした。

私は、親身になって毎回、彼女のための最高のプレゼンをし、対策法を伝えるのですが、彼女はその場では、話を聞いている素振りをするのに、結局、何も行動にうつさないのです。

当時の裏切りの傷が強かった私は、エネルギーを奪うことができず、その上で、相手のコントロールドラマにまんまとハマり、逆にエネルギーを奪われ、彼女といると疲れるという経験をしていたのです。

エネルギーの奪い合いでは相手は変わらない

この世の中には、「原因と結果の法則(因果の法則)」があるため、相手からエネルギーを奪うための行為(エゴによる行為)をすると、必ず同じような出来事がやってきます。

私は、無意識による行動によって、あらゆる人に良い人を演じ、自分の優秀性を見せつけたいという裏切りの傷によるコントロールドラマを演じ、相手を操作し、優越感を得ることで、エネルギーを奪おうとしていたのです。

だからでしょう。振り返ると、当時、私にアドバイスをする人が、周りにたくさんいました。

裏切りの傷の人は、自分が優越感を得るために、相手に要らぬアドバイスをします。

私の周りにいた夫、仕事仲間、友人、は、当時の私に要らぬアドバイスを、会う度に伝えてきました。

それは、私が、本当に相手を思って行っていたことではなく、エネルギーを奪うコントロールドラマによって、行っていたエゴによる行動だったため、因果がめぐり、同じようなことをする人を引き寄せてしまっていたのです。

そこから、私はたくさん体験し学び、自分の心の傷による発言(エゴによるもの)と愛から生まれる発言が、わかるようになってきました。

その上で、人は人のいうことを聞きたくない生き物だと心に刻み、人に『今すぐ』行動することを強制するのをやめたのです。

でも、コントロールドラマを演じている人は、この世の中からいなくはなりません。

他人なら、相手からエネルギーを奪われると思ったら、スッと、何も言わず、逃げることができますが、

これが家族、つまり、子供になるとそうはいきません。

ほとんどの親は、子供からエネルギーを奪う行動をし、子供の心の傷を活性させる幼少期を植え付けます。

そのため、親という立場を使って、子供に自分の言うことを聞かせようとするのです。

でも、それを行うと、子供の心の傷は深くなり、大人になって、無意識で生み出すコントロールドラマを演じ、エネルギーの奪い合いを行うようになります。

では、相手を操作しないで、相手に行動させるとは、一体どのようにすればいいのでしょうか。

同じことを千回いう覚悟

銀座マルカンの創設者、斎藤一人さんは、こう話しています。

「1度や2度、伝えてイライラしてはいけないよ。同じことを千回いうつもりで、相手を教育するんだ」

この言葉は、とてもシンプルですが、相手を唯一変えることができる『愛ある行動である』とそう実感しています。

この言葉を聞いて、私はすぐに実践しました。

昨年まで、靴が入り乱れる玄関だった我が家は、私の意識レベルが上がったことで、毎日、夜に水回りの掃除と共に、玄関を水拭きし、綺麗にする習慣が出来上がっていました。

そんな玄関に、子供たちは、靴を脱ぎ捨て、下駄箱に入れないのです。

前の私なら、子供に「靴をしまって」というのが面倒で、毎回、自分が下駄箱にしまっていたでしょう。

もしくは、強く強制的な言い方で

「靴ぬぎっぱなし!いつも言ってるでしょ!」と怒鳴っていたと思います。

でも、私は、斎藤一人さんの「相手を教育する覚悟があるのなら、千回同じことをいうつもりでいう」という言葉を信じ、

そこから毎日、子供たちに

「靴、しまって」と気長に言い続けたのです。

もちろん、今日も、明日も、明後日も、その次も・・・。

何度言っても、靴をしまうことはできません。

でも、2週間くらい経った時、やっと、子供たちが靴をしまうようになってきたのです。

その時、すかさず私は、

「すごいじゃん!靴しまえてる!」と子供達を褒めたのです。

そこから、子供たちは、自分で靴をしまう習慣ができ、ついに、玄関に靴が脱ぎっぱなしの状態から脱することができたのです。

心の傷が活性するときは常に余裕がない

私は、このことを、すっかり忘れ、最近、暖房の前に座る子供たちに、裏切りの傷『操作する人の仮面』で、

「暖房の前の床に座らないで!」と、そこにいることが邪魔だと強制する言い方をしてしまっていました。

『サラとソロモン〜エスター&ジェリー・ヒックス著』にも書かれていましたが、私たちが住むこの物質社会は、あらゆる『いや/ダメ』が蔓延る世界です。

沖縄セミナーの参加者様の中で、お子さんが、自閉症スペクトラムと診断され、学校でも嫌なことを『いや』と言って、やらないことで困っているという親御さんにお会いしました。

どうしたら、子供が普通に他の子と同じことができるようになりますか?と質問されたのですが

私は、そのお母さんにこう言いました。

「その子は、争っているの。生まれてきて、自分の本来の姿で、やりたいことをやりにきているのに、なぜ、現実は嫌なことを無理矢理やらせるのかって。

これから風の時代に入る。自分の個性を才能に変えて、個人事業主として自分で働く未来が待っていて、その未来を理解した上で、生まれてきているの。

古い価値観である『土地の時代』の影響が強い今、この子は自分の個性を消されないために争っている。

他の子と、一緒のことができることが、素晴らしいという価値観は、どんどんなくなっていくよ。

だから、子供を信じて。

あなたが母親として、自分の子供を信じていないことが、この子を苦しめるんだよ」

いつも、大人よりも子供の方が正しい。

他人の目を気にして、自分のやりたいことを我慢し、普通になろうとすることで、大人になって嫌なことをする際に、無意識に病気を作り出す。

子供の時は学校で、大人になったら社会生活で、私たちはあらゆる『いや/だめ』を強制され、従う人生を歩み、自分で愛のエネルギーを生み出すことができず、他人を避難したり、マウントしたり、被害者になることで、エネルギーを奪い合う。

幼少期の我慢が、大人になって無意識に作り出すコントロールドラマの原因なのです。

でも、これからの時代は、個性が輝く時代。

どんどん、『いや/だめ』を手放し、自由になることができる時代へと変化していきます。

本書でも、サラが人を操作しない言葉を話すのは、とても難しいと伝えています。

私は特に、裏切りの傷『操作する人の仮面』が強いので、『今すぐ』を強制しようとしてしまいます。

でも、相手が変わるのは、相手を操作しようとするのではなく、気長に相手を思った言葉でしか、変えることはできません。

私は、また、子供に千回、伝える覚悟で、

「暖房の前の床に直接座ると、周りの人が通れないから、椅子に座ろうね」と言い続けます。

一つのことに対して、同じことを千回いうという行為は、生活にゆとりを持ち、心の余裕から生まれる。

自分を励まし、自分との会話をする時間をとって、一つ一つ、気持ちを長く、子供たちを教育していこうと思います。

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