カメラを

「止めたくない!」あなたへ

大変人気、紹介するのも憚られるような知名度を誇るこの映画「カメラを止めるな!」、今日観てまいりました。

ネタバレ等はしないよう極力気を付けますので、まだご覧になっていない方も読んでいただけると嬉しいです。

結論から申し上げますと、私はこの映画、存分に楽しむことができませんでした。

けれど面白さ、工夫を凝らされた脚本、撮り方、役者さんの上手さは十分伝わってきたので、存分に楽しむことができなかったことが大変に悔やまれます。本当に惜しい。(2回目を観に行くことも考えてはいますが、やはり初回が一番楽しいだろうな、という類の作品だと思われます。)

ですので、これからご覧になる可能性のある方に知っておいて頂きたい注意ポイントを4つ、以下に書かせていただきます。
もちろん個人の考えですので、賛同できないという方もいらっしゃると思います。不愉快な思いをさせてしまいましたらすみません。

そして、もうひとつ大切なことは、私は三半規管がとても弱いということです。三半規管が弱い人が必死になって伝えようとしていることなんだな、程度に思っておいて頂けると幸いです。

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ポイントその1
良い席を取るために尽力すること
ご存知の通り大変人気の映画で、お盆の田舎の映画館ということを差し引いても満員御礼という状態でした。まだ上映映画館を拡大中だということもあるとは思いますが、とにかくチケットは争奪戦です。
そして、お客さんが多い分、大きなシアターが割り当てられることも多いでしょう。そんなとき、前方の席に安易に手を出してはいけません。(当たり前のことですが、映画館では前の方の席が残りますよね。)
次の回の、見やすい位置のチケットを取る方が得策かと思います。

ポイントその2
満腹の状態で挑まないこと
個人差はあるかもしれませんが、空腹の状態よりも満腹の状態の方が、画面酔いが起こりやすいです。できるだけ、満腹の状態は避けて鑑賞しましょう。

ポイントその3
寝不足の状態で挑まないこと
こちらも個人差はあるかとは思いますが、寝不足の状態の方が、画面酔いが起こりやすいと思います。(個人的な経験上)
伏線をしっかりと目に焼き付けることが、楽しむ秘訣ですので、前日はできるかぎりよく寝て、万全の態勢で挑みましょう。

ポイントその4
諦めないこと
もしアクシデントがあってシアターから出ないといけないような事態になっても、状態が良くなれば席に戻りましょう。決してあきらめてはいけません。

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はい、ここまで読んでくださった皆様にはお分かりかと思いますが、私は鑑賞中に、画面酔いを起こしてしまいました。

元々映画における画面酔いを起こしやすい体質ではあるのですが、今回は事前のリサーチ不足(ですが、この「カメラを止めるな!」に関してはそれが正しいということが、また難しいポイントなのですが)と人気な映画であるが故の席の悪さなども相まって、十分に映画を楽しめた、とは言えないような状態になってしまいました。

画面酔いの直接の原因はカメラワークにあると思います。けれど、全く映画の批判がしたいわけではありません。カメラワークも、作品に必要なものだと思います。
よく練られた構想、笑いあり、ちょっぴり涙あり、登場人物のキャラクターもよく、観終わってすべてがわかった後の爽快感はすごいです。

また、人によっては怖いだろうシーンもあり、観た後に感想を共有し、自分のお気に入りポイントを話すということの楽しさにかけては、ずば抜けている映画だと思います。つまり、デートにもおすすめです。
(私は友人といったのですが、スモールA、ラージAという単語をそれぞれ当てはめて、映画の感想を言い合うことを楽しみました。スモールA、ラージAが何を指すのかは、観に行った方ならわかってくださるでしょうか…。)

ですのでなおさら、この映画を私のような三半規管の弱い人にも楽しんでいただきたくて、このような注意ポイントを挙げさせていただきました。

まだ観に行くか悩んでらっしゃる方は、是非行ってみて下さい。これまでの映画体験とは、また違った楽しさが味わえると思います。
是非その際は、存分に映画を楽しむことができるよう、このnoteを頭の片隅に置いておいて頂ければな、と思います。



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