見出し画像

眠れない夜に思うこと。

最近、夜の寝つきが悪い。

夜中、トイレに起きてしまうともう眠れない。

夜2時ごろ、トイレに起き、ベッドに戻った私は
「あ、、私の今日の睡眠終わった。。」と理解する。

眠れない理由は何か。ひとつ思い当たる節がある。

というのも、私は現在、妊娠8ヶ月に入る妊婦である。

妊娠後期に入ると、夜寝付けなかったり、胎動で目が覚めてしまうという事が当たり前らしい。

「そうか、妊娠中は眠れないのが普通なのか、眠れる時に寝たらいいや。」と自分に言い聞かせる。

ただ、それにしても寝れない。赤ちゃんの胎動が理由ではない。
お腹も痛くないし、身体もだるくない。では何だ。

そう、眠れない夜の大きな理由、それは「不安」だ。

結婚し、アメリカへ移住してからというもの、一度起きた夜に
沢山の不安が頭をかすめ、眠れないことが多々ある。

お金のこと、生活のこと、移民申請のこと、出産・子育てのこと

日々考えないようにしている不安が泡のように湧き上がる。
夜中に考え耽っても、何も解決しないことは分かっているが
一度湧き上がると、この不安は停止してくれない。

これから来る医療費の請求、今月の食費、グリーンカードの申請手続き。
どうしよう。。という不安が襲っては消えない。

そうやって不安に押しつぶされそうになる中
私は、隣で眠る夫を見る

夫は、この世界に不安はひとつも無いかのような顔で、スヤスヤと眠っている。

笑みを浮かべている時もあれば、いい夢でも見たのか笑っている時もある。

そんな夫を見て、私の心は少し救われる。

隣で幸せそうに眠る人がいる、それだけで幸せじゃないか。

大丈夫。大丈夫。と自分に言い聞かせる。

こんな夜を頻繁に過ごしている。

幸せな日々の中で、ふとした不安は夜襲ってくる。

どうしても解決しない、沼のような不安が、私の頭を深く痛めつける。

そんな時は、夫の寝顔で心を落ち着かせる。

彼の寝顔に、ありがとう、とささやき
今夜も眠れない目を必死で瞑る。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?