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詩【悲しい空の色】

悲しい空は
目が滲んで覚えていない
きっと美しい色だっただろう

記憶の曖昧さに今さら気づき
昨日の夕焼けも覚えていない

忙しさ言いわけにして
心の不自由を言いわけにして
空も眺めずに生きてきた
心も信じずに生きていた

感じない心は
悲しい空
美しい色

夕日を眺めて回想する

この世界の命を
脅かすのは何者か

平和が訪れたことのない

悲しい空
美しい色

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