見出し画像

詩を書くことが「面白い」理由。

記憶

言葉を乗り越えた先に触れる喜び

すべてを包み込んで新しい何かを掴む

あなたのようにはなれなかったけど

新しい人生を僕は歩む

すべては決まっていたと彼は言った

すべては決まっているのだと彼女も言った

神様は居るのかと子供達に聞かれても

僕は答えられなかった

朝日が眩しくて目を覚ましたが

何もない未来には感謝できない

孤独と憂鬱と儚さは表裏一体で

静けさも騒音も一つの世界にある

無気力な問題は人生を終わらせた過去

すべては過去の事だと忘れ去ろうとしている

記憶の隅の方でくすぶっている想い

気高く強く儚く切ない

夢では終わらない

何処かで見た綺麗な夕日を想像して

また明日を迎える
2018.8.21



言葉を乗り越えた先に触れられる喜びは「感動」や「感情」といった言葉では表現しづらいもの。そういった体験で得られることは自身を動かす原動力となる。ただし、想像力も必要になるので言葉にするのはとても難しい。

誰かと同じ様にはなれない。彼と彼女は両親。いつも「正しさ」を謳うが、それが煩わしい時もある。実際は人生の先輩なので正しいと言えば正しい事を言っていたりする。子供の頃は自分の思うように行動したらよく失敗した。今もそう。結局、その立場にならないと分からない事は多い。

神様はいるのかと聞かれたら、居るような居ないような存在である。なので今の私には答えられない。答え=正しい事ではないと今は思っている。

何もない未来には進めない。

すべては1つの世界の中にある。無気力な自分は人生を諦めた過去に由来する。過去の自分が今の自分を創っているからだ。

記憶の中でくすぶっている想い。理想の自分や夢。

何処かで見たであろう綺麗な夕日を想像して明日からの糧とする。自然は美しいと素直に思える。

といった様な内容です。


その時、その瞬間に感じたことを大切にしたいと思い、言葉に書き留めていますが、その時は意味不明に書いたものもあります。その言葉の正体は辿っていくと自身の「記憶」です。音楽、匂い、体験、言葉、聞いたことや見たもの、様々な記憶の塊です。記憶なので曖昧さもあるし、今の気持ちや考えもミックスされています。そうして吐き出された言葉は「面白い」と思います。


これからも書き続ける原動力としていきます!