国立大に新卒枠で採用されるのってどんな人(出身校や志望業界を軸に)
はじめに
さて、今回のテーマは国立大学の新卒採用です。この記事を読むうえで絶対に忘れてはいけないことを最初にお伝えします。ここでお話しする「新卒」たちは統計を取っているわけでもない、単に私がこれまで出会ってきた人たちをぼかして紹介するだけです。なので、こういう人じゃないと受からないとか、こういう人ばかりがいるわけではないので、そこは絶対に誤かいしないでください。
公務員志望の人たち
まずは公務員志望で受かった人たちの話です。霞が関の一般職とか区役所、都庁、市役所、独法などなど自分が住みたい地域の公的機関を色々受けて、その中で大学で働くことを選んだ人たちです。正確に言うと、選んだ人と大学しか受からなかった人がいるわけですが、そこらへんは深くは聞かないようにしてます。この人たちは器用なんでしょうね。応募先の性質が全く違うのに、その場その場に適した志望動機を固めて面接で上手に伝えて受かっているわけですから。
旧帝大卒の人たち
私の職場はいっぱいいます。だから何?学歴なんて仕事に関係ないでしょ、と思う人もきっといますよね。別に本学も学歴フィルターをかけて採用しているわけではないです。
旧帝卒で旧帝の国立大の職員採用試験を受けて落ちてる人も周りにいました。色眼鏡無しで採用された旧帝大卒の人たちが職場にそれなりにいます。で、この人たちの多くは、地頭が良い。旧帝理系院卒の人たちなんて、しっかりとした学会での発表経験もあれば、査読付き論文の執筆経験もあります。物事を順序立てて、論理的に整理し、考え、それを分かりやすく伝える力を既に学生時代に身に着けている人たちがたくさんいます。それを仕事でもしっかりと活かせる優秀な人たちが旧帝大卒の人たちの中にはいます。例外もありますが、旧帝大卒の人たちは、母校の旧帝大を受けるか、東大・京大あたりを受けている印象です。あとは、地元付近に旧帝大があれば、実家に近いからそちらを受ける人もいるみたいです。(あくまでも今まで交流会とかで会ってお話しした人ベースの内容です。)
早慶や有名私立卒の人たち
本人は私大卒だけど、あえて国立大学の職員になることを目指して採用された人たちは、私の周りではしっかりと将来を考えて就職先を選んできた人が多い印象です。
友人に「母校は選ばなかったの?」と聞いたら、「最初は考えたけど、福利厚生とかしっかりしているし、配偶者同行休業があるからこっちにした」と。就活時にそこまで考えて、就職先を選んだいるなんてキャリアプランをしっかり考えていますよね…!
ちなみにここを読んでいる皆さん、配偶者同行休業ってご存じでしたか。配偶者が海外転勤・出向などする場合に一緒に渡航できるように自分は仕事を辞めずに休業できる制度です。一昔前なら「夫の海外転勤を機に仕事を辞めて~」なんて「駐在妻」という言葉が生まれるほどによくあるケースだったようです。民間では取り入れている企業はまだまだ少ない印象なので、このような部分にメリットを感じて就職先を選ぶ人もいます。(私大でも同行休業のある職場もあるはずですので、興味がある人は希望の就職先に制度があるか自分で調べてください。)
自分はというと
私は旧帝大卒で、実家があるエリアですらない国立大を受けました。以前のnoteでなぜ大学職員になろうと思ったかはお伝えしましたが、なぜ今の大学を選んだかはまだ記事にしていませんでした。今の大学を選んだ経緯はまた別の機会にnoteで記事にします。今回のテーマに絡めてお伝えすることは、私はレアケースです。最終面接で聞かれるほどに…!
私の地元に母校の旧帝大があるので、「なんで新卒で地元に〇〇大あって母校なのに、うちを選んだんですか」と最終面接で聞かれて若干焦りました(そこ聞かれるとは思ってなかった。だって実家の位置とかどうでもいいじゃん)。なんとか質問に答えたら、面接官は「なるほどね。いや~、今まで見たことないから珍しいなって思いましたよ。〇〇大も素晴らしい大学ですよ」みたいに言われたのを今でも覚えてます(それほど焦った)。
おわりに
どうしてこのようなタイトルにしたかというと、収益化目的が陰にちらつくのサイトが増えたのかな…と感じたのと、そのようなサイトは受かるためのノウハウとか大学職員の魅力(待遇や給料など)を紹介することはあっても、実際に中にどんな人がいるかは紹介しているのを見たことがなかったからです。もちろん大学職員に新卒採用なり、転職なりでなろうと思っている人にとって、受かるためのコツや受かった後の待遇やお給料はとっても大事なのは分かります。でも、一緒に働いていく人たちも気になりませんか。どんな人が今職場にいるのか、その一端が伝わったら嬉しいです。
ちなみに、 私は大学職員ネタでnoteを収益化する目的はありません。ただ雑多に私が大学職員として働いてて、書きたいなって思った内容を書き散らしていくだけです。ただ、サポートー機能はオフにしていません。
そのため、クリエイターサポートは受け取ることができますが大学職員ネタだけ書いているわけではなく、かつ、完全任意の仕組みなので、その点はご容赦ください…。
大学職員ネタで投げ銭設定も絶対にしないので、完全に趣味の範囲でこれからもやっていきます。
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