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映画館で映画を観るということ

話題のインド映画に対するお気持ち表明の記事が
あまりにも自己中心的な深窓の令嬢の感想だったので、私も自己中心的に映画館で映画を観るということについて書きたくなった。

映画館で数多ある上映作品の中から自分で選び、自分の金と時間で映画を観るってこと、それすなわち全てが自分の主体性に基づく行為で、観た映画が合わなかったり、外れたりしても、それは自分以外の誰の責任でもないよ。

第一に具合悪くなるぐらい合わないなら、その時点で劇場から出ればよかったのだけの話。

ちなみにそういうときはスクリーンを出て、
近くのスタッフに具合が悪い旨を伝えると休める場所を提供してくれるなど、助けてもらえる。
なんでそんなに辛い思いして3時間も自分の判断で観続けちゃったんだろう。

第二に「そんなことなら言ってほしかった」は単純に自分の聞き方が悪いし、周りに気の利く友達もいなくて残念でしたね、というしかない。

私も『RRR』を普段は映画館でほとんど観ない人にオススメできるか聞かれたから、
どの程度内容に触れていいかとか確認した上で色々伝えたよ。

まず「〇〇」とか「△△」は観たことあります?あれの暴力シーン大丈夫でした?
3時間、体感はあっといまだけど、人によってはキツイと思います。
後半に相対的にきつめのシーンあるんですけど、少し具体的に伝えてOKですか。
(OKだったので)「〇〇なシーンがあって、流れでそのシーンが来るのは分かるので、
苦手だったらそこだけ観ない方がいいかも」
とかね。

知り合いに聞いても、暴力シーンについては言ってくれなかったとか。人のせいにするの(笑
私と私に聞いてきた人の間柄みたく、相手の特性を考えて、親身にオススメしてくれるリア友がいないだけの話。もしくは、周りが全員物事を網羅的に話したり、相手に合わせて話の内容をチューニングしたりする能力が低かっただけ。

第三にネットリテラシーが皆無すぎてお粗末
「何を信頼すればいいの?」じゃなくて、ネットに書いてある情報を鵜呑みにして行動しているのがアウト。

みんなが褒めている?本当に?ワード検索したの?Twitterのアルゴリズムの存在知ってる??
話題沸騰、みんなが大絶賛だって、それはそう思う人のネットリテラシーが低いだけ。

第四に映画は当ったり前にビジネスです!
興行を上げるために、いかに人を惹きつけ、観たいと思わせ映画館に足を運ばせ、金を払わせるか。

売り物として成功させるために、市場の動向をつかみ、消費者を惹きつけるためにありとあらゆる情報が私たちの目の前に常に広がっているって今まで知らずに生きてきたのかな。

映画に限らず、舞台だって、小説だって、エンタメ施設だって、私たちが消費者としてお金を払って、その対価をとして得るものは、全てビジネスとして成り立たせるために企業が日々試行錯誤して、私たちに届いてるんだよ。

この原則が頭に入っていれば、「観たくない」と思わせる要素が「観たい」と思わせる要素よりも
自分の目に飛び込んでこないのは当然だって分かる。

以上4点は、映画館でめっちゃ映画観る人じゃなくてもどっかの箱入り娘じゃなきゃ分かる話で普通に自分で回避できたよなぁ。
こんなんで流れ弾食らう『RRR』の方がかわいそうだわ。

で、『RRR』はどうだったかって?私は好きだよ!痛々しいシーンあるけど、ストーリーもキャラクターも自分好み。
3時間長いなと思って劇場に行ったけど、あっという間だった。
(で、これを鵜呑みにして「あっという間じゃなかった!!」とか言う人が出てくることがあるからインターネッツが面白いわ)

次回はちょっと人より映画館行くタイプの人間として記事載せる予定。

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