見出し画像

はれおとこの勧め

「明日天気になあれ」

と靴を放り出すあの遊びは日本全国に生息しているのだろうか.
裏返ったら明日は雨,横を向いたら雪,みたいな,あの遊び.

「天気」になあれ,は,「晴れ」になあれ,ということですよね.世の大多数の人が「晴れ」を望んでいるからこそ成立する遊びです.「天気」は晴れや雨の総称のはずなのに,我が物顔で「晴れ」が代表気取ってるのもなんか癪です.「天気雨」とかもそうですよね,「季節春」とは言わんもんな.

この記事は「はれおとこ・はれおんな」への勧誘を目的としているように見せかけた,ただの日記,ただの自己紹介,ただの大学生の戯言です.

こんにちは,はれおとこです.

自己紹介をします.
僕は晴れ男です.圧倒的な晴れ男です.みなさんの周りにも晴れ男・晴れ女と認識されている方がいらっしゃると思いますが,すみません,次元が違います.
雨に降られたことがないのです.

家を出たときに小雨が降っていた,とかはあります.天気を司る神様も,僕の出現に秒単位で対応できるのではないのでしょう.でも,数分歩くと止みます.これはマジです.

まだ僕の晴れ男具合を想像できてないでしょうから,証拠になるのかならないのか微妙なラインのエピソードでも書いておきます.


データで見る

僕が住む大阪の先月(2023年11月)の天気は以下の通りでした.

大阪の11月の天気(tenki.jpから拝借)

僕は基本的には「火・水・木・土・日」に外でアクティブに活動していることが多いです.「月・金」は家にいることが多いので基本的に「月・金」に雨が多くなっていると思います.
ここ1年は大阪に住んでいて同じライフサイクルなので,遡ってみて見ると「月・金」に異様に雨が集中していると思います.知らんけど.
11月16日は木曜なのに雨が降っていましたが,これは16日夜~18日にかけて実家に帰っていたからでした.18日の昼辺りに大阪に着いた頃には晴れていたと思います.

ちなみに実家(兵庫)は晴れでした.
18日の昼に大阪に戻りましたが,その後兵庫は雨降ってたっぽいですね.

最近の流行り

最近のマイブームは朝散歩です.
僕は夜型人間で,オールナイトで作業をしている日も少なくありません.
朝日が昇る頃窓の外を見ると,雨の中傘もささず急いで駅に向かっているサラリーマンがいることがあります.
こういうときは朝散歩.
僕が外に出ると雨が止むことは確定しているので,サラリーマンがびしょぬれにならないよう,散歩に繰り出します.サラリーマンの日常を救う,小ヒーローになれます.あと,毎日歩くとちょっと痩せます.


店を選ぶ基準

店に入ってる時だけザーザー降り,なんてことは勿論よくあります.

お目当ての店に向かっている途中に雨が降り出す,みたいなシチュエーションってよく遭遇しません?雨が本降りになる前に小走りで,みたいな.

そんな時は基本的にその店は臨時休業です.
経験則です.
そりゃそうですよね.雨が降ってきたということは,晴れ男である僕は外にいないべきだということなのですから.
僕は雨が降り出した瞬間に辺りを見回し,一番近いご飯屋さんに入ります.そうやって入ったご飯屋さんは確実においしいです.
経験則です.

はれおとこのメリット

はれおとこには言わずもがなメリットがあります.以下です.

①大事な予定がつぶれない

晴れであった方が楽しめる予定は,楽しめます.なぜなら晴れなので.
予定も立てやすくなります.なぜなら晴れであることが確定しているので.

②傘がいらない

だって晴れだから.傘って腕一本埋まりますからね.邪魔.

③神を超越した気分になれる

こんなに科学技術の進んだ現代でも天気予想は外れます.
自然に逆らうことはできないのです.僕を除いては.

はれおとこのデメリット

デメリットは基本ありません.強いて言うなら,

①夏暑い

くらいかな.

はれおとこ的思考のすすめ

メインの章です.
前置き長くてすみません.Noteの作法が分かっていません.


はれおとこに「なる」

僕は先天性の晴れ男ではありません.そして,晴れ男の才能があるわけでもないと思います.
晴れ男に「なる」ことに決めたのです.
ちなみに,次の2つのStepで直ぐになれます.

Step1  雨の日は外に出ない.雨が降ったら屋内に入る.
Step2  自分が天気に合わせた,という考え方を捨てる.

以上.簡単でしょ.


はれおとこ的思考

僕は「計画」とか「夢」とかが苦手です.いわゆる,「未来」を考えることが得意じゃありません.なぜなら,未確定だから.未確定なものに対しては,期待より不安の方が上回っちゃうんですよね.

極度の未来への心配性は,極度の優柔不断につながります.
「友達と遊びに行く」という単純な予定でも,感じなくていい不安の渦に巻き込まれ,動けなくなっていました.何を着ていったらいいんだろう,何を持っていったらいいんだろう,会ったら何を話せばいいんだろう,雨が降ったらどうしよう,とか.考えているうちに遅刻してしまう時間になり,ドアに手をかけても,何かすべきことを忘れてるんじゃないか,と不安になります.で,動けない.

20数年そんな性格と付き合ってきて,大きな失敗もしたし,友人のサポートに頼ってしまうことも多くありました.

そこで,対処法を編み出しました.以下です.

Step1  単純なルールに沿って動く
Step2  起こった事実を自分の都合のいいように解釈する

この対処法は僕の生活を劇的に変えました.

勿論,この方法に則っても問題は起こります.
しかし,起きた問題は自己都合解釈すればポジティブなものになります.
そして,その問題を二度と起こしたくないと思うなら,「単純なルール」に組み込むことで再度の失敗を防げます.

自己都合解釈が不可能なネガティブ過ぎる問題も起こりました.
それでも,無理やり自己都合解釈します.
事実は変わらないから,考え方を変えるしかない.その事象で少しでも好転したことを見つけて,そのために起こったことだと割り切るのです.

人が死んだらその人が吐く分の二酸化炭素が減って地球が長生きする,
とかそういう感じです.


考え方を変えてなりたい自分になる

前述した方法を実行することで,僕はなりたい自分になれました.考え方次第で何にでもなれるからです.
起きた事実を組み替えて,理想郷を作り出せるのです.

この方法のいいところは後出しじゃんけんであるということです.
過去をすべて肯定していけば,失敗は起こりえません.
未確定のものではなく,事実なので,解釈したものは二度と変わりません.
確定した事実に囲まれることは,僕にとっては安心でした.

もし,今未来への不安で動けない人がいるなら試してみてください.
現状が好転するかどうかは分かりませんが,自分を肯定することで心は少し晴れると思います.

で,

僕は晴れ男である,と自分を肯定して生きています.
なんか気分が良いからです.

別に雨も好きです.
雨が降ってきたら,「意図的に雨を降らしてやった」と解釈すればいいんです.だから僕は,雨に降られたことはありません.降らせてるんです.
「俺のパワーを凌ぐ雨女が近くにいるな」とライバルを見つけた主人公のようにニヤついたらいいんです.

「哀れ」と「あっぱれ」は同じ語源から来ているという説があります.
双方,晴天の空を見て「あ,晴れだ」と呟いた時の心持ちを語源とする説らしいです.晴わたる空を「哀れだ」と思うのか,「あっぱれだ」と思うのか,考え方次第で事実は180度変わります.

どうせ起きたことは変えられないのなら,都合のいいように解釈したい.
肯定しかない生ぬるい世界でなら,なにもかも思い通りなのです.

サニーマン,万歳


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?