*長文ですが、ぜひ。
最近では、子ども食堂やコミュニティスペースの運営をするのにクラウドファンディングを活用されるケースが増えています。
クラウドファンディングはその団体の活動や社会課題を多くの方に知っていただく機会にもなりますし、スタートアップの費用補填にもなるので、効果はたいへん大きいと感じております。
しかし、子どもを取り巻く社会課題である「ひきこもり」や「不登校」、「貧困」や「虐待」などは、流行的なものではなく半永久的な課題となっており、現場での実践から上へとタイムリーに押し上げるように政策提言していかないと、実状の課題の解決に結びつくような制度へとはなりません。
なので、国や自治体が制度設計して、議会で承認を受け、そこに予算をつけて公募をかける頃には、少し時代遅れのようにもなり、その費用対効果を求めるのが難しくなるのではと考えてしまうので、なかなか制度化に踏み切れないというのが、これまでのことと思います。
仮に、何か仕組みをつくったとしても、それを受けて本当に実践できるのか、どのように民間団体を選定すればいいのか、そもそも、そのような団体はこの地域にあるのか、、、といった悩みも自治体にはあるのでしょう。
なので私たち団体は、常に先を読み、全国の、時には世界にも目を向けて、課題解決の仕組みを考えています。そして、まずは自分たちで実践しています。
もちろん簡単に解決できる課題ではありませんので、中途半端な知識や実践力では、当事者に迷惑もかけるし、ツラい思いをさせてしまうことになります。そうならないよう、準備にかける労力・時間・費用は相当なものになります。
だから、覚悟も必要になってきます。
これは、官(行政等)だけでもできず、民(民間団体等)だけでもできません。だからといって、単に手を組めばいいというものでもなく、学(大学等)も産(企業等)も巻き込みながら、時代に乗り遅れないように、社会課題に対して先手先手を打っていかないといけません。
マンスリーサポーターとは、こういった先を見据えた活動に投資していただく仲間ということになります。もちろん、スタートアップに応援くださる仲間も大切ですが、いつ解決するかわからない課題に対して、いつまでも一喜一憂しながら付き添っていただく仲間も大切なのです。
私たちは、明確に国の補助対象になっていない課題に対して活動をおこなっています。
誰もが平等に受けることのできる不登校やひきこもりの支援、この大隅地域の課題である交通手段や居住地による貧富の格差に関わる支援は、私たちの代表的な取り組みです。
不登校やひきこもりの課題の放置は、納税者や消費者の減少といった地域経済の退化にもつながるので、教育や福祉分野の方だけでなく、商工観光の分野の方などにも関心を持っていただきたいと考えています。
ありがたいことに、マンスリーサポーターが50人を越えました。過去にクラウドファンディングの失敗もあり、3年ほど寄付の呼び掛けをしてきましたがいまいち集まらず、50人越えただけでも感動をしております。
今はお陰さまで、自治体から別事業の委託のお話をいただけるようになりました。
しかし、いつもFacebookでご紹介している取り組みについては、効果は一定出ているにもかかわらず、予算つきの制度化につながる兆しすら見えていないのが現状です。
4月から、生育環境や居住地のハンデにかかわらず就労自立を目指すことのできる長期宿泊型支援の運営を始めます。
また、不登校やひきこもりの相談も増えており、それに対応できる人材確保と育成もおこなっていきたいと考えています。
京都から移住して4年になりますが、本当にたくさんの方々からの応援をいただき、感謝の言葉しかありません。
よそ者の私ですが、覚悟をもってこな鹿児島にやってきました。私自身これからも先行投資していくことになりますが、みなさんもこの団体の応援団となって、一緒に制度化を目指していただけませんか?
「私たちの取り組みにはこれだけ多くの応援団がいる」「大隅地域にはこんなにも関心持ってくださる方がいる」というのが政策提言には必要です。
そしてこの活動は、当事者だけでなく、みなさんの仕事や生活、地域の将来、すなわち、みなさんのお子さんの将来にもつながります。
マンスリーサポーターは月々300円からなれます。
特に大隅地域のみなさん、ぜひ、ご検討ください!
返礼品には、オリジナルTシャツやコースターを、うちを利用する子どもたちとつくらさせていただいています。
【3/22,13:00現在、58名】
マンスリーサポーターご案内→ https://kanoya-ps.com/donation/
私たちの仕組みだけではまだまだ十分とは言えません。ここ、鹿児島県大隅地域は東京都や大阪府くらいの広さであるにもかかわらず公共交通機関がほとんどなく、家族の送迎が無ければ支援に繋がることができません。特に、一人親や困窮家庭で支援が必要な方のために送迎の仕組みを充実していきたいです。