遺伝で分かれる!?パワー型とスタミナ型
運動やスポーツをしていくうちに、超えられない壁が遺伝による身体能力の壁です。
なんで、足が速くならないんだ!
なんで、筋肉が大きくなりにくいんだ!
と感じたことはあると思います。
今回はそれらに深く関係する筋線維タイプの遺伝的要素について話します。
有名なもので、遅筋と速筋があると思います。詳しく見ると遅筋線維は、タイプI線維。速筋線維はタイプⅡa線維とタイプⅡx線維の2種類があります。
タイプⅠ線維=酸化能力が高く、疲労耐性も高い代わりに、収縮と弛緩の速度が遅い。(スタミナはあるが、パワーがない)
タイプⅡa線維=中程度から高い無酸素性代謝能力を備える。収縮と弛緩の速度が速い。(タイプⅠほどスタミナはないが、ある程度スタミナがある。パワーがある)
タイプⅡx線維=無酸素性能力しか有しない。収縮と弛緩の速度が速い。(スタミナはない。パワーがある)
これらの相対的割合が遺伝で決まっているのです。タイプⅠとタイプⅡの割合が7:3の人や、5:5の人がいて様々です。
筋肥大や瞬発力に向いているは、タイプⅡが多い人で、有酸素性能力に向いているのはタイプⅠが多い人です。
でも悲観しなでください!
トレーニングでこれらは変化するものがあります。それは、タイプⅡxがタイプⅡaに変化できるのです。これは、スタミナのないものがスタミナを持つことになります。ですが、タイプⅠがタイプⅡになったり、タイプⅡがタイプ1になることは報告されていません。
この割合が途中で変化することはありませんが、成長とともに決定されていくとも言われているので、少年期までの期間はどちらも優れている人が現れることも多々あります。
結論は、遺伝的要因がトレーニングでは超えられず、それがいわゆる才能と考えています。この筋線維の割合が遺伝的に決まっているから生まれながらに向き不向きな競技があると考えられます。本気で世界を目指す人は、子供の頃からいろんな競技をやって、得意分野を探す事は必須だと考えます。努力では超えられない壁があっても、頭を使うと超えられる壁は多いと思います。
今回は以上です!みなさんも参考にして自分のタイプを探してみてください。
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