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2023年の振り返り: ChatGPTと共に歩んだプログラミングについて


はじめに


今年に入ってからChatGPTを活用した開発を始めました。
特に苦手な領域のコードをサポートしてくれるのが大変助かりました。
お陰でウェブアプリを4つ作成でき、現在は多少大きなアプリである5つ目と、ゲームアプリを開発中です。
今年作成したアプリは以下の通りです:

  • 東京のイベント情報をスクレイピングしてまとめたウェブサイト

  • 音声生成機能で、自分好みのマインドフルネスの音声を作成してくれるアプリ

  • 作成した音声を数秒間の間を開けて再生してくれるアプリ

  • テーマを与えると、空想の本のタイトルを出力してくれるアプリ

  • 人間の性格を変えるアプリ

最後のアプリは大規模なシステムとなっており、現在も開発途中です。
また、自分好みのゲームアプリも作成しています。

  • RTSのタワーディフェンスゲーム


ChatGPTとの出会い


私はデータアナリストとして仕事をしており、業務の中でChatGPTを使うことが日常的になりました。
きっかけとなったのは、OpenAIのGPT-4のリリースとそれに先んじて行われた深津さんの動画でした。
それまでは、AIがちょっと気の利いたことが言えるかどうかでは、まだまだ使い物にならないと思っていましたが、
今では仕事におけるコーディング作業の大半に活用できるまでに至りました。
特にデータ分析の仕事というのはレポート形式や一度書いたものを再利用することが保証されないものや
データセットごとに異なる特徴に対して異なる処理を行うことが多いため、
世の中に転がっているコードの再利用性が高いという特徴が現在の環境を作っているのだろうと思います。

プログラミングとの奮闘


そこで翻って、ChatGPTを使ったプログラミングですが、
使ってみた方は感じてることだと思いますが、思っていたよりも使えないことが多いです。

世の中にはChatGPTに分析を全て頼んでみた。という話もよく上がっていますが、
あれはサンプルデータを使った当たり前なケースでだけ使える話で、
ちょっと複雑な処理を考えると、想定していたほどには使えません

前のコードを良く忘れてしまうので、デグレードする事もよくありますし、
他のコードとの整合性が合わないこともよくあります。
AIが書いたコードの何処かに紛れ込んでいるバグを治すのに一時間以上かかる事もありますし、
そもそもAIが仕様を理解せずにコードを書いていることも多々ありますので、
分からなければこちらに聞いてくれと思うこともよくあります。
しかしそれでも今ではなかった時代に戻ることは難しいかもしれません。
そしてそれは、おそらくあらゆるPCを使った仕事の駆け出しというポジションが消えていくことの象徴じゃないかとも思います

おわり

今年一年間は以前に比べて世界の変化が倍のスピードで起きているような気がしていて、
人間の中でさえドッグイヤーのような気持ちでいるのに
AIが浸透したあとの世界がどのようになっているのか私にはまだ上手く想像できてないところがあります
それでも今年はいままでよりもずっと新しいことを始めるのが簡単で、
今まではここの特定の技術を勉強するのがめんどくさいんだよなと言うものや
品質を高めるためにこれを自動化したいんだけど、コードを書くのがたるいといったことが激減する年でした
今はこれを有料版のcursorで書いていますが、
本当に斧を研ぐのにお金を使うか使わないかが、あなたの人生を変えるようになる日がすぐそこに来ているんだと、
感じる日々です


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