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【スクラムマスター】グループデジタル変革推進本部 ビジネスITアーキテクト部セールス&マーケティング室 S.Tsukuda

Q1:どんなプロジェクト/プロダクトのスクラムチームを運営していますか?ご自身の役割と所属しているチームについて教えてください。
営業・マーケティングデータ利活用の促進を目的とした、グループ全体のデータハブとなる基盤システムのエンハンス開発と保守をスクラムチームで担当しています。チームは、プロダクトオーナー(以下PO)2名と、開発チーム4名(パートナー)と私です。私はスクラムマスターとして、チームのみんなが上手くスクラムを使えるように支援を行っています。ただ、教科書通りのスクラムマスターの役割だけをやっていても解決できない問題も多々あるので、技術的なことや、そのほかのこともやります。

愛犬と息抜き

Q2:ご自身のこれまでのご経歴と合わせて、スクラムマスターになった背景を教えてください。
ざっくりとした経歴ですが、SIerのインフラエンジニアからスタートして、プリセールスやプロジェクトマネジメントも経験しました。そのあとに自社製品の技術営業や企画、チームリーダーを経験して、現職に至ります。
エンジニアとして働いていた期間が長いのですが、ある時期からIT業界の構造や体質について疑問視・不安視するようになりました。たとえばPJTが遅延して、ユーザーも満足していない。要件が簡単に変わったり増えたり。「顧客志向」なんて言葉ももてはやされていましたが、エンジニア(私)はあんまり幸せじゃない。運がなかったのか、どこの案件もそんな風に感じられて、仕事はつらかったというか、どれだけ頑張っても自分がやりがいを感じられないことに対して不安?不思議?に思っていました。
自社製品の開発に携わっていたとき、あるきっかけで「スクラム」「アジャイル」を知ることになりました。その時、自分の欲していたものかもしれないと思い、かなり勝手にスクラムとスクラムマスターをやらせてもらうことになりました。正確にはカンバンという手法を使いましたが、そこでスクラムやアジャイルに触れましたね。
そのあと紆余曲折あり、今はスクラムマスターをやっています。

Q3:一人前のスクラムマスターにーなるために必要なことってなんですか?
個人的な意見ですが、まず能動的であることは必要だと思います。自分で考え、行動する。そのために、なぜスクラムやスクラムマスターをやるのか考えておけると、とても良いと思います。
もう一つ大事なことは、チームと向き合い続けることだと感じます。チームに必要な支援を提供し、導くためには、よくチームを観察し、話し合えるようにしておかないといけないかなと思います。

Q4:スクラムマスターとして苦労したことや失敗したこと、それを乗り越えた経験・解決方法などを教えてください
失敗をしながら前に進んでいる感覚なので、失敗をあんまり気にしなくなっています。チームとしても、失敗は歓迎するようにしているので、自分自身もそのマインドに変わってきたのかもしれません。
チームや人に何か伝えることには、苦労や自分の未熟さをいつも感じます。あまり解決方法にはなっていませんが、上手くやることより継続して伝えたり、考えたり、議論したり、その志を絶やさずにやっていくことが大事なのかもしれないな、と最近感じます。

Q5:スクラムマスターとしてチームをみている時に意識していることは何ですか?
今だと「何度も伝えること」ですね。一度言って理解する、同じ想いを持つのは難しいですよね。スクラムやアジャイルは比較的新しいことなので、少しずつでも何度も根気よく伝えていくことかなと思います。
もう一つは、自分たちで考える機会と時間を持ってもらえるようにすることです。支援はしますが、メンバー一人ひとりが、考える・発信するチームであることをとても大事にしています。みんなが働くことに関して自律的になって、良い体験をしてほしいと思っています。

Q6:スクラムマスターからみて理想のプロダクトオーナーってどういう人ですか?
顧客の(要件ではなく)ニーズを探すのに一生懸命になれる人だと思います。あとは、スクラムチームと一緒に働いて、スクラムを邪魔せずに上手く使える人でしょうか。
POはいろんな経歴の人がなる可能性があるので、やり方や考え方は違うかもしれませんが、ご本人の特色も生かしつつチームの一部としてPOができることに取り組めていれば、まずは良い気がします。

Q7:今後どんなことに挑戦していきたいですか?
スクラムやアジャイルについての理解や実践経験を重ねていきたいと考えています。働く人が幸せなのかが個人的に重要なので、それを感じられるような取り組みはスクラム関係なく取り組んでいきたいです。

Q8:入社をご検討いただいている方にメッセージをお願いします。
スクラムの取り組みも、まだまだ道半ばです。組織としてもまだ若く、課題もたくさんあります。この難しくも色々な可能性があるこの時期を、一緒に考えて、乗り越えていただける方と働きたいです!

※所属組織や業務内容は2023年1月時点のものです。

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