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山形へ寄り道するために向かうバスの中で書く。


 つい最近の私は、非常に疲れていた。

 どこに行っても人の顔色をうかがいながら仕事することを強いられる環境?的なもので、個人的には早く在宅勤務してぇ、、という考え。当人のミスを持ち込んで、周囲にストレスをぶちまけないでほしいと願いながら今はデスクワークに勤しんでいる筆者である。

 でもやはり、どっかしらで疲れていたのだろう。

 「気が滅入る。旅に行こう。」

 都会の喧騒を忘れて心身ともにリフレッシュするために、久々に旅に出ることにした。どこかのバックパッカーやインスタで常に海辺でのビキニ写真をあげるインスタグラマーのようなキラキラしたものでなく、鈍行や高速バスを使った泥臭い旅だ。

 今は山形県に向かうバスの車内で綴っている。
 行き先や目的地は特に決めていない。着いて満足したら、そのまま都心へ戻るなんてことも最悪考えている。


 これを書こうと決める少し前から、山形って何があったっけ?と。
 さくらんぼや天童の将棋駒、モンテディオ山形、、、

 考えていたらバス酔いしてきた。
 いったんおいておこう。

 今回は訳あって新潟から山形駅行きのバスに乗っている。
 新潟市と山形市を行き来するためには山間のグネグネした道を通る必要がある。途中までは日本海東北自動車道が存在するのだが、残念なことにまだ山形市まで到達していない。

 高速道路が整備されて各市をつなぐようになれば、運送の手間や面倒も減るのにと、山道を快走するバスの車内で考える。
 バスは坂町と呼ばれるエリアの手前から関川村方面に向かって進む。本来なら関川村には、JR東日本の在来線・米坂線が通っていた。しかし、2022年8月に起きた水害の影響で線路が陥没するなどの被害があり、周辺の復旧作業が行われていることも相まって未だ不通の状態が続いている。慢性的な赤字を生んでいた路線ということもあり、現在は復旧するか廃線にするかの議論が行われているとのこと。

 村民のために存続してほしい気持ちはあるものの、現在はバスといった代替機関が機能していることもあり、今後の行く末は気になるものだ。


 そんなこんなで辺りは真っ暗。山形市内へと進んでゆく旅はどうなるのやら。

 おわり。

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