ノラ子猫あずかり日記 7   (それぞれの寝床)

茶トラと黒ブチの子猫は、ビニル温室に入る時以外は、2匹ピッタリくっついて走り周って遊んでいる。

我が家は、庭に小動物がよく入ってきて穴を掘っていたので、今は家の周囲を塀で囲って、さらに塀の上にはカラス避けも取り付けているため、子猫達にとっては安心な遊び場所になっていると思う。

仲が良い子猫達なので、寝る時は一緒に寝ていると思っていたが、オス同士なのでナワバリ意識があるかも知れない。
なんだか心配になり、ビニル温室の中に寝床をもう1個作ってやる事にした。

「寝床を追い出されても、2か所あれば安心だね。」

寝床の場所は、最初に作った発泡スチロール製猫小屋の上に重ね、2段積みする事に決めた。

例によって、発泡スチロールは、近所のスーパーに分けてもらう事にしました。

作り方は前回と同じく、発泡スチロールを2個重ねて、上側の発泡スチロールの底を抜いて貼り合わせる作り方で行う。

もらってきた発泡スチロールを、ビニル温室の中の猫小屋の上に仮置きしてみた。
すると、前回と同じ大きさで作ると、ビニル温室の丸くなった天井に当たり、2段積み出来ない事が分った。

「高さを下げて、ビニル温室に入る大きさにするしかないね。」

そこで、高さを低くするために、発泡スチロールの周囲にマスキングテープを巻いて、テープの上に切出し線をマーキング。
そしてカッターを使い、切出し線に沿って何回もなぞりながら切り離して、高さの低い発泡スチロールを作りました。

上下2つに合せた発泡スチロールを梱包テープで貼り合わせて本体が完成。
入り口は、例のうどん丼を使って丸い形で作りました。

内側には、段ボールで壁を作り、ここに防寒対策のアルミシートを貼り付けました。

これで 2個目の猫小屋が完成。

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出来上がった2個目の猫小屋を、ビニル温室の中にある猫小屋の上に重ねてみると、2段目の入り口前に、猫が入るための足場が無いことに気がつきました。

置き方をいろいろ試して、2段目の猫小屋を 90度回転させると、 1段目の天井が現れて、足場として使えることに気がつきました。

「2段目を90度回転させると、1段目からはみ出した部分が落ちてしまうねー。」

そこで 2段目の置き台を、物置きにあったラワン板と、ちょうど捨てようと思っていた額縁を使い、片方のみに脚がある形の置き台を作りました。

1段目の猫小屋の上に  90度交差させて置き台をおき、その上に2段目の猫小屋を乗せました。

「2匹が別々に寝れるねー。」
「なかなかいい感じだねー。」

2個目の寝床が完成です。

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新しい猫小屋を使ってくれるかどうか楽しみである。

___ つづく ___

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