ノラ子猫あずかり日記 5  (帰ってきた子猫)

さて子猫達はというと、動物保護団体がワクチン接種のため、動物病院に連れて行っていた。

2匹ともオスだと分かり、
検便で、カエルを食べたと思われる寄生虫が見つかったので駆除されていた。

また、生後3ヶ月以上と判断されて、去勢手術も施術できたそうだ。

動物保護団体が、子猫達を捕獲して2週間が経ってから、ワクチン接種と避妊手術を終えた子猫が帰ってきた。

動物保護団体が連れてきた子猫達を、ビニル温室の中に入れると、猫達はすぐさま背面の穴から外に逃げ出して行った。

とりあえず、床下に通じるルートは、通れることが分った。

猫小屋入り口の外に、キャットフードを蒔くと、エサを食べに猫が戻って来た。

ビニル温室の中に、キャットフードと水を用意して、しばらく待っていると、黒ブチの子猫が入ってきた。

もう一匹の茶トラ子猫は、用心深く、入り口から中を覗いているが入ってこない。

黒ブチの子猫に、歓迎祝いのミルクを出してやると、もう一匹の茶トラ子猫もビニル温室の中にやってきた。

ノラ子猫達2匹は、ビニル温室の中で、ミルク、キャットフードを、一生懸命食べてくれた。

日没時間をすぎて、周りが暗くなってきた。

物置きには照明がつくので、ビニル温室の中に入った子猫達の様子がよく見える。

あとは、発泡スチロールで作った猫小屋に入ってくれるか心配だ。

発泡スチロール猫小屋の中は、温かく過ごせるように毛布を敷いてある。

やがて黒ブチの子猫が、発泡スチロールで作った猫小屋に潜り込んでくれた。

「入ったねー これで安心〜」

これであと一匹も、寒くなったら真似して入ると思い安心出来た。

いよいよ今日から、
ノラ子猫を地域猫として暮らしていけるよう、冬越し期間の預かりがスタートします。

___ つづく ___

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