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セイコー&バーバリーの修理とシンクロと女の嫉妬

モノが壊れる時期が重なり、3月からiphone、洗濯乾燥機、ハムスターのゆきちゃん(手術した)、私のメンタルと風邪、夫も風邪と立て続けに破壊活動が続いている。

そういえばすっかり忘れていたが、上記以外にも私の腕時計と夫のコートも修理に出していた。

思い出したきっかけは昨日、見覚えのない電話番号から着信があり留守電が入っていて、面倒でほったからしにしていたけどさっき聞いてみたら、腕時計の修理が完了したので受け取りに来てくださいとのこと

そして腕時計の引換券がしまってある小封筒を開けたら、夫のコートの修理依頼書も入っているのを見つけた。きっとなくさないようにまとめておいたんだね、また覚えがないけど…

その腕時計は太陽電池で動くセイコーの電波時計で、電池交換と時刻調整が不要なところが気に入っていて、この10年は毎日のように使っていた。後半戦になってから数年に一度、時刻が遅れることもあったが、太陽や蛍光灯の光を強めに浴びると復活してくれた。

ところが今回は一週間ほどバカンスを取らせて日焼けしそうなほど日光を浴びてもすぐに遅れてしまう。修理に持っていくと太陽電池の寿命だそうで、メーカーに依頼して直すので2-3ヵ月かかるとのこと

それが4月19日。引換券に書いてあるから確かだろう。

そのときすでにふらふらで腎臓も足らないくらい疲れていた私は、ええ修理に2-3ヵ月もかかるのか。時計ちゃんが直る頃まで、私もずっとダメなままの気がすると諦念した、のをぼんやりと覚えている。

そしてその3日後、38℃の熱を出すのだ。

で、2日前くらいから調子が上がってきて5月7日現在、メンタル的な疲れと四十肩は続いているが風邪は完治した。タイミングを合わせたかのようにたった二週間強で時計ちゃんも直って戻ってくる。そうか、この10年、私たちずっと一緒に時を刻んできたから、ある意味、一心同体なのかもしれないね。

変わって夫のコートが帰宅するのは5月29日の予定だ。相変わらずゴホゴホしておるが、愛用品と体調がシンクロするのなら、ヤツの体調不良は月末まで続くのやもしれぬ、しめしめ

夫のコートは15年ほど前にアウトレットで購入したというバーバリー製のもので、その頃の夫を私は知らない。もしかしたらどこぞの可愛い女子が選んであげたのかもしれない。

袖口と裾が擦り切れて糸がほつれてしまったが、もともと十万円くらいしたそうなので捨てるには忍びなく、駅前によくある仕立て直し屋さんに持っていった。

ほつれとともに内側の着脱可能なダウンにも数カ所、穴が開いていたので、全部まとめて直してもらうことに。費用は二万円。聞いたときは驚いたが、新調すれば円安傾向もあって修理代の10倍くらいするかも、そんな金額は到底出せないのですんなりとお願いした。

夫は一度、咳き込むと止まらないせいで、今日は在宅で仕事をしている。夜中にぜえぜえ喘鳴が聞こえると多少可哀そうではある。これが月末まで続いたらやっぱりちょっと気の毒な気もしないではない。

そうさね、時計は毎日一緒だけどコートは冬だけだから、それに比例して体調一致率はさほどではない可能性がある。それにヤツは情も薄いし、コートを裏切ってさっさと治ってしまうかもしれない。

でも、もしあれをどこぞの女子ときゃぴきゃぴ睦まじく選んでいたのなら、私の奥底で燻り始めた呪いから悪化して半年くらい咳喘息に悩まされることも無きにしも非ず、覚悟しとけや

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