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誰かの言葉


誰かの言葉がすき。

はじめ、「言葉がすき」と書こうとした。
私は言葉が好きなのだろうか?と疑問に思って文字を見つめていたらいまちょうどゲシュタルト崩壊してきて、頭で考えた。

誰かの言葉がすきなのだ。
知ってる誰かの言葉も、知らない誰かの言葉も。

当たり前で新鮮味のない誰でも書けそうな言葉ほど、信頼できる。同じ人だと思える。


そういえば言葉に興味が湧いたのは、
ある人からの言葉にあたたかさがあったからだ。漫画ではないので、もちろん私たちの話す言葉に吹き出しはないし、字体も色も何も付いていない。けれど、その人の言葉、たった一言に、温度と色が付いていた。

それから何ヶ月か経って、コピーライターを本気で目指そうと思った時期があった。そうしたコピーを考える機会を自分で見つけたりもした。

それがすごくすごく辛かった。

自分の好きな言葉を綴るのと、相手から求められる言葉を綴るのがどれだけ違うか。

だから私はこうして気ままに、書きたい時にここで言葉を書くことにした。それでいいと思っている。

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