![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57874337/rectangle_large_type_2_75d721e59f92865e94e8b63705d8fb56.jpg?width=800)
ローマ~プラハ 電車で3週間の無計画女子一人旅 5日目
2019年3月9日
さて、今日はイタリアでも最大規模の美術館・ウフッツィ美術館を見に行く予定だが、その前にまずはエネルギーチャージ!
そう、朝ごはんタイムだ。
昨日、宿泊先のお兄ちゃんに教えてもらったカフェへ。
チャキチャキしたお姉さんが朝早くから一人で切り盛りしている。
チョコチップがまぶされて、表面にはジャリっとした砂糖が散らされている美味しそうな菓子パンとカプチーノを注文。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57874361/picture_pc_8474503058aaa49d13fb34d93367b9ec.png?width=800)
うわぁ、コレも美味しい。この組み合わせ好きだなぁ。
しかし、朝早いからなのかお客さんいないなぁ……と思っていたら、作業服を着たおじさま3人がご来店。
するとおじさま3人、入店してから途切れることなくずっとおしゃべり。
一体いつの間に注文したのかと思う間にエスプレッソが3杯カウンターに並べられる。それでもしばらくおしゃべりして、ふと会話が一段落した瞬間に3人が一斉に飲み干して、お金をカウンターに置くとすぐに立ち去る。
「うっわぁ、粋だなぁ」と感嘆。イタリアの粋なおじさまってこんな感じなのかと。いつまでもカウンターの隅っこでマゴマゴと菓子パンを食べたりするのではないのですよ。いいなぁ、私が濃いコーヒー飲んでも平気な体なら……と羨望。
さて、ウフッツィ美術館でチケットを押さえたら入場は1時間後と案内されたので、時間をつぶすためにまた周辺を散策。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57874498/picture_pc_b9f6ea0d262271b95c77c8c44710bd19.png?width=800)
グロッサリーの前で朝ごはんのニンジンを貰って食べているムッキムキのたくましいワンちゃん。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57874518/picture_pc_cf799b6c4fb3f7a8c060252e7549c282.png?width=800)
鼻先を触ればまたここに戻ってこれると言われているイノシシの像。
(もちろん触ったよ)
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57874541/picture_pc_f92e69b878ef194e4a3b5ead037b8278.png?width=800)
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会。ここも美しい。
ここで老舗のチョコレート店「Scudieri」で少し休憩。
創業1939年!日本ではやっとTVの実験放送が始まったくらい。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57874602/picture_pc_463c7258175df7615349477ee677f254.png?width=800)
頼んだのはホットチョコレート。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57874588/picture_pc_a6fb24bd6b355154c45a3bc934a56162.png?width=800)
実はヨーロッパで頼むホットチョコレートで特別濃厚で美味しい気がして、ついつい頼んでしまうんですよね。
これも濃厚〜!濃厚民族!(死刑)
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57874658/picture_pc_7ac67df47033121d271ebabd4b881466.png?width=800)
さて、ようやっと入館時間になったので美術館の中へ。
なんて美しい天井画だ……
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57874697/picture_pc_a36ed8d87e7a45c4ac99b73092f023a7.png?width=800)
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57874698/picture_pc_22a7a52eb481ccd26933d1472d601657.png?width=800)
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57874701/picture_pc_131f5092cbf57ed62b6b203a2e78ddd4.png?width=800)
うわぁ、教科書で見たことある絵ばかりだ。
それもこんな近くで見られるなんて……海外の美術館の良さってこの作品へと距離の近さだと思うんですよね。筆使いの1つ1つまで本当に細かく見れるもの。
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57874735/picture_pc_867d661b60ea2122dd1f39d1ea7d9a20.png?width=800)
ミュージアムショップを見ると、意外と日本のアートに関する書籍も沢山売られている。
さて、小腹を満たすためにちょっと休憩。
プロカッチという高級食料品店へ。
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57874772/picture_pc_683fa57d54b3627ba4df5d8adc0ca657.png?width=800)
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57874773/picture_pc_c569fb7165e68c58c82a3748caf46403.png?width=800)
ロゼのワインと一緒にトリュフサンドと牛肉のタルタルサンド。
フィレンツェのあるトスカーナ地方はトリュフが名産。
考えたことないもんね、トリュフをサンドイッチにするって。
なんか高級な感じがした、うめぇ(小並感)
![画像14](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57874826/picture_pc_adce7d7ea261adbc1c7252d4fc29d4b9.png?width=800)
さて、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂へ。
フィレンツェといえば!なイメージのドゥオモの中へ入る。
![画像15](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57874868/picture_pc_14cf42027d679abd37616e01095f6c84.png?width=800)
天国へと引き込まれていくような錯視の芸術。
その先に見えるイタリアらしい突き抜けた青空。
すごいなぁ……
![画像16](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57874910/picture_pc_c872c4cdd2fb994656769b88359cc544.png?width=800)
ちなみにこれは道すがらで見つけたゆるい日本語看板。
コイツ、日本人にはモツ煮と書いておけば店に呼べると思っていやがる。
さて、もう少し街の雰囲気を感じたいと思い、この日はブラブラ街歩きに徹しようと決意。フィレンツェが気に入ったんだよな。
![画像17](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58147959/picture_pc_5228106e5dad55b26a65c870eebd0e07.png?width=800)
さっきの美術館で見たような絵画を路上に描くアーティスト。
![画像18](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58147957/picture_pc_65d5679654e3d1ee4e125c0447ee6442.png?width=800)
翌日にはここまで進展していた。
![画像19](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58147997/picture_pc_4a34749b196dc8f6a749f776402a6703.png?width=800)
ここも変わったアーティストのお店。
古い本のページに絵を描いたりしているらしい。
お金に余裕があれば買いたかった……
![画像20](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58148001/picture_pc_65c56e4da4c27f5362ca74bfa7817ad3.png?width=800)
店番をしていた猫ちゃん。
イタリアは猫の楽園らしく、あちこちでみんなが面倒をみているらしい。
さて、さっきの軽食だけではお腹がへったのでしっかり目のランチを。
サント・スピリト広場にあるオステリア・サント・スピリトへ。
![画像21](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58148053/picture_pc_4d03ea0052a1c15d9ae6b0fd165946fb.png?width=800)
![画像22](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58148054/picture_pc_4db5a7422f86534549f13aa59a0f978c.png?width=800)
突き出しで出てきたパンとオリーブのペースト。
いかん、このオリーブのペーストが美味しすぎて食べすぎてしまう……
![画像23](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58148055/picture_pc_97a0692490f5eeab4458cfed281ab792.png?width=800)
そしてボンゴレ・ビアンコ!
レギュラーサイズが大盛りサイズ!生パスタのもちもち感が美味しくてペロッと食べてしまった。アサリも肉厚で美味しい。
![画像24](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58148064/picture_pc_6e1d442d78c3b748ab5688f09568759b.png?width=800)
お会計後にサービスでチョコソースを添えたイチゴが出てきた。
日本のより甘さは控えめなのに、なんだか「イチゴ!」って感じの味がする。果物本来の香りというか、そんな感じ。美味しいなぁ。
さて、腹ごしらえしたらまたブラブラ。
![画像25](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58148057/picture_pc_c0ab0ceabf948d3f91910e5da76ad808.png?width=800)
壁に描かれた落書きもアーティスティック。
さっき食べたばかりなのにジェラート屋を見つけて思わず……
![画像26](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58148062/picture_pc_d123f6d2ff5bdb85abc8270ce53ea21c.png?width=800)
日本語のメニューも書いてあったが、この白いのがよく分からないまま注文。それとイチゴ味のジェラート(さっきイチゴ食べたじゃん)
白いクリーム系のヤツはどこか花の香りがした。ラベンダーかな?
すごく美味しい……なんて名前だったか覚えておけばよかった。
さぁ、食べた分歩くぞ!
少し勾配になっている道を歩き、宿泊先のお兄さんに教えてもらったミケランジェロ広場へ。けっこうな坂道が嬉しい。食べた後運動するの好き。
![画像27](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58148058/picture_pc_2a910c17b1028367881e583c17a5ac10.png?width=800)
広場の上の方から眺めると、いわゆるフィレンツェらしい景色が。
夕方の景色を楽しむ人で溢れており、ストリートミュージシャンもギターをかき鳴らしている。
![画像28](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58148138/picture_pc_35986817f6f9f9d6777960a62b41b3ea.png?width=800)
来たときとは違う道で戻ると、不思議なジュエリーショップのアトリエを発見。どこかグロテクスで不気味なのに、魅力的。
動画のほうがより魅力が伝わるかと。
こちらはフィレンツェの路地裏にあった手作りのジュエリーショップの展示。
— 🤖ちょびひげ丸🥫 (@Pernod830) March 10, 2019
とても素敵な雰囲気なので是非音を出して見てみて。 pic.twitter.com/P3r94nqt4V
さて、日中たくさん食べたので夕飯は軽めにしよう。
宿泊先の近所にあったトラットリアへ。
トスカーナ地方はお肉が有名なので本当はステーキを食べようと思ったが、前菜の盛り合わせを頼んだらこの量……
![画像29](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58148135/picture_pc_05b8122661408e7f5835eb0eaf2cbf4b.png?width=800)
赤ワインとコレだけでもうお腹いっぱい。
しかもどれも美味しい!サラミも生ハムもレバーペーストのクロスティーニも、お肉の旨味がギュッと詰まってる感じだ。
さて、その時たまたま隣りにいた一人の男性に声をかけられる。
「どこから来たの?」と聞かれたので「日本」と答えると
「本当!?ボク、ドラえもん大好きなんだ!ドラえもんは最高だよ、のび太が本当に羨ましい。ボクのところにも来ればいいのに」
ドラえもんに対する気持ちは日本人と同じだな。
そんな彼に、日本にはドラえもんのミュージアムがあって、そこでは漫画の原画や道具をモチーフにした料理を出すカフェがあるんだよと教えると
「なんだって!日本に行ったら絶対に行くよ!」
と喜んでもらえた。
彼がドラえもんミュージアムに来るのはいつになるだろうか……
そう遠くない未来に、彼がドラえもんミュージアムを楽しめたらいいなぁと、心から思っている。
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