羽佐間ペルノ

マガジン『パンとX』にて日記を毎日更新中! 小説やエッセイ、旅行記、ハウツーなどさまざま。 決して無断転載・無断使用・AI学習への利用はなさいませんようお願い致します。 景色の写真に関しては、個人的な使用(待ち受け等)はOKです。

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マガジン

  • 日記「パンとX」

    日記・エッセイシリーズ「パンとX」のまとめです。

  • 小説まとめ

    オリジナル小説中心のまとめです。

  • エッセイまとめ

    エッセイ作品のまとめです。

  • プラハ奇談(別名:中欧奇談)

    実体験と妄想、幻覚、幻聴の狭間に揺れる虚構のエッセイ。ある意味で、詩。

  • 三部作『ZOO』

    動物の生態に関連した3つの短編小説の連作です。

最近の記事

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#1 「パンとX」はじめます

「パンとX」とは何か。 それはパンセクシャルでXジェンダーの略称だ。 まるで、パンを齧りながら、ダラダラとスマホでX(旧Twitter)を眺めてるような、自堕落かつ優雅な休日の昼下がりみたいな言い回しだが、ただの私のセクシャリティである。 そういうとまるで「パンに性的興奮を抱く人」と思われそうだが、無論そこまでの特殊性癖は無い。 ……いや、個人経営のパン屋を見つけるとノータイムで入っていき1人で2000円分くらい爆買いしたやつを、冷蔵庫にぶち込んで数日に分けて食べるのは好

    • #136 ビヨンド豆腐

      うにのようなビヨンド豆腐という商品がある。 いわゆるカニカマなどと同じように、特定の食品に味や食感を近づけた商品の一つだ。 これはその名の通り、ウニの類似品だ。 豆腐なのにウニの再現度が高いと一時期話題になっていたが、気になったので近所のスーパーで購入してみた。 パッケージを見ると、そのまま食べる以外にも、色々食べ方があるらしくその中にはパスタソースにするというものまであった。 ウニのクリームパスタは大好きだ。 それが再現できるかもしれないというのなら、試してみる価値は

      • #135 バズりの宿命

        数ヶ月前、プライベート用のXアカウントでしたポストが珍しく1万RP、3.9万favを記録するバズを計測した。 内容としては至って平和なもので、私本人としてはバズらせようという思惑も何もなくしたものだったから、ここまで広がるのは少し意外だった。 そのバズにより、普段関わらない人たちからのリアクションもさまざまなあったのが興味深かったので、少しファイリングしてみようと思う。面白かったものや、少し腹の立つものまで、まとめておくことで、今後の参考にしていこうと思う。まぁ、そんな参

        • #134 他人の結婚式

          結婚式が好き。 他人の結婚式に参加するのがすごく好き。 今のところ結婚する相手もいないし、仮にいたとして結婚式を挙げる気もあまり無い。 でも、友達の結婚式に誘われるとすごく嬉しいし、めちゃくちゃ楽しみ。 たまに、SNSとかで新しいデザインのウェディングドレスとかのPRとか見かけると見入ってしまう。人生に一度きりの晴れの舞台に向けて、趣向を凝らして作られた華やかな衣装は、見ているだけで心が暖かくなる。 最近は結婚式の内容も多様化しているので、教会やホテルや式場だけでなく、

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        #1 「パンとX」はじめます

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        記事

          #133 謎のアイス

          スーパーで、最近私を惑わす存在がいる。 それは冷凍食品コーナーに座した奴だ。 数週間前、安売りされたそいつを見た時、この見た目でそれなことある?と思った。 それがこれだ。 簡素。 あまりに簡素な、このデザイン。 Xにあげたら、他の人から「手作り洗剤?」と聞かれたくらいのこの見た目。 そのくせ味はクアトロフォルマッジ。 まさかのオシャレ味だ。 食べてみると優しいチーズ味で、写真の通り赤ワインにもピッタリ。クセの強い味を想像したけど、思いの外上品な美味しいアイスだ。

          #133 謎のアイス

          #132 家庭の味

          実家に住んでいた10年ほど前、かつて料理の先生をしていた祖母を中心に叔母と母が主に夕飯を作っていた。 珍しい料理も家庭で作れると分かれば率先して取り入れる人ばかりだったので、あまり一般的でない献立が並ぶことも少なくなかった。 当時は珍しかったタイ料理のグリーンカレーやパッタイなどのエスニックだけでなく、お祝いごとにはパエリヤ、ヴィシソワーズ、ラザニア、タコスなど、色々出ており、時々クラスメイトと家庭料理の話をしたときに驚かれることもあるくらいだった。 そういうこだわりの

          #131 思いがけず

          今日は一日家でのんびりしようかと思っていたら、思いがけず家族から連絡があり、スシローからのレイトショーで『グラディエーターⅡ』を見てきた。 家族と待ち合わせする前に、無印で買い物もしてきた。冬用のスリッパがすっかりへたれて、履くと足裏が痛いくらいだったので、新しい物が欲しかったのと、冬季限定のトリュフチョコレートが欲しかったのだ。 普段あまり行かないので、色々買ってみた。 初めて食べるものと買ったので、食べるのが楽しみなのだ。 買い物を終えたら、家族と待ち合わせてスシロ

          #131 思いがけず

          #130 ボボンベポンピン

          プープルプルプル、ハピょピャリョピョー ピーヨピーヨ ……乗り越えました、1週間を。 頑張って正気を保ってたので、今一瞬正気を失ってしまいました。危ねぇ、危ねぇ。 いくらここ数月の収益が芳しくなかったからといってポポポイのピー、やたらめったら仕事を受けてどうにかやってこられたからオタメンコスプリングだったものの、こんなことしてたらその内本当にゲゲバイドボンゴになるところでしたよ。 とはいえ、私はスケジューリング能力にはどうも長けているらしく、1日のタスクが分かってしまえ

          #130 ボボンベポンピン

          #129 箱庭療法としてのあつ森

          まだ終わっていないが、今週1週間は怒涛だった。1日を除いてすべての稼働日に取材があり、こんなスケジュールで仕事をするのは初めてのことだった。 基本的に公的に宣言している稼働時間を過ぎての仕事はしないので、残業こそしていないものの、しかしその稼働時間内での密度があまりにも濃すぎる。 特に意識していなくても、ふと休憩したときや夕飯を食べてる時にため息が出てしまうのも久しぶりのことだ。私らしくない。 リフレッシュしようと思い、今月末に公募へ出す予定の作品を仕上げようとしても、

          #129 箱庭療法としてのあつ森

          #128 個人的favお土産

          基本的にどこかに訪問するとか、謝罪のために菓子折りを持って行くとか、そういう仕事が発生しない働き方をしている。 ごく稀にどこかへ訪問することはあっても、わざわざお土産を持って行くような用事もない。強いて言えば、友達の家に行くときに何かを持参することはあるが、そういう時は大体酒のつまみか酒そのものの場合が多い。 大人なので。 でも、個人的にお待たせでいただくとテンションが上がるものや、ごく稀に初めて伺うお家に何かを持って行くこともなくはない。 だから、ここでリスト化すること

          #128 個人的favお土産

          #127 兵糧飯

          少し用事があって、今日は夕方外に出た。 とはいっても仕事の用事だ。 久しぶりに訪れたのは新橋。 新卒一社目〜その後の仕事に至るまで、私が勤め人として働いていた場所。思えばここで何食メシを食っただろうかと思う。忙しい業界にいることが多かったから、朝食・昼食・夕食まですべてを新橋で賄うことも少なくなかった。 仕事の用事が思いの外早く済んだ。 とはいえ、そこで受け取ったもののために家電量販店で買い物をする必要が出たので、新橋駅前のヤマダ電機を目指してみると、ない。 大きなヤ

          #126 我流の納豆

          納豆はお好きですか? 私はまぁまぁ好きです。 とはいえ、日常的に毎日食べるわけではなく定期的に無性に食べたくなる時期があるので、その時に買って食べることが多い。 日本人でも好き嫌いが分かれるものではあるけれど、その作り方やアレンジも個人によって違いの大きなものだと思う。 タレとカラシを入れる前に混ぜるか、入れてから混ぜるか。卵を入れるか、入れないか……基本的な作り方からその違いは大きい。 なんでこんな話をしているかと言うと、久しぶりに納豆食べたいモードになってきたから

          #126 我流の納豆

          #125 エクストリーム散歩

          ここ数週間、休みといえば近所の喫茶店やファミレスで書き物作業をするか、友達や家族との用事などが立て続けにあった。 それもあって、実は昨日からどこかに出かけてリフレッシュしたい欲求が高まっていた。 Google mapを見ながら、自分の家から徒歩で行って日帰りできるいい場所はないか探してみると、1時間ほど行った先に大きな公園があることに気付いた。しかも近所に良さげなパン屋もある。散歩ついでにパンを買って帰ってこようと思い立ち、早めに今週の作り置きを仕込んで、昼食をとったら意気

          #125 エクストリーム散歩

          #124 鳥と語らう

          こんばんは。 ディズニープリンセスです。 隠れたディズニープリンセスを自称する限界アラサーである私だが、ディズニープリンセスたる所以と言うしかない出来事があったのだから仕方ない。 プリンセスの休日は遅い。 昨晩の深酒から起きたのは昼前。慌てて今日収集のゴミを出し、ネットで見かけて気になっていたツナマヨサンドのレシピを見ながらそれを作ったランチから一日が始まる。 栄養補給が済んだところで、買い物に出かけるべく外に出ると、共有階段で見慣れぬ陰が。 「おや」 と思いながら階

          #124 鳥と語らう

          #123 猫は賢い

          猫は賢い。 ここ最近冷え込んできたのに比例して、つくづく猫の賢さを実感している。 私の家は2面彩光の作りになっているので、日中天気のいい日は年中暖かくなるようになっている。窓さえ閉めてしまえば、今日のように寒い日でも朝方〜昼間は比較的過ごしやすい。 そういう時に、どこにいれば一番快適に過ごせるか知っているのは猫だ。 カーテンを閉め切って私が寝ている間、猫は私の足の間で丸くなっている。日の光が入らない分、まだ部屋全体が暖かいわけではないので人の体温を感じられる暖かい布団の

          #122 発熱知育ビデオ

          私の父はビデオやCDなどを作る仕事を昔していた。私が幼稚園に入るよりも前の頃だ。 主にアイドルのCDやイメージビデオなんかが多かったが、ある時子どもの教育向けコンテンツの企画に携わっていたことがあった。 ある時、制作費もそこまで無い中で、2〜4歳くらいの子どもたちとその母親を呼びあつめる必要があったようだ。当然、その年頃だった私と母も現場に駆り出されることになる。 撮影現場でのことは、もちろん物心つく前の話なので記憶はないが、後々母から聞いた話を今日は話していく。 撮

          #122 発熱知育ビデオ