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ローマ~プラハ 電車で3週間の無計画女子一人旅 16日目

2019年3月20日

今日はウィーン市内をたっぷり観光。
とはいえ、以前の旅行でホーフブルク王宮、シュテファン大聖堂、ベルヴェデーレ宮殿など観光の目玉的なところはあらかた見たので、その際に時間の関係で見れなかった美術館やもう一度行きたいお店などを中心に見ていく。

さて、まず朝食。
以前食べに行ってすっかり気に入ってしまい、もう一度リピートしたかったDEMELの本店へ!

DEMELは日本にも出店されているオーストリアを代表する有名菓子店。
ザッハトルテが有名で、一時期はザッハトルテの生みの親であるホテル・ザッハーとどちらが元祖か、No.1かで争っていたこともあったんだとか。どこにでもあるのね、そういう話(ひよことか、京都のあぶり餅とか)

このDEMELの本店はカフェスペースも併設されており、ザッハトルテはもちろんのことそれ以外のオリジナルケーキや軽食なども楽しめる。
朝早くから開いているので、朝食の利用にも最適。

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注文したのはソーセージ入りのスクランブルエッグと紅茶。
オムレツふわふわ、そしてソーセージの旨味が強い!
一緒に添えられた黒パンもサクサク、ふわふわ。こういった黒パンって硬いやら味にクセがあるやらで、あまり普段は好んで食べないのだが、ここのは別。この玉子との相性が抜群なので、モリモリ食べられる。

ザッハトルテだが、前回の旅行で死ぬほど食べたので今回は省略。
ちなみにザッハーのものと食べ比べをしたのだが、個人的にはDEMELのが好き。でもザッハーのも美味しい。
初めて行った人は必ず食べ比べてみてほしい。お土産にもできるよ。

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さて、以前行けなかったアルベルティーナ美術館へ。
大好きなマグリッドやモネ、ルノアール、ルーベンスなど著名な芸術家の作品が数多く展示されているヤバい美術館。

美術館の中はいわゆる教科書にのるような芸術家の作品が揃った通常の美術館と、ウォーホールから現在活躍中のアーティストの作品まで揃う現代美術館の2つが中に入ってる。
ちなみにいずれも撮影OKである。

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まずは現代美術館の方へ。
入り口はアンディ・ウォーホール。

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個人的に気に入ったのがこの作品。
なんだかこの不穏な感じがたまらなくて見入ってしまった。

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もう一つ、展示の方法が面白かったもの。
一番うしろの銃の絵から、弾丸が発射されたかのように倒れる人々の絵。
現代アートならではの遊びココロですね。

ちなみにこの美術館、もともとはハプスブルク家の宮殿だったらしい。
右を見ても左を見てもハプスブルク家の宮殿がとにかくたくさんあるのがウィーンなのだ。

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なので、内部もその名残を残した美しさ。

常設展示の作品はそのシーズンごとに入れ替わりが激しいが、常時著名な作品がしこたま並んでいる。

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クロード・モネ

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ギュターフ・クリムト。
クリムトの作品が特に多いのは、やはり彼がオーストリア出身だから。

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珍しい、トゥールーズ・ロートレックの油彩画。

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抽象画の巨匠カンディンスキー。

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大好きなマグリッド。
海外の美術館のいいのは、これだけの作品がありながらめちゃくちゃ近い距離で見ることができるところ。日本だとこれ1枚が来ただけで大騒ぎで全然ゆっくり見れないもんね……

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マルク・シャガールも多い。
シャガールの絵はやはり人気で、ここは少し人が多かった。

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ピカソはイメージが強いキュビズムの人物画だけでなく、珍しい静物画もあった。

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ちなみにこの日やっていた特別展はルーベンスとマカルト展。

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日本でのこうした特別展だとその名前のアーティストだけでなく、その影響を受けたマイナーなアーティストの作品も多いけど、ここではそれと一緒に並ぶのがブリューゲルやアルチンボルドだからね……
アートへの距離の近さが違いすぎる。

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別館にいくとクリムトやシーレの作品が充実。
ラフスケッチなども豊富。ラフの段階から肉体の曲線美が素敵すぎる。

いっぱい歩いてすっかり腹ペコ。
昼食はアルベルティーナ宮殿の敷地近くにある植物園内のコチラ。

パルメンハウス。
すぐ隣が温室兼バタフライガーデンになっており、この店内も背の高い南国の植物などが多く飾られている。
映画の撮影にもよく使われていて『鑑定士と顔のない依頼人』の主人公が食事をする場面にも登場してるよ。

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注文したのはウィンナーシュニッツェル!
現地で注文すると高確率でサラダがセットになっているのが嬉しい。
日本でもトンカツ注文するとキャベツが必ずついてくるのと一緒だろうか。
薄くてカリカリ、中はジューシーなカツレツ。レモンをたっぷり絞るとさっぱり食べられるので、一人でもペロリ。
ただどこまで行っても日本人なので、途中でトンカツソースがめちゃくちゃ欲しくなってしまう。このままでも美味しいんだけど。

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食後はすっかりお馴染みのラテ・マキアート。
お砂糖たっぷりでシメます。

その後は街の中をブラブラと歩き、ウィンドウショッピング。

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フラッと見かけたケーキ屋さんで見つけたのが金色が美しいクリムトケーキ。食べたかったけど、お腹いっぱいなのが悔やまれる……

実はヨーロッパのこの周辺はテルメと呼ばれる公衆浴場がけっこうある。
首都のウィーンも市内に立派な浴場施設があるのだ。


とは言っても日本のスーパー銭湯などとは少し異なり、お湯はぬるく水着を着用の上で入浴する。
よぉし、私もチャレンジしようと思い、一度宿に戻って水着を取りに行ったら……ない。ここに来て水着を持ってくるのを忘れていたのに気づくっていうね……仕方ない、テルメに行こうと思ったのも完全に今思いついたことなんだから。

とりあえず、水着を売る店くらいはあるんじゃないかと思って現地に行ってみる。

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近代的な大型施設。
んで入ってみると、水着を売っているお店はすでに店じまい……
うぉおん、ショックだぞ。
ここの最寄り駅、中心街から結構遠かったのになぁ。

仕方ないので中心街に帰って、夕飯を。
現地で度々見かけたシーフード料理のチェーン店にチャレンジしてみる。

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チョイスしたのはオマール海老とライス。
イマイチ、注文方法が分からなくてこんな組み合わせになっちゃった。
本当はもう少し色々食べたかったのだが……
味は……まぁ、うんって感じ。

そんなこんなでシマらない終わりを迎えたウィーン滞在。
明日はいよいよチェコ入りだ!




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