時間が少しだけ立ち止まってくれた気がした

画像1 ロケットになりたいとしか思えない打ち上げられたい君は満面
画像2 準備して入って尚も驚いて「怖くない」とはへっぴり童子
画像3 日なたには愛嬌を撒くマスコット 陰には花壇を手入れする人
画像4 芝生には歓声が降りパタパタとお尻で留めたシートが踊る
画像5 怪人は礼儀正しく誘拐し宙返りして拍手をもらう
画像6 船先で止まった時間お宝は刹那の中と説くバイキング
画像7 馴れ合いがカップの中で分離する少し大人になりすぎたのね
画像8 曖昧な経験とやら塗りつぶし騙されにゆくビックリハウス
画像9 モノクロの回転木馬きみの目に流れる光巻き付けたまま
画像10 二人にはまるでおもちゃのコースターゼンマイ巻いてビューンで終わる
画像11 羨望の視線を手繰り幼子に粋な目配せパレードの華
画像12 道化師はきっと夜まで休まない拾ったゴミを後ろ手にして
画像13 てっぺんに置き去りにした恋もあるまた来たいねと言った夕暮れ
画像14 終園のメロディーが鳴る人の居ぬ夜は蛍が貸し切るらしい
画像15 その場所は跡形もなく色褪せたのりもの券は約束のまま